言葉にならない気持ち日記
言葉にならない気持ち日記
梅田悟司
2025年05月02日 発売
ISBNコード 978-4-8014-0156-3
四六判/並製/本文288ページ/束18ミリ
定価:1,500円(税込1,650円)
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ジョージア「世界は誰かの仕事でできている。」
リクルート「バイトするなら、タウンワーク。」
を考案した名コピーライターが、
\\118の曖昧な感情を徹底言語化!//

◎35万部のベストセラー『「言葉にできる」は武器になる。』著者の最新刊!
◎読むだけで感情の解像度がぐっと上がる新感覚エッセイ
◎『頭のいい人が話す前に考えていること』安達裕哉氏推薦
◎『好きな食べ物がみつからない』古賀及子氏推薦


<目次>
1章 生活編
こんなに服があるのに、着たい服がない。
おなかはすいてないのに、惰性で3食、食べてしまう。
相手が先に到着しており、 約束の時間より前についたのに遅刻扱いされる。
誰もいないのに「ただいま」と言ってしまう。
電車で座れるのが、だいたい降りる手前の駅。


2章 友達・恋人編
二人で会う予定だったのに、知らない人がいる。
私だけ、2回もご祝儀を渡している。
仲良くなると、すぐファミリー扱いされる。
自分だけお酒を飲めないのに、割り勘になる。
映画デートで字幕版を見たいのに、吹替版ばかり提案される。


3章 仕事編
上司の説教が長すぎて、反省する気持ちが消滅した。
体調不良で休んだのに、仕事は何ごともなかったかのように進んでいた。
せっかく用意した資料が使われることなく終わる。
自分のメールに限って、迷惑メールフォルダに振りわけられる。
出社はいい運動になっていたと気づく。


4章 お店編
スーパーのレジで、自分の列だけ進みが遅い。
美容院で髪を切った後、家に帰ると、さっきと違っている。
メニューを決めた直後、 隣のテーブルに、よりおいしそうな料理が運ばれてくる。
店に知人がおり、気づかれないように店を後にする。
悩んで買った服が、セールで投げ売りされている。


5章 家族編
突然、両親から電話がきてドキドキする。
実家に帰ると、ご飯が無限に出てくる。
実家に帰ると、2時間くらいで帰りたくなる。
リモコンの電池をくるくるしても反応しなくなった。
旅行は、だいたいケンカして終わる。


6章 子育て編
育児本の内容を、まったく育児に活かせない。
子どもが写真に写りたがらない。
子どもの靴のサイズがあっという間に合わなくなる。
夕飯がカップラーメンだと、子どもがめっちゃ喜ぶ。
風呂を拒否していた子どもが、風呂から出るのを拒否している。


7章 SNS編
テキトーに選んだ服の日に限って、勝手にSNSにアップされる。
返信が来ないメールの文面を何度も読み直してしまう。
既読スルーしそうな予感がするので、既読すらつけない。
何かを匂わせているのに、具体的には何も言わないポエム。
友人の投稿には「いいね」しているのに、自分の投稿だけスルーされている気がする。


8章 趣味編
好きでやっているだけなのに、熟練度を評価される。
推しの知名度が上がりすぎてしんどい。
時間が空いたらやりたいことが多すぎて、どれもやれずに終わる。
自分流でたのしんでいるのに、正しい方法を押しつけられる。
道具沼にハマってしまい、道具ばかりが増えていく。





編集者コメント
もやもやしたことを言葉にしても、何の役にも立たないでしょ?

そのように思われた方は、非常に多いと思います。しかし、もやもやを言葉にすることの効果は絶大なのです。

私はコピーライターとして、これまでさまざまな言葉を生み出してきました。多くの方は、「コピーライター=キャッチコピーを書く人」という印象をお持ちだと思います。たしかに、インパクトのある言葉を書くこともあります。
しかし、コピーライターの仕事の本質は、違うところにあるのです。
それは、「まだ言葉になっていないことを言葉にすること」です。生活者の心の奥底にある気づきや本音を見つけ出し、それを言語化すること。マーケティングの世界では、このプロセスを「インサイトの発見と言語化」と呼ぶこともあり、最重要事項であると位置づけられています。

いままで形のなかった感情に言葉を与えることによって、私たちはようやく「得体の知れない感情」と向き合うことができるようになります。それはまるで、心の曇った鏡をふきとって、自分を見つめ直すようでもあります。言葉は「心のもやもやを整頓する道具」でもあるのです。

あの気持ち悪い感覚は、こういうことだったのか。
言葉にできて、すっきりした。


この感覚こそが、もやもやを言葉にすることの意味とも言えるでしょう。
(「はじめに」より一部抜粋)

著者プロフィール
梅田悟司(うめださとし)

コピーライター。武蔵野大学アントレプレナーシップ学部教授。

コピーライティングに、ジョージア「世界は誰かの仕事でできている。」、タウンワーク「バイトするならタウンワーク。」など。直近では、TBSドラマ「日曜劇場VIVANT」のコミュニケーション統括も行う。博士(学術)東京科学大学環境・社会理工学院博士後期課程修了。

1979年生まれ。大学院在学中にレコード会社を起業後、電通入社。2018年にベンチャーキャピタル(VC)であるインクルージョン・ジャパン取締役就任。ベンチャー支援に注力した後、武蔵野大学アントレプレナーシップ学部の開設に伴い、教授就任。現在に至る。

著書に、シリーズ累計35万部を超える『「言葉にできる」は武器になる。』(日本経済新聞出版社)がある。同書は高等学校における国語教科書『新編 現代の国語』(大修館書店)に掲載される。また、4カ月半におよぶ育児休暇を取得し、その経験を踏まえた『やってもやっても終わらない名もなき家事に名前をつけたらその多さに驚いた。』(サンマーク出版)を執筆し、名もなき家事ブームの火付け役となった。発行累計部数50万部超。
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