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ママって旦那の育児に不満持ちすぎじゃない?事前対策のために愚痴を聞いてみた

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こんにちは。33歳独身子無し一人暮らしのライター、ワカジツと申します。
22歳のときには「27歳で結婚するぞ~」と5ヶ年計画を立てていたのですが、ぶっちぎりのダブルスコアで延長してる最中です。

僕は昔から結婚願望があって、将来的には子どもが欲しいなあ…とは常々思っているのですが、一つだけ懸念していることがあります。

世のママさん、子育てに関する旦那への愚痴多くない?

僕がX(Twitter)を見ていると、けっこうママさんの愚痴みたいなのが流れてくるんですよね。「ぜんぜん育児に参加してくれない」「あれは育児とは言わない」みたいな。

もし自分が旦那の立場で、ママに裏垢で愚痴られまくってるのを想像するとめちゃくちゃつらいので、なんとか独身のいまから「ママに愚痴られない旦那」を目指したいなあと思っています。

そこで今回は事前に対策を立てるために、育児を経験しているママに旦那への愚痴ポイントを聞いてみます。

ではどうぞ。

今回話しを聞いたママ

今回は、高校生の娘さんと中学生の息子さんと暮らしている、関西出身のアラフィフ、Sさん(匿名)に話を伺いました。旦那さんにバレないように「絶対匿名で」とのことです。

ちなみにXで「旦那の子育てに不満を持っているママに話聞きたいです」と募集をかけると、めちゃくちゃ集まって怖かったので10分で投稿を削除しました

ワカジツ

Sさん、本日はよろしくお願いいたします。やっぱり結構ご不満を持たれていたんですか?

Sさん

そうですね。いま娘が高校生なので10数年前の話になりますが、当時はイライラすることもありましたね。

当時はTwitterなんて無かったですが、もしあったら確実に裏垢を作って叩きまくってたと思います。

ワカジツ

こわっ。

今日は「裏垢で叩かれない旦那」を目指して、色々話を聞いていきたいので、ぜひよろしくお願いいたします。

Sさん

子育ては本当に家庭の状況や周囲の環境によって変わるので、私の話は参考程度でお願いしますね。

一応、恐らくほぼ確実に不満は持たれるので、裏垢で愚痴られたくないならイーロン・マスクに交渉してサービス自体を終了してもらうしかないと思います。

ワカジツ

裏垢ってとんでもない文化だな。

ママが育児で一番つらかった時期とは

ワカジツ

では早速なんですが、Sさんが今までの育児で一番つらかった時期はいつですか?

Sさん

1人目が産まれたときも大変だったのですが…一番つらいなと感じたのは、2人目の子どもが産まれたときですね。

1人目とは2歳半くらい離れているので、0歳の息子と、2歳半の娘を一緒に見るという時期でした。

独身だとあまりイメージが湧かないかもしれませんが、0歳の子どもって、昼とか夜は関係なく、2~3時間おきくらいに授乳しないとダメなんですよ。

ワカジツ

えっ、そんな短期間で授乳しないとダメなんですか?

Sさん

そうです。さらに2歳半くらいの子どもはイヤイヤ期に突入して、言うことを聞いてくれなくなるんですよね。

昼は2歳半の子どもに付き合って、夜は関係なく授乳で起きる。

まとまって寝る時間なんてないので、常に寝不足みたいな状態でした。

ワカジツ

それは想像しただけで地獄ですね…。

Sさん

このときは精神的にもかなりしんどい状態で。

よくテレビで幼児虐待みたいなニュースが流れると思うんですけど、当時はそんなニュースが流れるたびに感情移入して泣いてましたね。

実は私も、お風呂に入ったときに「この子を沈めてしまえばゆっくり寝れるのかな…」と頭をよぎったこともありました。
本当にニュースに出てきた人が他人事に思えないというか、明日は我が身というか…。

ワカジツ

なるほど…。

確かにそんな状態で、旦那さんが育児に参加してくれなかったら、愚痴を言いたくなる気持ちはわかりますね。

Sさん

ママ友とのランチ会でも、やっぱり旦那への愚痴がメインテーマになりますからね。

大変な精神状態なのに何も手助けがないと、本当につらいと思います。

ワカジツ

想像してたよりもヘビーでした。

 

ベビーだけに。

Sさん

…当時の私にそんなこと言ったらお風呂に沈めてます。

ワカジツ

本当にすみません。

育児の中で出る旦那への不満

ワカジツ

では具体的に、旦那さんへはどのような不満を持っていたのでしょうか?

