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INFPが生きづらいのはなぜ?特性を理解して強みを活かす生き方を紹介

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日本人はINFPの割合が比較的多いとされています。
「INFPは生きづらい」と言われ、不安を感じる方もいるのではないでしょうか?

INFPの特性から、生きづらさを感じることはあるかもしれませんが、それを長所と捉えれば大きな強みにできます

この記事では、INFPの人が生きづらさを感じる理由と、強みを活かして自分らしく生きていく方法を紹介しています。生きづらさを感じることがあったとしても、それを乗り越える力も備わっているはずです。最後まで読んで、生きやすさに繋がるヒントを見つけてください。

この記事は書籍『 多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。 』の関連コラムです。

INFPが生きづらいと感じる理由

INFPの人が生きづらいと感じる理由を説明していきます。

  • 理想と現実のギャップに苦しんでしまう
  • 周囲の感情や雰囲気に影響されやすい
  • 自分を犠牲にしてしまう
  • 感受性が高いのでストレスを感じやすい

それぞれ詳しく見ていきましょう。

理想と現実のギャップに苦しんでしまう

INFPの人は理想主義です。物事を理想的な状態で想像する傾向がありますが、現実は理想度どりにいかないことが多く、そのギャップに悩んでしまいます

仕事や人間関係において、「こうあるべき」という理想があるものの、現実には理不尽なことや理想と異なる状況になりがちです。また、本当はやりたい仕事があるのに条件面で別の仕事を選ばざるを得ないときなど、「やりたいこと」と「やらなければならないこと」のギャップに苦しんでしまうでしょう。

周囲の感情や雰囲気に影響されやすい

INFPの人は周囲の感情に敏感に反応し、自分の感情もそれに引っ張られやすい傾向があります。他者への共感力が高いので、周りの雰囲気に流されてしまうのです。このため疲れやすく、自分の感情をコントロールするのが難しいと感じてしまうでしょう。

人が多く集まる場所では、誰かが不機嫌だったりストレスを感じたりしていると、自分もそのネガティブな感情に引きずられてしまい、気分が落ち込んでしまうことも。誰かに悩みを打ち明けられれば、相手の問題を自分のことのように感じ取って一緒に悲しんだり落ち込んだりする傾向があります。

自分を犠牲にしてしまう

INFPの人は、他人を思いやる気持ちが強すぎて自分を犠牲にしてしまう傾向があります。その結果、疲弊してしまったり自分らしさを失ってしまったりするのです。

友人から頼まれたら断れずに引き受けてしまったり、自分の気持ちを押さえ込んでしまったりすることが多いでしょう。自分の意思や思いとは違うのに無理に頑張ってしまうので、ストレスを溜め込んでしまいます。

感受性が高いのでストレスを感じやすい

INFPの人は非常に感受性が高く、周囲の刺激に敏感に反応します。このためストレスを感じやすくなるでしょう。これまでに紹介した理想と現実のギャップ、自己犠牲、人間関係によるストレスに加え、騒音やギスギスした雰囲気などの環境からの刺激に疲弊しやすいこともストレスになります。

このようにINFP型の人はさまざまな要因からストレスを感じやすい傾向があります。

INFPの生きづらさを和らげる方法

INFPの生きづらさを和らげるにはどうしたらいいのでしょうか。特性を強みに変えて生きやすさに繋げる方法を紹介します。

自分の価値観を大切にする

INFPの人は内面の価値観を大切にする繊細な性格をしています。それを強みとして生かす方法を見つけることで生きづらさを和らげることができます。

自分の価値観を大切にし、他人の評価よりも自分の信念を貫く勇気を持ちましょう。自分にとって本当に大切なことに時間とエネルギーを注ぐことで充実感が得られます。

また、自分と同じ価値観を持つ仲間を見つけるとよいでしょう。一人では自分の価値観を貫くことが難しくても、お互いに支え合い、励まし合うことができれば周りに負けずにいられます。

得意な分野で力を発揮する

得意な分野で力を発揮することで自己肯定感を高め、生きがいを感じられるようになります。得意なことに没頭する時間はINFPの人にとって何より大切な時間となるでしょう。また、自分の強みを知ってそれを社会に役立てられるのはINFPの人が自分らしく輝ける方法の一つです。

創造的なアイデアを生み出すのが得意なINFPの人は、芸術・音楽・執筆などで自己表現をしたり、共感力を活かしてカウンセリング・教育・福祉などの人の成長を助ける仕事をすることがおすすめです。

ストレス対処法を身につける

ストレスを溜め込みやすいINFPの人は、自分に合ったストレス対処法を見つけ、意識的にリラックスできる時間を作ることが大切です。

たとえば、一人の時間を大切にする、絵を描いたり小説を書いたり楽器を演奏したりなど創造的な活動をする、同じ悩みを抱える人や自分の価値観を認めてくれる人と交流するなどの方法があります。森林浴など五感を使って自然を感じることもおすすめです。

