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子育てが辛いあなたへ。少しでも「楽」になるコツを徹底解説

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子育ては思い通りにいかないことばかり。疲れてしまうこともありますよね。子育てが辛い、しんどいと感じているママは少なくないようです。しかし、辛いと感じるのは一生懸命に頑張っている証拠だとも言えるでしょう。

この記事では、少しでも気持ちが楽になるようなコツをご紹介しています。子育て真っ只中のママが少しでも楽に過ごせるよう、ぜひ参考にしてみてください。

子育てが辛い・きついと感じるとき

最初に、どんなときに子育てが辛いと感じるのかを考察していきましょう。

24時間稼働でまともな睡眠がとれない

子どもが生まれてしばらくの期間は、夜中の授乳や夜泣きなどでまともに眠れない日々が続きます。睡眠不足が続き、疲れも蓄積されていくので、体力的にも精神的にも辛いと感じるでしょう。兄弟姉妹がいる場合、朝はお弁当を作らなければならないなど、ほとんど眠れないママも少なくありません。

睡眠不足は本当に辛いものですし、ママが倒れては大変です。家族にも協力をお願いし、休めるような工夫をしてみましょう。

自分の時間がとれない

子ども優先になってしまい、自分のための時間を持てないと辛さを感じます。子どもの世話や家事で精一杯で自分のことは後回しになってしまいがち。睡眠不足や疲れにより、好きなことや趣味を楽しむ気力や体力がないということもあるでしょう。

美容院など、自分の身なりを整えることも我慢を強いられるようになります。ふと鏡に映った自分の疲れた姿を見て、落ち込んでしまうことも。子育ては辛い、しんどいと感じてしまいます。

誰にも頼ることができない

家族に協力をお願いしたくても、パパの仕事が忙しかったり、実家が遠方だったりすると頼ることができません。体調が悪いときなどは本当に辛いと感じることでしょう。社会から孤立してしまったような孤独感を感じてしまうこともあります。

有料のサービスや一時保育なども利用して、心と体を休めることも考えてみましょう。

親として失格なのではないかと悩んでしまう

子育てでは思い通りにいかないことがほとんどです。しかし、できないことばかりにフォーカスしてしまい、自分は親として失格なのではないかと悩んでしまうこともあるでしょう。寝不足や疲労に耐えて一生懸命に頑張っているのに報われないと思ってしまうと、もう無理、疲れたと感じてしまいます。

母親だからと言って、すべてうまくいくわけではありません。完璧に見えるママでも、実は何かしらの悩みがあるものです。自分を責めることのないようにしましょう

子育てが辛くなってしまったら

子育てが辛いと感じている人に、心を楽にするコツをご紹介します。

完璧でなくても大丈夫!できることをできる範囲で

子育てに関する情報は数えきれないほどありますが、すべてを完璧にこなそうとしていませんか? 理想の子育て像を目指して「こうあるべき」という圧は大きなストレスとなってしまいます。

手作りをするべき、いつも穏やかでいるべき、しつけをするべき、習い事をさせるべき。さまざまな「よい母親像」がプレッシャーとなって追い詰められてしまいます。

大切なのはママが笑顔でいること。たまにはレトルトや外食を楽しんでもいいですし、部屋が散らかっていても命に影響はありません。それで余裕ができてママが笑顔になるのであれば、子どもはハッピーなのです。

子育てだけでも大変なのに、家事も完璧にこなすのは至難の業です。子どもに手のかかるうちは、自分が楽にいられるようにできる範囲で行うとよいでしょう。それまで家事を完璧にこなしていたという人にとっては勇気のいることですが、あきらめることも大切。しばらくは負担を軽くすることを優先しましょう。

可能であれば、家事代行サービスを利用して家事をお休みするのもいいかもしれません。掃除をお願いすれば、プロの力でピカピカにしてくれるので、気分もスッキリするでしょう。

また、できる範囲で全力で頑張っているわけですから、手抜きだということもありません。やりたくないことを無理にやって心の余裕をなくすより、やりたいことをしてママの心の満足度を高くしておくことのほうが大切です。

ママの心の満足度を最優先にしよう

理想の母親像を追いかけて、完璧なママを演じることが目的になっていませんか? 繰り返しますが、子どもにとって大切なのはママが笑顔でいることです。完璧な母親を望んでいるわけではないのです。

では、ママが笑顔でいるためにはどうしたらいいのでしょうか。それは、心の満足度を最優先にすることです。ママがやりたいと思うことを優先してみましょう。

子育ては思い通りにならないものですから、母親業のみの自分になってしまうと、うまくいかなくて自信を無くしてしまうことになりかねません。

子どもの人生の主役は子どもであり、ママの人生の主役はママです。ママになったからと言って、自分の人生をあきらめることはないのです。ママ自身が笑顔で人生を楽しむ姿を見せていれば、子どもにもよい影響を与えることができるでしょう。

