毎日生きていると良いことばかりではなく、トラブルに遭ったり、自分ではどうしようもできない状況に置かれることがあります。ネガティブ思考に陥り、疲れがとれずに生活に支障が出ることもあるでしょう。
「人間関係がうまくいかなすぎて、人生がつらい」
「トラブル続きで、人生に希望が持てない」
「誰にも感謝されなくて、何のために生きているんだろう」
このように物事がうまくいかない状態が続くと「人生に疲れた」と感じやすくなります。今回は、人生に疲れやすい人の特徴と対処法について紹介します 。少しでも人生を好転させたい方は、参考にしてみてください。
目次
人生に疲れたと感じる4つの瞬間
仕事や生活のなかでふと人生に疲れたと感じる瞬間が訪れます。具体的に以下の4つの場面があります。
- 仕事やプライベートの両立が大変なとき
- 努力をしても成果が得られない
- 誰にも感謝をされない
- 仕事やプライベートでトラブルが生じたとき
ひとつずつ詳しく見ていきましょう。
1.仕事やプライベートの両立が大変なとき
子育てや介護等で仕事とプライベートの両立が大変なときに、人生に疲れたと感じます。仕事とプライベートを両立するためには、体力が必要で休む時間がなかなか確保できません。
子どもが小さいと片時も目が離せなかったり、親の介護は体力の負担が大きかったりします。睡眠や食事などの時間が無いなかで、生活のために仕事に行く必要があります。精神的なストレスが解消されないまま、日常を過ごすことになるため人生に疲れたと感じやすくなるのです。
2.努力をしても成果が得られない
これまでの努力が報われないと人生に疲れたと感じやすくなります。仕事で努力をしたけど評価されなかったり、プライベートの目標で達成できなかったりと成果が得られないと無意味だと感じます。
努力が必ず報われる保障はありませんが、あんなに頑張ったのにと落ち込むのです。努力をしても成果が得られないと、人生に疲れたと感じます。
3.誰にも感謝をされない
仕事や家事など一生懸命頑張っているのに、誰からも感謝されない状態が続くと人生に疲れを感じます。また、やって当たり前のような態度をとられると怒りも抱くでしょう。
人は頑張ったことに対して褒めて欲しいと思う生き物で、誰かのために頑張っている、感謝されないと、物事をやっている意味を感じにくくなります。
4.仕事やプライベートでトラブルが生じたとき
仕事とプライベートで同時にトラブルが生じると、対応に追われて日々過ごすことになるため、人生に疲れたと感じます。
とくに人間関係は、仕事とプライベートでもトラブルが起きやすい要因のひとつです。完全に解消することが難しいため、日頃から付き合う人を考える必要があります。価値観や相性が合わないとわかったらトラブルが生じる前に、距離を置くことが大切です。
人生に疲れやすい人の5つの特徴
人生に疲れやすい人は、以下5つの特徴があります。
- ネガティブ思考
- 疲れがとれない
- 思い込みが強い
- モチベーションが保てない
- 不信感がある
人生が疲れている人はネガティブ思考になるだけではなく、しっかりと疲れがとれないため心身に影響を及ぼします。それぞれ見ていきましょう。
1.ネガティブ思考
人生に疲れたと感じているときは、ネガティブ思考が強くなっている可能性があります。自分と他人を比較することで、劣等感や嫉妬心を抱きやすく自己否定をしがちです。
自分を認められないままでいると、ネガティブ思考から脱却することは難しく、人生に疲れたと感じやすくなります。
2.疲れがとれない
人生に疲れている人は心身ともに、疲労感を抱えている可能性があります。長期間にわたりストレスを受け続けると、リラックスして休めないため疲れがとれにくくなります。疲れ具合により、体力の低下や睡眠など日常生活に支障が出る場合があるため、休養が必要です。
3.思い込みが強い
人生に疲れたと感じる人は、思い込みが強いことも特徴として挙げられます。また柔軟な対応が苦手だったり、他人との違いがなかなか受け入れられなかったりすることもあるでしょう。「物事はこうであるべき」と自分の考え方が基盤になっているため、不測の事態に対応できない場合もあります。
4.モチベーションが保てない
物事に対するモチベーションを保つことが難しくなる傾向があります。失敗や挫折を何度も経験しているため、目標に向かって継続することが困難だと感じるのです。モチベーションが不足していると行動する意欲が下がります。またモチベーションは自分の内側から生まれるものなので、低下してきたと感じたら休息が必要です。
5.不信感がある
過去の失敗体験から、環境や他人への不信感を抱きます。他人を信じることが難しく、新たな価値観を受け入れにくくなるため、ひとりで抱え込んでしまうでしょう。すべての環境や人が悪ではないため、少しずつ信じることが必要です。
人生に疲れたと感じたときの7つの対処方法