Sさん

それはもうたくさんあるのですが、端的に言うと「自分のできることしかやらない人」だったんですよね。

自分ができることはやるけど、知らないことに関しては自分で調べようともせず、私に丸投げみたいな状態でした。私だって何でも知っているわけじゃないのに。

育児に参加しているというよりは、「たまに来るお手伝いさん」って感じでしたね。

ワカジツ

あーなるほど。確かにそれは嫌になりそうですね。

Sさん

あとオムツ交換は、小ならやってくれるんですけど、大のときははやらなかったんですよ。

「よろしく」みたいな感じで丸投げされるので、「は??????」ってめっちゃ思いましたね。

Sさん

あとは親って、ついつい子どもに「自分が習いたかったもの」や「叶えられなかったこと」を押し付ける傾向があると思うんですよね。

うちの夫は昔サッカーを途中で辞めちゃったこともあってか、子どもにも習わせようとしたんですよね。

ワカジツ

よくあるスポ根漫画みたいな感じですね。それ。

Sさん

漫画だと美談ですけど、実際は「子どもがやりたいかどうか」って別の話じゃないですか。

実際うちの息子はサッカーがめっちゃ下手で、他の子と比べても全然成長しなかったんです。やる気も全然なかったですね。

ワカジツ

なるほど…。

Sさん

するとうちの夫は、私に対して「なんで息子はうまくならないんだ」「習い事の回数を増やせ」って言ってきたんですよ。

やりたくない子どもとやらせたい夫の間で板挟みの状態になって、かなりつらかったです。

「習い事の回数を増やせ」って言うけど、送迎は私がやっていて、夫はお金を出すだけ。
他の家事の時間を考えると簡単に増やせる状況じゃなかったですし、自分勝手だなあと思いましたね。

ワカジツ

うーん。板挟みの状態はつらいですね。

結局どうなったんですか?

Sさん

息子が本当に悲痛な顔をしていたので、私が旦那を説き伏せて諦めさせました。

子どもの人生は子どものものなので。

ワカジツ

パワー系のママですね。笑

夫を説き伏せたということは、当時からSさんのほうが力が強かったんですか?

Sさん

いえ。夫は亭主関白気質で、私も「家にお金を入れていただいている」という思いから、完全に私が下の状態でしたね。

サッカーの話のときに、初めて旦那に意見を通しました。

そして…

ワカジツ

そして?

Sさん

最近イライラが爆発しちゃって、今まで溜め込んでいた不満を全部ぶつけたんですよね。

その結果、現在は夫に「はい」しか言わせない状態になってます。

ワカジツ

どれだけ不満が溜まっていたら、そんな大逆転につながるんだ。

これから子どもを持つ男性に一言

ワカジツ

ではこれから子どもを持つ男性にアドバイスをお願いしてもいいでしょうか?

Sさん

どこかで見たんですけど、脳の作り的に、男性は女性に比べて子育てへの意識が低いらしいんですよね。

例えば子どもが泣いていると、女性は「なんとかしないと」という意識を持ちますが、男性は「ああ泣いているな」くらいにしか感じないとか。

もちろん全員に当てはまるわけではないと思いますが、強い意志を持って育児に参加しないと、気がつけば何もしない状態になると思います。

ワカジツ

確かに、何となくママのほうが育児に関わる本能的な何かを持っていそうですね。

Sさん

子どもって、本当に成長が早いんですよ。

育児に対して「ちょっと忙しいから後で」みたいな感じで目を離していると、すぐに追いつけなくなって、何をやればいいのかがわからなくなると思います。

ママの手伝いという意識ではなく、自分が育てていこうという思いを持つといいですね。

ワカジツ

無意識だと置いていかれる可能性があるので、積極的に育児を行うという意識は常に持っておきたいですね。勉強になりました。

Sさん

あとママ的には、当時受けた仕打ちは絶対に忘れません。

昔何も言わなかったママでも、ある日突然大爆発して別居とか離婚という話もよく聞くので、ぜっっったいに大切にしてあげてくださいね。

ワカジツ

胸に刻みました。

さいごに

今回お話を聞いたSさんは、他のママ友に比べると全然落ち着いているとのこと。

それでも1時間たっっっぷりお話を聞かせていただいたので、「絶対にちゃんと育児をしよう」と強く思いました。

でも実際、男性目線からすると、仕事と家庭の両立が難しいのでは、と感じている方もいるのではないでしょうか。

そしてママ的にも、育児の負担が減れば、旦那さんへの怒りも少しは軽減されるような気がします。

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ついつい「あれをしなきゃ」と考えてしまう育児法を手放して、余裕が持てるママになるための提案が詰まっています。

これから子どもを持つ男性だけでなく、いま育児で悩んでいるママにもピッタリな一冊なので、ぜひ手に取ってみてください。

 

僕はこれから「ママに立場を逆転されたパパ」に話を聞いてみたいと思います。

ではまた。


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