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心がモヤモヤする5つの根本的な原因とは。解決するための具体的なアクションも解説

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「なんだかモヤモヤして、気持ちがスッキリしない…」
「このモヤモヤの正体が分からなくて、どう対処していいか分からない…」

このように、心にモヤモヤを抱えている方は多いのではないでしょうか。そのモヤモヤの原因が分からず、どう解消すればいいか悩んでしまいますよね。

そこでこの記事では、以下の内容について詳しく解説します。

  • 心がモヤモヤする根本原因
  • モヤモヤしている時の心理状態の特徴
  • 実際にモヤモヤを解消できる対処法

モヤモヤの正体を理解し、適切な対処法を実践すれば、心の重いモヤモヤから解放されます
ぜひ最後までお読みください。

この記事は書籍『 言葉にならない気持ち日記 』の関連コラムです。

なぜ心がモヤモヤするのか?5つの根本原因を徹底分析

心がモヤモヤする原因を知ることで、適切な対処ができるようになります。ここでは、モヤモヤの根本原因となる5つのパターンを詳しく解説します。

1.仕事のストレスなどで疲れているから

仕事のストレスや疲労の蓄積は、モヤモヤの大きな原因の一つです。長時間労働や人間関係のトラブル、プレッシャーなどが重なると、心身が疲弊してしまいます。

疲れが溜まると、感情をうまく処理できなくなります。普段なら気にならない小さなことでもイライラしたり、なんとなく気分が晴れない状態が続いたりするのです。

2.言語化できていない気持ちがあるから

自分の感情や思いをうまく言葉にできない状態も、モヤモヤの原因になります。心の中にある複雑な感情が整理されないまま残っていると、スッキリしない感覚が続いてしまうのです。

人は感情を言語化することで、その感情を客観視し、整理できるようになります。しかし、忙しい日常の中では、自分の気持ちと向き合う時間がなく、感情が曖昧なまま放置されがちです。

3.自分にダメ出しをしているから

自分を責める思考パターンがあると、常にモヤモヤした状態が続きます。完璧主義的な考え方や、他人と比較して自分を低く評価する癖があると、心が重くなってしまうのです。

  1. 仕事でミスをした時に「なんて自分は能力がないんだ」と考える
  2. 他人と比較して「あの人の方が優秀だ」と落ち込む
  3. 思い通りにいかない時に「自分が悪い」と自分を責める
  4. 完璧でない自分を受け入れられない

自分にダメ出しをする人は、失敗や間違いを過度に気にします。小さなミスでも「自分はダメな人間だ」と考えてしまい、自己肯定感が下がってしまいます。

4.他人からの評価を気にしているから

他人の目を過度に意識すると、自分らしく行動できなくなり、モヤモヤが生まれます。「嫌われたくない」「良く思われたい」という気持ちが強すぎると、本来の自分を抑圧してしまうからです。

他人の評価ばかり気にしていると、自分が何を本当に望んでいるのか分からなくなります。自分の価値観や感情を無視し続けることで、心の中にモヤモヤが蓄積されるのです。

5.単調な毎日がつまらないから

変化のない日常を過ごしていると、刺激がなくてモヤモヤを感じることがあります。同じことの繰り返しで、人生に対する充実感や達成感を得られない状態が続くと、心が停滞してしまうでしょう。

人は本能的に成長や変化を求める生き物です。新しい刺激や挑戦がない環境では、心が満たされずにモヤモヤした気持ちが生まれます。

モヤモヤする時の心理状態とは?5つの特徴

モヤモヤしている時の心理状態を理解することで、自分の状況を客観視できるようになります。以下の5つの特徴に当てはまるものがないか、チェックしてみてください。

1.否定的な考え事をし続けてしまう

モヤモヤしている時は、ネガティブな思考のループに陥りがちです。同じ悩みや不安を何度も頭の中で繰り返し考えてしまい、建設的な解決策が見つからない状態が続きます。

  1. 「自分はダメな人間だ」という自己否定
  2. 「きっとうまくいかない」という悲観的予想
  3. 過去の失敗を繰り返し思い出す
  4. 他人の何気ない言葉を悪い意味に解釈する

否定的な思考パターンは、問題を解決するどころか、むしろモヤモヤを増大させてしまいます。同じことを考え続けても答えが出ないと分かっているのに、頭から離れない状態になるのです。
否定的な考え事に気づいたら、意識的に思考を切り替えることが必要です。

2.気分が落ち込みがちになる

モヤモヤが続くと、気分の落ち込みが日常的になります。普段なら楽しめることにも興味を失い、何をしても気分が晴れない状態が続くのです。

気分の落ち込みは、エネルギーレベルの低下を引き起こします。やる気が出ない、集中力が続かない、疲れやすくなるなどの症状が現れ、日常生活にも支障をきたす場合があります。
気分の落ち込みが長期間続く場合は、適切なケアが必要です。