人生に疲れたと感じたときは、以下7つの対処方法を試してみてください。
- 休息する
- 好きなことでリフレッシュする
- 家族や友達などに相談する
- 毎日ある小さな成功に目を向ける
- 夢や目標を考えてみる
- 自分を褒める
- 旅行をする
人生に疲れた人は、休息やリフレッシュができていない方が多い傾向があります。疲れすぎて方法が分からなくなっている可能性があるため、ひとつずつ覚えていきましょう。
1.休息する
人生に疲れたと感じたら、しっかりと休息をとりましょう。疲れの原因として長期間の精神的ストレスや、体の疲れが挙げられます。仕事や人間関係などのストレスから距離を置いて、ゆっくりと過ごす時間を確保することが大切です。疲れを取るために、以下の方法を試してみましょう。
- 睡眠を7時間以上とる
- 10~15分程度の昼寝をする
- シャワーだけでは無くゆっくりと湯煎につかる
- ソファでくつろぐ
体が温まることで自律神経の乱れが改善し、リラックスできます。いつもより疲れているなと感じたら、睡眠と入浴を優先しましょう。
2.好きなことでリフレッシュする
自分の好きなことでリフレッシュすることで、日頃のストレスが軽減して疲れがとれやすくなります。人により好きなことが異なるため、自分に合ったリフレッシュ方法を見つけることが大切です。具体的には、以下のリフレッシュ方法があります。
- 音楽や映画鑑賞を楽しむ
- 読書をする
- 好きなNetflixやYouTubeチャンネルをみる
- 旅行に行ってみる
音楽は明るい気分になれるものか、自分の好きなアーティストの曲を聞くと、気分転換になります。ひとりが心細い場合は、家族や友達と一緒に楽しむのもよいでしょう。リフレッシュ方法が分からない場合は、過去にやってみて楽しかったことをやってみることがおすすめです。
3.家族や友達などに相談する
家族や友達に相談して、困っていることや考えを打ち明けてみましょう。悩みや苦しみをひとりで抱え込んでしまうとネガティブ思考に走り、人生に疲れたと感じやすくなるためです。
相談できる家族や友達がいない場合は、カウンセラーなどの専門家に頼るのもひとつの方法です。直接的な解決につながらない場合でも、話を聴いてもらえるだけでも心が軽くなります。ひとりで考えすぎず、話せる人に相談しましょう。
4.毎日ある小さな成功に目を向ける
毎日ある小さな成功や幸せに目を向けてみることで、人生に対する疲れや絶望感を抱くことが少なくなります。
- いつもより朝早く起きられた
- 日記がつけられた
- 筋トレが回数多くで来た
- 本を読み切れた
小さな成功体験を積み重ねることで自己肯定感が高まり、ストレスに対応しても疲れにくくなります。できたことに目を向け、些細な成功や幸せを見つけられるように意識することが大切です。
5.夢や目標を考えてみる
いままで自分が叶えたいと思っていた夢や目標を考えてみると、ポジティブになり心がワクワクします。具体的に考えてみることで、頑張ろうという気持ちが芽生えるため、やりたいことを思い浮かべてみてください。
夢や目標が出てこない場合は、日常の楽しみを見つける習慣づくりがおすすめです。小さなことから考えてみることで、徐々に夢や目標などのやりたいことが出てきやすくなります。
6.自分を褒める
大きな成果ではなく、小さなことから自分を褒めてみてください。些細なことから褒めてみることで心に余裕が生まれます。具体的に以下のような言葉をかけてみてください。
- 今日も一日お疲れさま
- やればできるね
- 意外とやるじゃん
- 成長したね
- すごく頑張っているね
- ここまでよく頑張ってきたね
- 最後までやれたね
褒めることで自分自身を肯定でき、自分の良いところに気づきやすくなります。また人のことも自然と褒められるようになるのです。結果ではなく、プロセスに目を向けて自分を褒めましょう。
7.旅行をする
お金と時間にゆとりがある場合は、旅行をするとリフレッシュできます。1人で気ままに旅行することで、心が開放的な気分になれます。新しい景色に触れることで、自分自身と向き合えて新たな価値観が得られる機会にもなるのです。
海外旅行やパワースポット巡りをすることで、日常では味わえない体験ができ、心が安らぐでしょう。旅行が難しい場合はデイキャンプもおすすめです。また頑張る気力を得るために、疲れたら旅行に行ってみましょう。
人生に疲れたと感じたら一息ついてみよう
人生が疲れたときは思い切って休息をとり、好きなことでリフレッシュしてみましょう。今回紹介した対処法を実践してみてください。
『自分とか、ないから。教養としての東洋哲学』では、東大卒・こじらせニートを自称しているしんめいPが、東洋哲学をわかりやすい視点で解説しています。
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