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本から学んで行動しよう。おすすめのインプット・アウトプット本4選

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あなたは本を読んで、どう学び、どう行動に移していますか。楽しむ読書とは別の「学び活かす読書」には、実はコツがあるんです。今回は、私が読んだインプット法・アウトプット法に関する本のなかから、特におすすめの4冊を紹介します。

21歳のとき、彼女とのケンカがきっかけで読書にハマり、実用書を年間200冊読むようになった会社員兼フリーランスの新垣才です。

本好きが興じて、本の内容を図解してnoteに投稿したり、人の悩みを聞きその人にぴったりの本を紹介する活動なんかもしています。

本記事では、いわゆる実用書と呼ばれる本などから、どう学び、どう行動すれば自分に活かすことができるのか?というテーマで4冊の本を紹介します。

・「大人の勉強」のやりかたを知りたい
・読むのは好きだけどそこからどう行動に移せばいいのかわからない
・何冊読んでも何か生活が変わった感じがしない
こんな人にぜひ読んでいただきたいです。

紹介する4冊はそれぞれ「学びかた」「考えかた」「続けかた」「行動のしかた」について書かれた本になります。あなたが悩んでいる点やスキルアップしたい分野に合わせて選んでみてくださいね。

一流の人たちはどう学んでいるのか

学生の勉強方法でビジネススキルは身につかないと冒頭で語るこちらの本、

「一流の学び方」清水久三子(著)

はその名の通り、学びかたに関する本です。

●特におすすめしたいポイント
・体系だった「学びかた」を学べる
・具体例がたくさん載っているため理解しやすい
・本書で紹介されるツールが一覧できる巻頭付録

学生時代の勉強方法(チャイルドエデュケーション)と社会人に必要な勉強方法(アダルトラーニング)は、目的も違えばその意義、管理方法、時間、評価もすべて異なります。

今までの教育のための勉強から、大人の勉強にシフトしてみませんか?

本書では、大人の勉強を身につけるために「学び」を4つの段階に分け、「情報マップ」「学習ロードマップ」「ラーニングジャーナル」という3つのツールを紹介しています。

それぞれのツールに対してしっかりとした具体例が載っているため、実際にどう使えばいいのかに困りません。

また、巻頭にはカラーで「学び」と4段階とそれぞれのツールがまとまっているので、本書を一度読み終えたら巻頭を開くだけで内容を思い出せるのもおすすめポイントです。

「考える」にも、道具があるんです

アイデアを出し、企画に練り上げる。企画職や新規事業立案担当のかたはもちろん、モノやサービスが溢れかえっている現代では、企画力をもつ人間は重宝されます

企画する、つまり考える時に役立つ「考えるための道具 = 考具」を紹介しているのがこちら、

「考具 ―考えるための道具、持っていますか?」加藤昌治(著)

です。

●特におすすめしたいポイント
・考えるためのツール21個が丁寧に紹介されている
・シーン別にまとまっているので用途に合わせて選びやすい
・使用例や図が多く、活用をイメージしやすい

企画が生まれるまでの過程は、
情報が入る→アイデアを拡げる→企画にまとめる
の3ステップ。

つまりアイデアや企画につながる頭の使いかたは、拡げて絞って、また拡げて絞るという伸縮活動の繰り返しだと本書は伝えています。

情報収集のための考具、拡げるための考具、絞るための考具、それぞれを身につけて、あなたも「良い企画がどんどん出てくる人」に近づいてみてはいかがでしょうか。

もちろん企画力はビジネスの場だけでなく、プライベートでも役立ちます。

youtubeやnoteなど情報発信のネタ出しに困ったとき、パートナーとの過ごしかたがマンネリ化してきたときなど、いろんな場面に応用できそうですね。

やり抜く力、どれくらいありますか

人生でなにを成し遂げられるかは、「生まれもった才能」よりも、「情熱」と「粘り強さ」によって決まる可能性が高い。

そう突き止め、2013年にマッカーサー賞(別名「天才賞」)を受賞した著者が書いた続けかたに関する本、それが

「やり抜く力 GRIT(グリット)――人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける」アンジェラ・ダックワース(著)

です。

●特におすすめしたいポイント
・事実や実験に基づいて書かれた内容
・「やり抜く力」の正体から習得法まで詳細にかかれている
・「人は後天的に成功できる」と背中を押してもらえる

今年の3月にイチロー選手の引退会見がありましたが、彼も「やり抜く力」が非常に高い人物の一人であることは間違いないでしょう。

彼はプロ野球選手としては決して恵まれた体格ではありません。しかし、小学生の頃からずっと努力を続け、やり抜いてきたからこそあのような偉大な結果を残せたのです。

また、自分は「やり抜く力」が低そうだと感じているかたでも大丈夫。本書では「やり抜く力」は伸ばせると断言し、その伸ばしかたについて200ページ以上に渡って詳しく書いてくれています。

インプット中心からアウトプット中心へ

あなたのインプットとアウトプットの比率は何対何でしょうか?

ある研究によると、大学生の平均的なインプットとアウトプットの比率は7対3という結果になり、社会人もだいたい同じ割合のようです。

一方で、コロンビア大学のインプットとアウトプットに関する実験によると、最も高い結果を出したのは初心者で4対6、熟練者で3対7の比率の人たちでした。

つまり、多くの人はアウトプット不足ということ。インプット中心の学習からアウトプット中心の学習にするだけで、もっと良い結果が得られるようになるかもしれないのです。

「じゃあどうやってアウトプットすれば良いの?」
その疑問に答えてくれるのがこちら。

「学びを結果に変えるアウトプット大全」樺沢紫苑(著)

ずばり、アウトプット・行動のしかたに関する本です。

●特におすすめしたいポイント
・図やイラストが多くスラスラ読める
・1テーマ2~4ページで、80のアウトプット法を紹介
・実験など科学的根拠に基づいた内容

本書ではアウトプットでしか「現実」は変わらないと主張し、アウトプットのメリットを6つあげています。アウトプットは、記憶に残るし、行動が変わるし、現実が変わるし、自己成長するし、楽しいし、圧倒的な結果が出る、と。

あなたもこの本でアウトプットの方法を学んで、より効果のある行動をしてみてはいかがでしょうか。

インプット・アウトプット本まとめ

さて、ここまで4冊の本を紹介してきましたが、気になる一冊はありましたでしょうか。

今回紹介した4冊は
・テーマがインプットかアウトプットか
・内容が1つのスキルの深掘りか、いろんなスキルのノウハウ集か
でそれぞれ分かれているので、
ご自身の興味や読みやすいタイプに合わせて選んでみても良いかもしれません。

あなたにとって素敵な一冊に出会えますように。

文 新垣 才