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SNSとブログで発信力をつける! 家族4人で田舎生活ノマドワーカー/キック

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家族がいるのにかかわらず、年収700万円の上場企業を辞めてフリーランスへ転向したキックさん。25歳で1000万円超えの貯金を達成した理由とは!? 高知でノマドマーカーとして暮らしながら、SNSとブログでの発信力をいかして稼ぐ方法を聞きました。

家族がいるのに上場企業を辞めた理由

家族を口実にやりたいことから逃げてはいけない

僕は現在25歳で、2人の子どもがいます。家族で世界一周旅行を目指して1200万円の貯金に成功し、それをきっかけに年収700万円あった上場企業を辞めました。今はフリーランスとして高知の田舎で暮らしながら、「家族がいるからこそ楽しい人生を!」をテーマに発信活動を続けています。

家族がいると、自分だけの人生ではない意識がどうしても強くなりますよね。僕自身も結婚したての頃は「家族もいるし、養っていくために収入を安定させないと」と考えていました。

なのに、会社は辞めてしまって、毎月入ってくる固定収入はゼロの状態。「家族がいるのにどうしてそんなことをしたのか?」をお伝えしたいと思います。

僕は元々「世界一周」をすることが目標でした。そのために、学生時代に100万円の留学資金を貯めた経験があるんですが、達成した瞬間に、当時付き合っていた彼女の妊娠が発覚しました。そのときは世界一周の夢はあきらめ、安定のために公務員にでもなろうかと思ってました(笑)。

そんなときに、たまたまカンボジアでのインターンを知りました。仕事をしながら海外に行けたら素敵だなぁと思ったんです。潔くあきらめたとはいえ、海外に対しての思いはやっぱり強く、悩んでいた部分もありました。

カンボジアでのインターン先で、現地の社長に言われたある言葉が今でも心に残っています。
「『お父さんは家族を養うために頑張って働いているんだ、つらいことも多いけれど、これが人生というものなんだ』と子どもに言って育てるのか、それとも『好きなことばっかりしていてごめんな。でも人生って、とてもおもしろいものなんだよ』と教えていくのか。僕は後者のほうがいいと思ったんだよね」というものでした。

家族はもちろん大切です。けれど、家族のために自分のやりたいことを我慢したり、好きなことに対して言い訳をしてしまうのはどうなんだろう、とも思いました。「家族に対してどういう父親の姿を見せたいのか?」が大切だと気づいたんです。

家族がいたって、自分の好きなことをしていい。家族がいるから好きなことを我慢するのは言い訳でしかなく、家族がいたって好きなことができる方法を探せばいいんだ。そんな生き方もあるんだと知ったことが、僕の転換期でした。

安定を確保しつつ、好きなことをするために

副業と貯金

サラリーマンをやりながら、副業でも収入が稼げれば生活は安定します。
言葉にしてしまえば当たり前の話ですが、僕自身、サラリーマンをやりながら副業に挑戦してもあまりうまくはいきませんでした。
週末の土日は子どもと触れ合う時間にしたかったというのもあり、本業以外になかなか時間を割くことができない状態でした。

そこで、貯金にシフトすることにしたんです。
貯金であれば、お金を貯めるだけなのでハードルは低いです。難しいイメージもありますし、厳しい倹約生活が必要なのではと不安にも思ってしまいますが、実は誰にでもできること。

僕の考えている「リスクヘッジできる貯金額」は、独立後の生活資金×最低3年分です。これには国保や住民税、個人年金なども含まれます。
会社で働いて給料をもらっていると、これらの保険料は予め天引きされて支給されますから、自分で払っているという意識が薄くなってしまうんですね。
この辺りを考えずに見切り発車でフリーランスになってしまう人もいますが、万が一のことがあったときのために、最低3年分は確保しておきましょう。

例えば、ブロガーでも3年という期間があったら、たいてい結果は出せます。
3年間工夫して継続できる人がいないから難易度が上がって見えているだけであり、コツコツ3年間続けていけば、フリーランスでも充分食べていけるはずです。
家族分を含めても、3年~5年ぐらい生活していける資金があれば、まず問題ありません。

1000万以上貯金できた秘訣とは?

夫婦合わせて400万近くすでに持っていた!

