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体験談から精神科のメリット
クスリの合う合わないはあると思いますが、薬物治療をすることによって「回復するための土台」を作ることが最大のメリットだと思っています。
イメージは、自転車の補助輪を想像して欲しいです。
これから自転車に乗ろうと思った時に、転んで痛い思いをしながら乗れるようになるルート。転ばずに乗れる感覚を掴むルート。どちらが練習を継続しやすく、どちらが挫折せずに乗れるようになるか。
うつ病も全く同じことだと考えていて、ある程度の動ける状態を確保してから「休むこと」「思考を変えること」「環境を見直すこと」をすることで療養の進み具合がめっちゃ上がります。
人によって症状の重さは違うので、全ての人に当てはまるとは思っていません。しかし、状態が良くならなければ。冷静な状態になることができなければ。それでも前に進み続けられる人間は少ないはず。
稀にサイヤ人みたいな治し方をする人がいますが、それはレアケース。王道の治し方は、まずクスリという補助を使って「いい状態」を継続させることが経験上とても大事なことだと私は思います。
体験談から精神科のデメリット
ですが、中には社会的ステータスの影響。金銭面で行けないという人もいると思います。
ボクは正社員として働いた経験が1年もないので、会社の内部のことは分かりません。「精神科に通院している」という事実だけで転職が難しくなったり、昇進できなかったり。そんな理不尽がある可能性も0ではないと思います。
ただストレスや疲労を溜めまくって、身体を壊してしまったら。後遺症に悩まされて、スタンダードな生活に戻るために私は8年かかりました。このような人生になってしまう人は少ない方がいいので、将来性よりも今の身体を大事にして欲しいと願っています。
金銭面に関して。ここでは詳しく記載をしませんが「自立医療支援」という制度を使えば、通院の費用と処方されるクスリの金額を軽減させることができます。
他にも「薬漬け」になるのでは?と当時のボクも思っていましたが、死んだような人生をクスリなしで生きるよりも、人らしい生き方ができる可能性に賭けた方がいいと考えてます。
これに関しては、虫歯と同じ。早い段階で治療をしていれば、重症になることなく済みますが。放置しておくと、歯を抜かないといけなくなったり、入れ歯になってしまう。
こうなる前の段階で治療をしていれば、そもそも薬漬けになる可能性を減らせる。だったら、行くデメリットが少ない方が多いと思うので。できるだけ、多くの人にいいドクターを見つけてもらって楽しく生きてくれたら嬉しいですね。
通院にチャレンジしてもいいんじゃないか
いかがでしたでしょうか?今回は「自分の体験談」から「精神科のメリットとデメリット」の話をしてきました。
何度も言いたいですが通院することによって「回復の土台」になるという点がとても大きいです。それに対してのデメリットは少ないように感じます。金銭面も制度を活用することで、大幅に負担を減らすことが可能です。
現実的なところで言えば、「そんな元気がない」「そんな時間があったら寝ていたい」と思うところが自然だと思います。
過去のボクもそうでした。行くことを怖がり、恐れて、理由をつけて行きたがりませんでした。この記事を読んでくれた方が少しでも「精神科に行ってみようかな」と動くキッカケになってくれたら嬉しいです。
ご覧いただきありがとうございました!
デラさん ただの30歳。うつ病の感覚&気持ちを言語化して発信するフリーランス。Twitterフォロワー15000。ココナラにて「うつ病の恋愛相談」の販売実績200件。レビュー★5。 Twitter:https://twitter.com/dera3daze うつ病彼氏の恋愛相談:https://coconala.com/users/513770