愛される女性は男を追わないもの。
病的に男に追わせる方法は、どんなに好きでも追わない女になることです。
男性は追ってこなくなった女性が自然と気になってしまうもの。案外「どうでもよくなったら男性の方から追いかけてきた!」ということも。
なぜ、そのようなことが起きるのでしょうか?
そこで本記事では、「最速で出会いが増える顔になる」(高橋あい)より、男性を追わない女性が愛されるメカニズムについて解説していきます。
また、「最速で出会いが増える顔になる」では著者がトライ&エラーを繰り返し、また多くの恋愛相談を受ける中で体得してきた「愛される仕組み」を徹底解説しています。「何もしないことに罪悪感を持たない」「男性をキュンとさせたかったら離れる」「心を売らない」など、目からウロコの恋愛テクニックが満載ですので、ぜひこちらも読んでみてくださいね!
最速で出会いが増える顔になる
高橋あい(著)
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目次
愛される女性は男を追わない!愛される仕組みとは?
(1)追われる恋愛をしたいなら逃げること!好きだけど追わない女は強い!
「追われる恋愛」とはなんでしょうか。
たとえば、キッチンに立っていると、後ろからギューっと抱きしめられる。毎日会って一緒に寝ている旦那さんなのに、お昼休みに「今、何してる?」の電話がかかってくる。そんな、彼や旦那さんから「気になって仕方がない。触りたくて仕方がない。好きで好きで仕方がない、もっと自分の側に置いておきたい!」と思われるような恋愛のことです。
このような恋愛をしたかったら、自分は相手を追わないこと。自分が追っていたら、相手は追えません。もちろん、いつもくっついていたら、追うことはできません。追いかけさせたかったら、物理的な距離が必要なのです。
どうすればいいかと言うと、逃げるのです。あんまり遠くまで逃げてしまい、相手が「最近構ってくれないよね」と言い出したら、ちょっとだけ近づいてあげましょう。
人間はやはり、魅力的でおいしそうなものがほしくなるもの。「私、おいしいよ。私、すごいいい女だよ」と少しずつアピールしながら、少しずつ逃げる。相手が「やっぱりいいや」となったら、「ここだよー、もうちょっとがんばったら手が届くよー」というのを見せて、また距離が縮まったら少し逃げる。その繰り返しです。
毎日連絡をしていたら、彼は連絡をくれなくなります。彼からすれば、自分から連絡しなくても、彼女が近くにいることはわかっているし、彼女が毎日何をしているのかも知っている状態。彼女が自分のことを好きなことも当然知っているから、「俺のこと好き?」と聞く必要もありません。
でも、距離を保った場所にいて、彼と反対の方向を向いていれば、彼が「俺のこと好き?」と聞かざるを得ない状況が生まれるのです。
だから私たちは常に、自分が今、相手に対してどの距離にいるのかを確かめながら恋愛をしなければなりません。
私は結婚していますが、たとえば、旦那さんがちょっと冷たいことを言ってきたり、態度が横柄だったりするときは、「あ、いまは距離が近づき過ぎているんだな」と自覚し、すぐに距離を置くように努めています。
この「距離を置く」というのは、結婚しているとなかなか難しいですが、独身であれば簡単です。電話に出ない、LINEを既読にしない、これだけで簡単に距離を取ることができます。自分が「追ってもらえるような距離」にいるのか、常に確かめながら恋愛をしましょう。
(2)愛され上手は受け取り上手
「受け取る」というのは、相手に「やってあげる係」になってもらって、自分はそれを「やってもらう係」になることです。
私たちはつい、「やってあげたから、やってあげた分だけやってもらえる」とか、「これだけがんばったら好きになってもらえる」とか思ってしまいますが、そうではありません。
女性がなんでもやってくれると、男性の「やってあげよう」という気持ちは萎えてしまいます。「やってあげる人」は、「やってもらう係」をつくってしまい、「やってもらえる人」は、「やってあげる係」をつくってしまうのです。
焼肉に行ったらすぐ肉を焼く人、誰かのグラスが空いていたらすかさず「何か飲みます?」と聞く人は多いと思います。そこは何もしないこと。誰かのグラスが空だったら空のままで。誰も肉を焼かないのなら、じっと待っていましょう。
受け取るときに大事なのは、あれこれ言わないことです。何かをしてもらっても、そこで「悪いな」と思ったり、必要以上のリアクションを取らないこと。やられ慣れている人は、何かをやってもらっても「うん」とか、素っ気なく「ありがと」と言う程度なはずです。