僕たち夫婦は、元々貯金をすることが得意でした。学校を卒業する時点で、2人分合わせて500万円近くの貯金がありました。この点は少し、通常と比べると変わっているかもしれません。
そして、社会人になってからの2年間で、700万円の貯金に成功しています。

確実に貯金を成功させるコツは、とてもシンプルです。
まずは、「毎月出ていく支出額を把握すること」。そして、「目標金額に対して逆算をすること」。

キャッシュフローを把握すること、現金の流れを見える化することがとても大切なんです。ただなんとなく「外食をやめてお弁当にしよう」「コンセントを小まめに抜こう」などではいつまで経っても貯まりません。
月々にかかっている食費や光熱費を即座にパッと言えますか? まずは、ここを把握することから始めてください。

次に、目標金額に対して逆算をすること。例えば、1年後までに100万円を貯めようと思った時に、月々どれぐらいの額を貯めていけばいいのかを算出します。
月に84,000円貯めれば1年後に100万円達成できることがわかるので、あとは口座を2つ用意しておいて、給与が入った瞬間にその分を移す「先取り貯金」をしておく。これだけで確実に貯められます。

節約の種類は2種類あると思っていて、1つは「労働節約」。これは、一度やったら節約できるもの、でも続けないといけないものを指します(外食をやめてお弁当にするなど)。
もう1つは「不労節約」。固定費を削減することです(格安SIMに変えるなど)。

発信力はなぜ必要なのか?

インフルエンサーになってから見えた景色

個人の発信力はなぜ必要なのか。メリットは3つあります。

①顔が見える=「信用」から人は購入する
人は何か買い物をしようと思った時に、例えば企業ロゴそのものに魅力を感じて物やサービスを買ったりはしませんよね。大抵の場合は、人柄やマスコットキャラクターに愛着を持って購買活動に繋がる場合が多いんです。
インフルエンサーとして顔と名前を売っておくと、自ずと信頼感が生まれます。

②インフルエンサーには客観的視点がある
たくさんの人にものを買ってもらうのが、インフルエンサーの経済システム。
ゆえに、インフルエンサーが最も大切にしなければならないのは、企業にはない客観的視点を持つことです。
どんな商品にもメリットがあればデメリットもありますよね。企業側からはどうしてもメリットしか発信できないので、同じ消費者という目線でデメリットも発信することで信頼性が生まれ、それが価値になります。
たとえば、同じ清涼飲料水に対しても、「少し苦めだから小さいお子様には向かないかも」とか。こういった情報があるだけでも、実際に買う消費者にとっては参考になりますよね。

③メディアはテレビからYouTubeの時代へ
見たいときに見たい番組が見られない=テレビ。
見たいときに見たい動画が見られる=YouTube。
2020年にくると言われている5G回線の影響で、徐々にメディアの変遷が起きています。テレビに不自由さを感じた人からどんどんYouTubeへ流れていっている。YouTube自体が個人で発信できる媒体なので、今から挑戦するメリットはあります。
発信力をつけると、人との繋がりが得られ、協力者も集まりやすいです。
加えて、集客も人材採用もノーコストでできますし、クラウドソーシングサイトとTwitter上では集まる人材の質も違ってくる。自分よりも力のある人と交流が生まれ、自分の商品を買ってもらえる率も高くなる、などなど、さまざまな経済効果が生まれるでしょう。

実績ゼロから強い発信力をつけるには

恥をかく勇気を持とう

実績ゼロの状態で頑張って発信をしていると、「実績ゼロのくせに何を言ってるんだ」と煽ってくるアンチが現れます。これは仕方のないことなので、受け入れましょう。それでも実際に行動に移せるかどうか? がポイントになってきます。

自分に価値を見出そうとすると、強く生きていくその「過程」をコンテンツにするしかなくなるんですね。今、Twitter上で有名になりつつある人たちも、特別大きな実績があるわけではありません。ほとんどの場合は、「人間性」を売っているんです。

人は必ずしも実績があるアカウントをフォローしたいわけではありません。魅力的な生き方を見たいという欲があるだけ。「40歳越えの取り柄のない平社員です」というスペックを見たときに、どうしても人は「暗そうなおじさんでしょ」と思いやすいものです。
そういう人こそ、年齢やコンプレックスを前面に出して発信すると魅力的に映ります。
自分の恥になる部分も明るく語って発信していくこと、成長過程をコンテンツにすることでファンも増えていきます。

アイドル発掘と同じ心理現象ですね。「魅力的だ」と目をつけた人がどんどん成長していくと嬉しいし、自分の見る目があったと実感することもできますから。

半年強でフォロワー1万人、月収50万!