理解してくれる人を見つける

INFPの人にとって理解者とつながることは非常に重要です。自分を理解し受け入れてくれる人の存在は心の支えとなるでしょう。同じ価値観を持つ人を探すなら、趣味や社会活動など自分の関心のある分野で見るけるのがおすすめです。

理解者を見つけて支え合える関係を築くことは、INFPの人の生きづらさを和らげることにつながるでしょう。

INFPの感じるつらさを乗り越えるには

INFPの人が感じるつらさを乗り越える方法を紹介します。

自分に対する理解を深める

INFPの人にとって自分自身の理解を深めることは、自分らしく生きるために欠かせないことです。自分の内面に丁寧に向き合うことが心の安定と成長に繋がります

自分にとって本当に大切なものは何かを言語化するとよいでしょう。一人で静かに自分と向き合う時間を大切にしてください。 自然の中で過ごす時間を作るのもよいでしょう。自分の強みが分かれば自己肯定感を上げることもできます。

特性に合った環境を選ぶ

自分を合わせるのではなく、自分に合った環境を探すことでも生きづらさの解消に繋がります。ストレスが軽減し、自分らしく輝くことができるでしょう。周囲の環境に左右されやすいINFPの人は特に、自分に合った環境を見つけることが大切です。

仕事なら芸術や企画などクリエイティブな仕事が特性に合っています。また、周囲の感情を察知しやすい性格なので、人間関係が良好な環境であることが望ましいです。

自分の中にあるアイデアや感性を表現する

INFPの人は自己表現を通じて自分自身を深く理解して内面の豊かさを再認識します。このため、感性を表現し自分らしさを発揮することは生きづらさを乗り越えるための助けとなるでしょう。

創造的な活動によって自分の感情や価値観に正直に生きることで、周囲から受ける疎外感や孤独感を和らげることができます。絵を描く・小説を書く・音楽を作るなど創造的な活動に打ち込んでみましょう。日記を書くのもおすすめです。

INFPの特性を活かす生き方

INFPの特性を活かす生き方をするためには、以下のことを実践するとよいでしょう。

  • 共感力を仕事や人間関係に活かす
  • 創造性を発揮できる趣味を見つける
  • 自分らしい生き方をする
  • 社会貢献で理想を追求する

次から詳しく説明していきます。

共感力を仕事や人間関係に活かす

INFPの人の高い共感力は、仕事や人間関係において非常に価値があるといえます。他人の感情に敏感なところは、カウンセラーやソーシャルワーカーに最適です。同様に教師や人事もよいでしょう。

人間関係では、相手の感情に寄り添うことができるので信頼関係を築けます。友人や家族のサポート役としても頼りにされるはずです。共感力を通じて他人の心を癒し、より良い社会を築くことができます。

創造性を発揮できる趣味を見つける

趣味を持つことで日常のストレスから解放され、心の安定を保つことができます。共通の趣味を持った人と繋がることができ、同じ価値観の人に出会える可能性もあります。

豊かな想像力と感受性を持ったINFPの人は、自己表現の手段として創造的な活動をするとよいでしょう。そのような趣味を通じて自分の内面の感情や考えを表現することができ、自己理解と自己成長に繋がっていくからです。

自分らしい生き方をする

INFPの人は自分の価値観を何よりも大切にしましょう。自分の気持ちを偽らずに生きることで充実感や満足感を得られます。想像力が豊かなので、創造的な活動などで自分の内面世界を表現するのもおすすめです。

一人の時間を大切にする人なので、周囲に流されず、自分のペースで物事を進めるようにして、自分で考える時間を十分に取ることを意識しましょう。自分の個性や強みを見つけてそれを活かした生き方がピッタリです

社会貢献で理想を追求する

社会貢献で理想を追求することは、INFPの人にとって自分らしく生きるために欠かせない要素のひとつです。自分の価値観に合った分野での活動では深い満足感を得ることができるでしょう。

理想主義であり、社会をより良くするための活動に強い関心を持っているので、社会貢献活動をすることによって自分の影響力を実感できるでしょう。また、社会貢献に創造的なアプローチをとりいれることもできます。

INFPの生きづらさを和らげる考え方をしてみよう

INFPの人は、周囲の人の感情やその場の雰囲気に影響されやすく、他人を優先するあまり疲弊してしまいがちです。自分の思い描く理想と現実のギャップにストレスを感じてしまうこともあるでしょう。

しかし、その高い共感力と創造性を発揮して自分らしく振る舞うことができれば、生きやすくなります。とはいえ、社会の中で生活していると、生きづらさを感じる場面にも遭遇してしまいます。

そこでJam氏の著書『多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。』では、嫌な気持ちを引きずらないための考え方のコツが紹介されています。周りの目が気になったり自分を責めてしまったりしてモヤモヤした気持ちになったときにこの本を読めば、気持ちが楽になって生きやすくなるはずです。

この記事は書籍『 多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。 』の関連コラムです。