また、お返しも厳禁です。せっかく「やってもらう係」になっても、お返しをするとたちまち逆転してしまいます。「お返しとか気を遣わせちゃうし」と、相手の「やってあげる」気持ちを失わせてしまうことにもつながります。
秘訣は、ただ「うん」と言うだけ。「ここは俺が出すから」と言われたら、「こういうときは、財布出したほうがいいんだっけ?」とかあれこれ考えず、ただ「うん」と言えばいいのです。「天然で気が利かない女の子」みたいで落ち着かないかもしれませんが、それこそが、愛される女性の秘訣です。
もし、「お返ししたい」という気持ちが我慢できないのなら、その分を彼ではなく、女の子の後輩におごることで解消しましょう。
(3)恋愛は趣味程度と意識して距離を置く
趣味は、仕事を休んでまでやるものではありません。寝不足でヘロヘロになったり、泣きながらやったりするものでもありません。恋愛もそれと同じで、仕事や生活や健康な体があって、その上に成り立つものです。
最初は「恋愛は趣味程度」と意識して自分に言い聞かせ、徐々にインストールしていきましょう。最初は難しいですが、次第に彼の目には、それがあなたの「軽さ」や「余裕」として映るようになっていきます。
(4)何もしない、罪悪感を持たない、心配をしない
「何かしたい」ときというのはたいてい、「フォローがしたいとき」です。
デートのことを振り返って、「あのとき言ったアレはダメだったかな」とか、「好きって伝えそびれたかな」とか勝手に考えて、何か行動をしてしまうというようなことが、よくあると思います。でも、何もしなければ、何も起きません。彼と「またね」のチューで別れたら、それで終わり。何もしないことで救われることは多いです。
また、罪悪感を持つというのは、自分を責めることです。
たとえば、「おごってもらったのに『ありがとう』って言わなかったから、ゲスな女だと思われてる?」と、真面目な方は、お礼を言わなかったことに対して罪悪感を持ち続けます。でも、相手はたいがい気にしていません。
もし罪悪感を持ってしまったときには、魔法の言葉があります。それは、「私はなんでそれをしたんだろう?」というもの。それを考えると、自分の気持ちが見えてきます。
たとえば、「『チョコレートはいらない』と言われていたのに、バレンタインデーについ買ってしまった」という場合。「チョコレートを渡して、喜ばれなかったらどうしよう」と罪悪感を持つ前に、「なんでそれをしたのか?」を考えてみるのです。すると、「相手に喜んでほしくて」とか、「チョコレート売り場で、つい彼の顔が浮かんでしまった」とか、あなたが抱えている「愛」や「やさしさ」が見えてくるはずです。まずは、自分のその「やさしい気持ち」を認めてあげましょう。
私も、旦那さんに冷たく当たってしまったり、悪口を言ったりして「あんなこと言うんじゃなかった」と思うことがよくあります。
でも、そんなときは「なんで言ったのか?」を考えます。すると「いちばん近い人に、自分をわかってほしかったんだ。私はあの人を好きなんだ」という気持ちが見えてきます。
その気持ちを認めると、罪悪感もちょっと緩みます。その上で、「私っていい子じゃない?」で終わらせればいいんです。「私ってこんなことしちゃってかわいいな、やさしいな」という部分にフォーカスしましょう。
そして、心配をしないこと。心配をしたらしただけ、いい結果が出るということはありません。いい結果が出るのは、それなりの対応をしたからです。
心配は、するだけ損です。心配をしそうになったら、「心配の量で結果は変わらない」と認識すること。それでも心配で心配で仕方がなかったら、その状況を回避するための対処法を考えましょう。
愛される人になるための自分づくり
(1)自信がない人には惹かれない
自分に自信がない人はダサいです。みんなが見て「あの人カッコイイ!」と思う人は、いつも堂々としています。いい顔、いい車に乗っている、いい企業に勤めている、とかではありません。「自分が自分のままでいい」と思えていて、堂々としている人に、人は惹かれるのです。
では、自信とはなんでしょうか? 重要なのは、「自分にしかないもの」を、どれだけ目を見開いてわかっているか、ということ。私がよくするのは、まんじゅうとケーキの話です。
あなたがまんじゅうだとします。まんじゅうを素晴らしく思い、まんじゅうのよさを理解し、世の中にどれだけ受け入れられているのかを知り、「もしまんじゅうがこの世になかったら、歴史が変わったのでは?」というぐらいの愛おしい気持ちで自分を見てみると、ケーキのことなんかいっさい気にならなくなります。「あなたはコーヒー担当ね、私は緑茶を担当するから」くらいの、軽い気持ちで接することができるようになります。
私は自分のことを、米倉涼子さんやシシド・カフカさんのような、ツンツンした感じのジャンルの女性だと思っています。上戸彩さんみたいなかわいらしい女の子にも憧れますが、自分はそっち方面ではないと理解しています。