ダメ!を減らしてみる

食事は手作りが基本、外食はダメ。子どもの前でスマホはダメ。子育てにおいて、ダメ!と言われていることはたくさんあります。ダメだからと、つい子どもにキツく言いすぎてしまうこともあるでしょう。

しかし、完全にシャットアウトするよりも、うまく使うことで心のゆとりをもてるかもしれません。外食をすればママも余裕ができますし、子どもの笑顔が見られます。スマホもうまく使うことでママの息抜きができるでしょう。

たとえば、授乳中はテレビなどを消し、赤ちゃんと目と目を合わせて語りかけるべきだという考え方もありますが、授乳中の時間こそ息抜きに使う方が気持ちが楽です。スマホでゲームをしたり、ドラマを観たりしてもよいのです。

ネイルが好きなママなら、可愛いネイルはテンションアップにつながります。「子育て中は危険だし、不要」という意見もありますが、ネイルを見てテンションが上がるのであれば大きな意味があるといえます。ネイルに抵抗があるなら、ペディキュアでもよいでしょう。指先にまでこだわっている自分をみて、モチベーションが上がります。

子育てで余裕がないと自分の身なりを気にしなくなってしまいますが、おしゃれをして自分磨きも忘れない姿には余裕が感じられるもの。「誰も見ていない」「どうせ汚れる」と思わず、自分のためにおしゃれをしてもいいのです。

このように、子育て中はダメだといわれることも多いですが、ルールに縛られるのではなく、柔軟性を持って考えてみてもよいのではないでしょうか。

ひとりの時間をつくってリフレッシュ

子育てに休みはありません。24時間無休の重労働なのですから、たまには子育てから離れる時間をつくり、ひとり時間を持つことも必要です。

家族に協力してもらい、心のおもむくままに出かけてみましょう。家族の協力が得られないのであれば、有料サービスを利用してもよいのです。出費が気になるかもしれませんが、しっかりリフレッシュをして心に余裕を持ったほうがいい場合もあります。

美容院で綺麗になる・話題のカフェでお茶をする・観たかった映画を観るなど、子どもを連れていたらなかなかできないことをしてみましょう。いつもと違う洋服を着て、ちょっとおしゃれをして出かけてみるのもいいですね。

心を元気にして、子育てを楽しみましょう。

子育てを辛く感じやすいタイプの人もいる

子育てに困難を感じるタイプについて説明していきます。

日常生活に支障が出てしまうことも

子育てにともなうストレスが解消されず、生活に支障が出るほどの「育児困難」におちいってしまう人もいます。「赤ちゃんのお世話をする気にならない」「子どもに愛情を持てない」など、適切な子育てが行えなくなってしまうのです。

昔は祖父母と同居する家庭が多く、地域のコミュニティーもあり、周囲が子育てをサポートしてくれる環境がありました。しかし現代は核家族化が進み、孤独感や見放され感を持ってしまいがち。すると、家族や他人に頼らず、問題が起こっても自分だけで解決しようとしてしまうのです。子育ては夫婦でするもの。もっとパートナーや周囲を頼ってもよいのです。

自分の好きなことをしたり、少しの間でも子どもと離れたりすることもおすすめ。ひとりの時間はストレスを軽減するのに大切なものです。

また、ママ自身が親との信頼関係を築けなかったためにトラウマを抱えていたり、真面目で几帳面だったり、発達障害の傾向がある人は育児困難を抱えやすいようです。

自分が当てはまるかもと思う人や、今現在、子育てが辛くてたまらないという人は、専門のカウンセラーに相談するとよいでしょう。必要であれば定期的なフォローを受けられたり、より専門的な医療機関を紹介してもらえたりします。いずれにせよ、ひとりで悩まないことが大切です。

専門家に相談してみる

子育てをしていて辛い、育児困難かもしれないと感じるのなら、専門家に相談してみるとよいでしょう。保健師やカウンセラーなど、客観的に判断できる人がおすすめです。自治体で相談先を紹介してもらえますので、問い合わせてみるとよいでしょう。

また、ネットでも検索できますし、子どもの定期検診などで小児科医に相談してみることも可能です。

まとめ

子育てはなかなか思い通りにはいきません。そのため、多くのママが辛さを感じています。完璧を求めず、肩の力を抜いて子供と向き合うようにするとよいでしょう。

子育ては24時間稼働の重労働です。ひとりで抱え込まず、自分を責めないこと。ママ自身の心も満たしながら、子育てを楽しめるとよいですね。

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