モッツァレラチーズやクリームチーズって、買うのが当たり前だと思っていませんか?実は意外とカンタンに、家にある材料で作れちゃうんです。キッチンがちょっとした実験室に変わるワクワク感と、できたての美味しさは格別!今回は、3月新刊 『自家製はエンタメだ。』 よりチーズレシピをご紹介します。
目次
モッツァレラチーズは牛乳と酢と塩だけ
実は、あのもちっとしたフレッシュチーズ、自宅でも意外と簡単に作れちゃうんです。
しかも、冷凍保存もOKだから、作り置きして好きなときに楽しめるのも魅力。
美味しく仕上げるためのコツは、温度管理と酸のバランス。
そして、牛乳はぜひ“低温殺菌牛乳”を選んでください。これさえ押さえれば、おうちで作るモッツァレラチーズが、あなたの定番になるかもしれません。

少し工程を変えればあのチーズやこのチーズまで
実は、カッテージチーズはモッツァレラチーズの工程途中で、ほぼ完成してしまうんです。
同じ乳製品でも、作り方や材料の違いで、まったく別のチーズに仕上がるのが面白いところ。クリームチーズやマスカルポーネチーズは、なめらかさが命。生クリームのまろやかさが、その味わいを左右します。
そしてリコッタチーズは、「ホエー(乳清)」が大切。牛乳を加熱・分離したときに出てくるホエーを使って、あっさりとしたフレッシュチーズが出来上がります。
ひと口にチーズといっても、その個性はさまざま。手作りすることで、その違いを実感できますよ。

【番外編)サワークリームもこんなに簡単
冷蔵庫に生クリームとプレーンヨーグルトがあれば、サワークリームも実は簡単に手作りできるんです。
材料を混ぜて少し寝かせるだけで、ほどよい酸味とクリーミーなコクが生まれて、驚くほど本格的な味わいに。
市販のものを買うよりも、好みのなめらかさや酸味に調整できるのも手作りならではの魅力。ディップにしたり、スイーツや料理のアクセントに加えたり、アレンジの幅も広がります。

ハードチーズは上級者向け
家で手軽に作れるのは主にナチュラルチーズやフレッシュチーズですが、自宅でハードチーズ作りに挑戦する“本気派”のチーズもトライしてみては?
長い熟成期間や温度管理など、手間も時間もかかりますが、そのぶん完成したときの感動は格別です。
おうち時間が、ちょっとした工房のようになるかもしれませんよ。
調味料から豆腐、干物や麺まで!?なんでも作れる210品!
『自家製はエンタメだ。』は食オタクのイラストレーター、浜竹睦子さんが各ジャンルのプロに徹底取材し、味噌や梅など自家製の定番からチーズやコンビーフなど「え!これも家で作れるの?」という驚きのものまでなんでも手作りしています。科学実験や自由研究のように試行錯誤しながら作っていくので、男女問わず、大人も子どもも楽しめる一冊です。