3.イライラする

モヤモヤした気持ちは、しばしばイライラや怒りとして表れます。普段なら気にならない小さなことでも腹が立ったり、周りの人に対して攻撃的になったりすることがあります。

イライラは、内面のストレスや不満が外に向かって表れた状態です。モヤモヤした感情を適切に処理できないため、怒りという形で発散しようとするのです。
イライラの背後にある本当の気持ちを見つけることが解決への近道です。

4.不安感が強くなる

モヤモヤしている時は、漠然とした不安感に支配されることがあります。具体的に何が不安なのか分からないのに、心配事が頭から離れない状態が続きます。

不安感が強いと、行動力が低下してしまいます。新しいことにチャレンジする勇気がなくなったり、現状を変えることを恐れたりするようになるのです。

5.毎日がつまらなくなる

モヤモヤが続くと、日常生活への興味や関心が薄れてしまいます。以前は楽しんでいた活動も色あせて見え、毎日が単調でつまらないものに感じられるようになります。

この状態は、心のエネルギーが枯渇しているサインです。モヤモヤした気持ちに心のリソースが奪われ、本来楽しめるはずのことにも集中できなくなっているのです。
小さな楽しみを見つけることから始めて、徐々に心のエネルギーを回復させましょう

【実践編】モヤモヤを解消する5つの対処法

ここからは、実際にモヤモヤを解消するための具体的な方法をご紹介します。今日からすぐに実践できる対処法ばかりなので、ぜひ試してみてください。

1.本音を紙に書き出す

感情や思いを紙に書き出す方法は、モヤモヤ解消に非常に効果的です。頭の中でぐるぐる回っている思考を外に出すことで、客観的に自分の状況を把握できるようになります。

  1. 誰にも見せないつもりで正直に書く
  2. 思いついたことを全て書き出す
  3. 文章の上手さは気にしない
  4. 感情をそのまま言葉にする

など、書き出すことで、言語化できていなかった気持ちが明確になります。「なんとなくモヤモヤする」という状態から、「実は仕事のプレッシャーが不安だった」というように、具体的な問題が見えてくるでしょう。
週に1回でも続けることで、感情の整理が習慣化されます

2.信頼できる人に話を聞いてもらう

一人で抱え込まずに、信頼できる人に相談することも効果的な対処法です。話すことで気持ちが整理され、新しい視点や解決策が見つかることがあります。

話を聞いてもらう時は、解決策を求めるよりも、まず気持ちを聞いてもらうことが大切です。「ただ聞いてほしい」と最初に伝えることで、相手も適切な対応ができるでしょう。
人に話すことで、一人では気づけなかった解決の糸口が見つかります

3.体を動かしてリフレッシュする

運動やストレッチは、モヤモヤした気持ちを物理的に解消する効果があります。体を動かすことで血流が良くなり、ストレスホルモンが減少し、気分が向上するのです。

激しい運動ではなく、10分程度の軽い運動でも効果があります。特に屋外での運動は、自然光を浴びることでセロトニンの分泌が促進され、気分の改善につながります。
体を動かすことで、心のモヤモヤも一緒に発散されます

4.何もしない時間を作る

忙しい毎日の中で、意識的に何もしない時間を作ることも大切です。常に何かをしていなければいけないという思い込みから解放され、心をリセットできます。

何もしない時間は、心の整理整頓をする貴重な時間です。頭の中の情報を整理し、本当に大切なことが何かを見つめ直すことができます。
1日15分でも何もしない時間を作ることで、心の平静を取り戻せます

5.SNS断ちをする

SNSから距離を置くことで、他人との比較から解放され、モヤモヤが軽減されることがあります。SNSは他人の良い面ばかりが投稿されるため、自分と比較して劣等感を抱きがちです。

そこでSNS断ちをすることで、自分の時間を取り戻すことができます。他人の投稿に反応する時間を、自分のための時間に使えるようになるのです。
まずは1日だけでもSNSを見ない日を作ってみましょう。心の変化を実感できるはずです。

言語化できないモヤモヤを解消できるおすすめの書籍

モヤモヤする気持ちというのは、自分では原因がわかりづらいものです。
そのため、原因がわからないまま時間だけが経ち、結果的に気分が晴れないということはよくあります。

そこで「心のモヤモヤが取れない」という方は、ぜひ梅田悟司さんの著書『言葉にならない気持ち日記』をご覧ください。

この本では、まだ言葉になっていない、生活者の心の奥底にある気づきや本音を見つけ出し、それを言語化しています。
読むことで、理由がわからない心のモヤモヤを言葉にでき、「得体の知れない感情」と向き合うことができるようになります。

ずっと心が晴れないと悩んでいる方は、ぜひ書籍を手に取ってみてください。

この記事は書籍『 言葉にならない気持ち日記 』の関連コラムです。