「毎日充実した日々を送りたい」と一度は感じたことがあるのではないでしょうか。しかし現実は「仕事や勉強、家事などに追われ気づいたら一日が終わってしまう」状態で、どうしたら脱却できるのかわからないと感じているかもしれません。
「毎日同じことの繰り返しで飽きてきた」
「目標が無いからを楽しみにしたらいいかわからなくて辛い」
「自分に合った毎日楽しくする方法を知りたい」
と感じている方に、今回は毎日がつまらないと感じる5つの理由と、毎日が楽しくなる方法を紹介します 。毎日を充実させて楽しい日々を過ごしたい方は、参考にしてみてください。
目次
毎日がつまらないと約7割の人が感じている
内閣府や働き方の意識調査によると、20~50代の約7割の人が毎日つまらないと感じていることがわかりました。「自分だけが毎日つまらないと思っているのでは無いか」と心配になるかもしれませんが、年代や性別問わずつまらない、やる気が出ないと感じているのです。
しかし「毎日がつまらない」と感じている状態を放置しておくと、精神状態の悪化や、充実感が得られない日々を過ごすことになります。
さらに悪化すると「死にたいほど辛い」と感じる可能性があります。日常生活に支障が出ないために、つまらないと思う理由を分析したり、毎日が楽しくなるための方法を考えることが大切です。
毎日がつまらないと感じる5つの理由
毎日がつまらないと感じる理由は人によりさまざまですが、以下の5つの理由が挙げられます。
- 人生の目標がない
- 行動力がない
- 先入観にとらわれて失敗するのが怖い
- ネガティブに考えてしまう
- 人と比べてしまい毎日が辛い
あてはまるかどうか確認しながら、ひとつずつ見ていきましょう。
1.人生の目標がない
何を目標にしたらよいかわからない、人生の目標がないと、毎日がつまらないと感じやすくなります。目標はゴールのようなものです。マラソンに例えると、「どこまで走ればいいのかわからない」という状態だと言えます。
毎日が楽しい、充実していると感じるためには、目標に向けて進んでいるという実感が大切です。目標がないと、毎日の行動に意味が見出せなくなり、楽しさが失われていきます。
2.行動力がない
やりたいことがあったときに行動に移せなかったり、挑戦する勇気が持てなかったりすると、毎日がつまらないままで現状を変えることが難しくなるでしょう。また以下のように考えすぎてしまうと、より行動を起こしにくくなります。
- どうせ自分はうまくいかない
- ひとりで新しいことに挑戦するのが恥ずかしい
- 新しいことをやったところでどうせ失敗する
なかなか行動に移せないときは「試しに気軽にやってみる」くらいの気持ちで挑戦することが大切です。
3.先入観にとらわれて失敗するのが怖い
「自分にはスキルや能力が無い」などの思い込みや、過去の失敗体験にとらわれていると毎日がつまらないと感じます。
- テニスに誘われたけど運動が苦手だから断ろう→楽しいかもしれないけど発見を逃す
- 海外が治安が悪いから行きたくない→価値観の変化が起きない
- 年代が離れた人とは話さないようにしよう→学びが得られない
失敗を恐れていると機会損失になり、新しい体験に繋がりにくくなります。新しい体験が少ないと刺激が少なくなるため、毎日がつまらないと感じてしまうのです。
4.ネガティブに考えてしまう
ネガティブに考えてしまうと、受け取り方もマイナスになるため「毎日いいことがない」「つまらない」と思ってしまいます。
例えば仕事やアルバイトをして、決まった日に給料がもらえたとします。本来であればお金をもらえると嬉しいと思うはずが、「給料が安い」「これだけ働いたのに…」などのネガティブな感情が生まれると、嬉しさが薄れてしまうでしょう。
過剰にネガティブになってしまうと、すべてがつまらないと思ってしまうため注意が必要です。
5.人と比べてしまい毎日が辛い
人と比べることも「毎日が辛い」「つまらない」と感じる原因のひとつです。SNSが普及している背景から、簡単に人と比べられ、人の生活を簡単にわかってしまいます。身近な人のSNSの投稿をみることで、以下のような気持ちになる場合があります。
- 自分と年が近いのにお金に余裕がある生活をしていてうらやましい
- 友人の結婚を祝いたいけれど、モヤモヤする
- 知り合いが充実な毎日を過ごしているのをみると、自分は大したことないと思う
人より劣っているなどと自分を卑下してしまうと、毎日がつまらないと感じてしまいます。
毎日がつまらないと感じている人が楽しくなる7つの方法
毎日つまらないと感じている人が実践できる、人生が楽しくなる方法は以下のとおりです。
- ワクワクする目標や夢を見つける
- 行ったことのない場所に行く
- 新しい趣味を見つける
- ポジティブな言葉に変換する
- 新しいコミュニティに参加する
- 気軽に人と話してみる
- いつもと違うこと・やり方を試す