自分が好きなこと、嫌いじゃないものを探す

好きなことがあるだけで差別化に繋がり、初動力が一気に上がります。
例えば、営業をすることが心から好きでやっている人間には、絶対に成績では勝てないわけです。好きでやっているから、寝る間も惜しんで仕事をする。どんどん成長していきますよね。

一方、営業が嫌いな人間にはどうしても休憩時間が必要です。その時点で圧倒的な差が生まれてしまう。好きなこと、少なくとも嫌いではないことを選ぶのはとても重要です。

僕自身も、ブログやTwitter自体は、実はそこまで好きなわけではありません。ただ、嫌いではない。家族4人で世界一周旅行をするっていう叶えたい将来を実現させるために選択しただけであり、未来にわくわくすることができれば、自然と物事は継続させられます。

期限を決めるのも大切ですね。目に見えるリミットがあれば、人は頑張れますから。あとは上手くインフルエンサーに乗っかることです。言葉は悪いですが、自分の成長のために利用させてもらいましょう。

人と違った視点を持つことの重要性

インフルエンサーになるために最も必要な資質

名言ツイートはみんなやりがちですが、誰の発言かわからない名言は興味を持たれませんよね。よって、拡散もされません。インフルエンサー、またフリーランスとして必要な資質は以下の2点です。

①斬新で、自分ならではの視点を持つこと
需要と供給のすり合わせができているか? を徹底的に考えているかが分かれ目になります。人が求めているものと、自分の提供できるものがマッチしているかどうか。ここが食い違っていると伸びません。
名言の例のように、誰でも言えるようなことを改めて焼き直しても、効果は薄いです。

②他人と差別化ができているか?
発信を頑張っているのにフォロワーが伸びない、という場合は、大体ここが上手くいっていないことが多いです。
上記とも被りますが、自分にしか言えないことがきちんと言えているかどうか。ここを意識しましょう。

好きなことを仕事にするために

楽しむために人生はある

社会に価値を提供したいという大義名分がないといけないような気がしてしまいますが、自分本位でいいと思っています。僕自身も、稼ぐ原動力は「世界一周をしたい」という欲しかありません。

遠慮せず、まずは自己実現を満たしましょう。とことん、好きなことを探して、やりたいことをやる人生にしましょう。そのために意識してほしいのは以下の4点です。

①初動力
物事にすぐに取り掛かる力、スピードです。

②考察力+想像力
どんなに小さくて些細なことでも、自分の頭で考える癖をつけておくことは重要です。フリーランスとして仕事をする上で最も大切な資質ですね。
何をするとしても、すべてに繋がってくる力です。

③見通し力
将来の予定や計画を立てること、そしてその通りに行動すると結果が出やすいですし、精神衛生上にもいいと思います。
未来の予測が立たないことにストレスを感じない人もいますが、大体の人は負担になりやすいですよね。フリーランスになってうつを患う人もたくさんいますので、先はしっかり見通しておきましょう。

④投資力
時間やお金を投資する力です。
自分の成長のために投資をするという意識が大切で、これは本を買ったりセミナーや勉強会に参加したりという行動が当てはまりますね。

サラリーマンとしてもらう給料と不労所得では、投資に対する意識が違ってきます。
普通だったら、頑張って働いて得た報酬は自分のストレス解消に使いたいじゃないですか。本を読んだりセミナーに行ったりしても無駄になるかもしれないですし。

嫌なことを我慢して得た報酬が投資のおかげでゼロになったら、その分ショックが大きいんですよね。だから、なかなか時間やお金に投資する人が増えないわけです。

その点、不労所得であれば、何もせずとも入ってきた分なので投資に回しやすくなります。不労所得にはそういったメリットもありますね。僕も、現在のほうが収入は少ないですが、投資に回す配分は増えています。

人生は、楽しんで生きないと意味がないと思っています。今日は、人生を楽しんで生きるための僕の考えをお伝えしました。ぜひこの話を参考にして、みなさんも日々「人生を楽しんで生きるためにはどうすればいいか?」を考えてみてください。
絶対に、答えは見つかるはずです。

(画像提供:iStock.com/EmirMemedovski)
キック



25歳で二児の父。
大学の時に付き合っていた彼女と結婚。
その後、20代のうちに家族4人で世界一周しようと決意。

そこからこつこつと貯蓄し、25歳で1200万円の貯金に成功!
1000万貯まったので当分は死なないだろうと新卒で年収700万あった上場企業を辞め、フリーランスブロガーに転身。
現在プロブロガー・イケダハヤト氏のもとでアシスタントをやりながらブログやSNSで生計を立てている。

家族がいるから安定を!ではなく、家族がいるからこそ楽しい人生を!というテーマで発信中!

ブログ https://kikkuchi.com/

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