でも、ツンツン系だからこそ、男性にちょっとでも甘えたときには、その甘えが効くのです。いつもニコニコしている子は、カルーアミルクを頼んでもギャップはありませんが、私が頼むとギャップがあります。あと、私は料理が好きなのに、料理をやるようには100%見られません。だから、家庭的なことをやるととてもポイントが高い。
これは、逆も然りです。「ちょっとあたしに付いてきな」なんて、私が言ったら「そのまんま」ですが、かわいらしい子が言ったら「意外!」になるのです。自分にしかないものをちゃんと見つめ、自分がやったらギャップになることを見極めておきましょう。
(2)心を売らない
これは、恋愛をする上でいちばん大事なことです。心とは、自尊心のこと。「自分を自分で大切にする」という気持ちを売ってはいけません。心を売ると、その人に依存するし、執着します。「この人がいないと生きていけない」という状態になりそうだなと思ったら、その流れを元に戻すよう努力しましょう。
心を売らないために効くのは、彼に秘密をたくさん持つことです。おばあちゃんの実家や、行きつけの美容院まで話している人は要注意。女性は特に、話せば話すほど「わかってもらえた」と思ってしまうもの。相手に対して、「私のこと、なんでも知ってるよね?」と思うことに価値を感じてしまうのです。
私は、旦那さんに「何してたの?」と聞かれたら、「うわー、それって束縛?」と笑ったりします。こうやって口に出していくと、「言わなくていいこと」と、「言わなきゃいけないこと」が、自分の中でわかってきます。今日どこで誰と会っていても、それを彼に言う必要はないのです。
まずは、彼になんでも話す癖を止めましょう。自分の予定をすべて言っている人はアウトです。「前に伝えてたあの予定、変わったから」でリセットしましょう。自分が普段何をしているか、彼には謎にしておくこと。向こうが聞いてきて、気分が乗ったら話せばいいのです。
(3)相手の言葉は半分しか信じない
男性は、思いついたことが口に出てしまう生き物です。「バイクの免許取ろうかなー」と言ったかと思えば、すぐに「60過ぎたら、温泉が出る土地に移住したいよね」と全然違うことを言い出したりする。彼らは、言いたいだけなんです。深くは考えていません。彼が「あの子かわいいよな」と言ったなら、言わせておけばいい。全部信じる必要はありません。
女性はつい、正論でコミュニケーションしてしまいます。「あのとき言ったよね?」と彼を追い詰めた経験がある女性は多いのではないでしょうか。
でも、コミュニケーションは「正論」よりも「思いやり」。私も、たとえば仕事で理不尽なキャンセルをされたときは、「おかしいですよね」と言いたいのはやまやまですが、そこを「また今度お願いします」と思いやりで返してあげる。それだけで、相手は私のことを好きになってくれるんです。
正論で話している人は、好かれません。義務では人は動きませんから。「北風と太陽」の話にあるように、相手が自然に動くのが大切です。男性が「自然にそうした」ように持っていくのが、私たちの腕の見せどころです。
(4)私は彼を幸せにできると決めること
私の統計だと、アラフォーで結婚できない人のほとんどが、「私が彼を幸せにできるはずがない」と思っています。だから「あの人に好かれるはずがない」と思い込み、その結果、心が閉じるんです。
こういう思考だと、男性と戦うスキルばかり伸びてしまいます。戦おうとして喧嘩腰になったり、対等になろうとして仕事をがんばりすぎたり。
戦うことは、まずは置いておきましょう。「彼を幸せにできる人」だと、自分で決めるんです。どんなつらいときも、ベースになるのはここです。
(5)いつもはやらない行動を思い切るから結果が変わる
新しいことは、怖いです。でも、怖さと一緒にうれしさがあります。
「変身ビフォーアフター」のようなテレビ番組で、アフターのほうを見るとみんな「めっちゃキレイ、こっちのほうがいい!」と思いますが、当の本人は「こんな色、こんなスカート着たことない。こんなメイク、こんなヘアスタイルやったことない」と、怖くてドキドキしています。でも、一方で、すごくうれしいはずです。
何ごとも、勇気を出してやるきは、怖いけどうれしいもの。この対極にあるのが、現状維持=いつも慣れている状態。そこには安心がありますが、安心とセットなのが、あきらめとガッカリです。「またこのパターンで振られた」とガッカリしてあきらめもあるけど、一方では安心したりもする。
「怖いけどうれしい」を取るのか、「安心だけどあきらめとガッカリ」を取るのかの2択です。いつもはやらないことに挑戦するのは、涙が出そうになるほど怖いですが、絶対にうれしいことがあります。思い切る勇気を持ちましょう。