1.ワクワクする目標や夢を見つける
自分がワクワクする目標や夢を見つけることで、毎日取り組むことがあるためつまらなさを感じることが少なくなります。思い浮かばない場合は、以下の質問に答えてみてください。
- 何をしているときが幸せに感じるか
- 何時間でも没頭してしまうことは何か
- 子どもの頃の夢は何か
また日常生活でやりたいことを習慣化することで、自然とやりたいことに意識が向きやすくなります。深く考えすぎずに、紙に書き出してみて目標や夢を見つけてみましょう。
2.行ったことのない場所に行く
毎日同じことを繰り返していると飽きやすくなるため、生活のマンネリ化を防止することが大切です。生活のマンネリ化を防ぐために、取り入れやすい工夫は以下のとおりです。
- 行きたいところをリスト化してみる
- 仕事や学校帰りに寄り道してみる
- 普段降りない駅で降りて、散歩してみる
- 気になっていたカフェや飲食店などに行ってみる
- 普段自炊の人は行ったことのない店で外食する
旅行で普段行かない場所に行ったり、自分にとってよい刺激になるような体験を楽しむことをおすすめします。工夫を取り入れることで、毎日の生活がつまらないと感じにくくなるため試してみてください。
3.新しい趣味を見つける
今までやったことのない新しい趣味を見つけることで変化が訪れやすくなり、つまらないから楽しいと思えるようになります。やりたい趣味が見つけられない場合は、以下の方法を試してみてください。
- 趣味一覧を調べる
- 自分の好きな物は何かを考える
- 自分が死ぬまでにやりたいことを書き出してみる
- 知り合いや友人がやっている趣味を一緒にやる
- 気になった趣味を片っ端からやってみる
趣味に取り組むことで人生の幸福感があがるといわれています。まずはひとりでできる趣味を探してみて、人とやってみたいと思ったらコミュニティを探してみてもよいでしょう。
4.ポジティブな言葉に変換する
物事をポジティブな言葉に変換する癖をつけることで、ネガティブからポジティブにとらえられるようになります。
- 失敗した→このやり方が合わないことがわかってよかった
- 辛いことがあった→将来人に話すときのネタをもらった
- 人より劣っている→自分に無いところを見習おう
- うまくいかない→今後成長するための機会を貰えた
- 人に流されやすい→人の意見を聞けて柔軟性がある
辛い状況であってもポジティブな言葉に変換することで、前向きに乗り越えられるようになります。「今は毎日つまらないけれど、今後は楽しいことがたくさんある」のように、言い換えてみましょう。
5.新しいコミュニティに参加する
同じ場所に行き続けているとつまらないと感じやすくなるため、新しいコミュニティに参加することがおすすめです。毎日を楽しんでいる人や、夢に向かって頑張っている人が多くいるコミュニティに参加することで、よい刺激を受けます。
興味のあるテーマから探してみて、近くにあれば週1回から通ってみるとよいでしょう。遠方等で通えない場合は、オンラインコミュニティもおすすめです。会員数が多くいるところに参加することで、普段出会えない人に会える可能性があります。
いきなりコミュニティに入ることに抵抗がある場合は、SNSで楽しんでいる人やポジティブな人をチェックしてみてください。
6.気軽に人と話してみる
在宅ワーク等で家にいる機会が多い、人と話す機会が少ないと感じている方は、人と話してみましょう。身近に話す人がいない場合は、カウンセリングやメンター、コーチなど1対1で対話するサービスを活用してみることをおすすめします。
自分の考えや気持ちを整理することで、ストレスが減るだけではなく、新たな気づきが得られます。自分が今どう感じているか、雑談など話してみたいことから気軽に話してみてください。
7.いつもと違うこと・やり方を試す
同じことの繰り返しで毎日つまらないと感じている場合は、いつもと違うことに取り組み、新しいやり方を試しましょう。以下のことから試してみてください。
- 帰りのルートや手段を変える
- よく行くお店で違うメニューを頼む
- 自然が豊かな場所に行く
- 普段選ばないような映画やドラマをみる
- 家の風呂では無くスーパー銭湯に入る
ただしいきなりすべてを変えてしまうと日常生活に影響が出る恐れがあるため、少しずつ変化を楽しみましょう。
毎日がつまらないときには新しいことに挑戦してみよう
毎日つまらないと感じているときは、普段の自分ではやらないことを取り入れて少しずつ変化を加えてみることが大切です。今回紹介した、毎日楽しくなる方法を実践してみてください。
毎日同じことばかりでつまらない、辛いと感じている方は、しんめいP氏著書の『自分とか、ないから。教養としての東洋哲学』をご覧ください。仏陀や空海などの哲学的な話を超訳し、わかりやすく解説しています。生きづらさが少しマシになるかもしれない1冊です。