恋愛コンサルタント・高橋あいが 臆病な女性にエールを送るコラム「嫌われる女になりなさい」
連載最終回は、相手の役に立たなければといつも気を遣う優しいあなたへ送る、「役立たず」でも愛される♡理由を解説。
目次
何もしなかったら、嫌われる?!
好きな人がいたら、その人のために何かしてあげたいと思うのは私が長女ゆえ特有のおせっかい心からだろうか?
恋愛の相談を聞いていると、多くの女性の口から「必要とされたい」という言葉がこぼれる。
✔️必要とされたくて、いつも彼に尽くしてしまう人。
✔️一人でも大丈夫なんだね、、と言われないように、彼に甘える人も同じだろう。
手段は様々だけれど、目的は「彼に必要とされていたい」という 彼の気持ちを追う心だ。
必要とされることに、人一倍執着してきた私は 実に大量のダメンズを製造してきた。
常に自分の顔色を伺って機嫌を取ろうとする彼女(私)が 惚れていて尽くしていたいと知れば、男性はどんどん頑張らなくなり わがままになっていく。
必要とされたいのは彼も同じだとなぜ気づかなかったのか。
これがいつものパターンだった。
彼だけじゃない。
親、会社の人、友達。
みんなの役に立っていないと価値がないと思ってしまう私は、いつも相手に対して「頑張れるところを」探していた。
何もしなかったら嫌われる。
何かしなきゃ。といつも相手の気持ちを欲していた。
役に立ちたい女、問題ばかり探す癖。
例えば、Aくんという彼はとっても素敵でイケメンだった。普通にしていると、私なんてなんの価値もなくて捨てられそうなので、彼が仕事で忙しいとか大変だって話ばかりを拾って、愚痴を広げて聞くことを積極的にやっていた。気づいたら ただの話し相手になっていた(涙)
Bくんには 全くオーダーされていないのに出勤前の早朝にお弁当を作り届けるという、勝手にウーバーイーツで役立とうとした。
Cくんの気持ちがわからなくなった頃は、何かしてあげなきゃ!と何を血迷ったのか、高級ブランドのネクタイを何本もプレゼントした。もはや愛されることより すごいと思われることに目的がすり替わっていたかも知れない。
役に立つためには、彼のお困りごとを探さないといけない。
彼の大変さを理解するというポジションを作りたかった私は、わざと大変な話を聞こうと引き出していた。
その頃は幸せそうな男性は嫌いで、ちょっと不幸そうでかわいそうな人が好きになっていた。幸せでなんの問題もない男性の役には立てないと思い込んでいた。
”自分のエゴのために、問題を作り出す”私がいた。
役に立たなかったら、捨てられると思ってたし、なにかしてあげていないと、私には価値がない。そう信じていた。
役に立つってなんだろう?
そんな私が、なぜ変わったのか♡
それは、役に立とうと頑張りすぎることは自分本位なのでは?と気づいたからだ。
私は、反応が欲しかった。
やってあげるのは、喜ばれるためだったし、自分を好きになるためだった。。
やってあげても、感謝されなかったり思った反応がないと怒った。
それは、感謝の押し売りだと気づいたのだ。
それに、役に立つっていうのは「相手から頼まれたことをやる」から、感謝される。
今聞きたいタイミングですぐに返信をくれると、あー助かった!と思うけれど
タイミングがずれて 大量の情報が送られてきても感謝はできない。
役に立つというのは、自分の価値を試すものじゃなく、相手の価値を高いと思わせてあげることだと気づいた。
それには 自分が役に立てるところを探すんじゃなくて、声をかけられた時に即答できることや 頼まれた時にさっと手を差し伸べられる軽やかさが大事だと思ったのだ。
恋愛じゃなくても、会社の中で 自分がたくさん気を回して仕事をしている中で、サボっているように見える女性にイラつくことがあるかも知れない。
私は頑張ってるのになんであの子は仕事もせず、大事にされているんだろう?!って。
でも大事にされる人は、頼まれたことをやる人で見返りを求めない人だったりするのだ。