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男性の心わしづかみ! 選ばれる女の共通点/高橋あい×バチェラー久保裕丈

#恋愛

「気になる男性から選ばれない」と悩む女性必見! 人気恋愛コンサルタント・高橋あいさんと、恋愛リアリティ番組『バチェラー・ジャパン』に超ハイスペックイケメンとして出演した初代バチェラー・久保裕丈さんの対談から見えてきた、モテ女の共通点とは?

最大公約数の男性にモテる「見た目」とは?

女性ウケと男性ウケは違う!

高橋あい(以下:高橋)
『バチェラー・ジャパン』、めっちゃおもしろいですよね。バチェラーをめぐる女性たちの争奪戦からもう目が離せなくて、いつも夜中まで見てました。

久保裕丈(以下:久保)
ありがとうございます。僕もあいさんの本『最速で出会いが増える顔になる』、読ませていただきました。その中に出てくる「最大公約数のモテ」という表現、すごくうまい言い方ですね。大半の男性は好きだろうな〜というテクニックが満載なので、実践的な本だと思いました。
男性は単純なところがあるので、メイクやしぐさを少し意識して変えるだけで、好感度がグッと上がったりするんです。

高橋
そう言っていただけてうれしいです! 先日の出版記念イベントでは、双子モデルのMika+Rikaさんに、「女性に褒められるメイク・ファッション」と「男性が好きなメイク・ファッション」でそれぞれ登場していただいたんですけど、どっちがどっちかわかります?

久保
(スライドを見て)はい、これはすぐにわかります。強めのメイクに、柄物のブラウス、エスニック風の大きいピアスをしているほうが女性ウケ。おろしたロングヘアにナチュラルメイク、シンプルな白のトップスのほうが男性ウケですね?

高橋
ご名答! 私個人としては、Mikaさんがしてくれている女性ウケの見た目が大好きなんですけど、最大公約数のモテを狙うには、Rikaさんのような「普通の格好」のほうがいいんですよね。

久保
そうですね。女性がオシャレすぎると気後れして、自分からアプローチしにくい男性は多いと思います。その点、Rikaさんのファッションは話しかけやすい雰囲気があって、まさに最大公約数にモテる見た目。僕の場合は、以前ファッションの仕事をしていたこともあってオシャレが好きなので、Mikaさんくらいファッショナブルな雰囲気でも魅力的なんですが、要はオシャレの感度を相手に合わせることが大事なのかと。

オシャレの感度を相手に合わせるには

高橋
なるほど、それは名言ですね! 具体的にはどうすればいいんでしょうか。

久保
まずは相手の男性のファッションをさりげなく観察するといいと思います。仕事後に会うとスーツだったりもするので、そういうときは普段どこで服を買うのか聞いてみるのがおすすめ。たとえば大手セレクトショップ系やあまりこだわりがない場合は、オシャレすぎないシンプルな服を心がけるのが無難。デザイナーズブランドを挙げるなどこだわりがあるようだったら、少しMikaさん寄りにして反応をうかがってみるといいでしょう。

高橋
普段読む雑誌などにもヒントがありそうですよね。私がよくアドバイスしているのは、男性誌に載っている女優さんやモデルさんを参考にすること。同じ人でも、女性誌に載っているときとはメイクもファッションも違うことが多いので。

久保
それはいいですね! 男性誌をたまに読むのは確かにおすすめです。男女どちらにも共通するトレンドなどもあっておもしろいですし、男心を知るうえで役立つかもしれません。

高橋
メイクに関してはどうですか? 男性は、出会って1秒でその女性を「本命にできそう」か「遊び相手」か判断しているという話をよく聞きます。

久保
判断するタイミングに個人差はあると思いますが、メイク、つまり顔がその後の恋愛を左右することは確かでしょうね。特に眉は、トレンドに乗ったほうがいいと思います。今なら太眉とかですね。眉であればトレンドを追ってもオシャレになりすぎず、「なんか素敵だな」と思わせることができるので。
10代や20代の頃に流行っていた細眉を、自分のスタイルだからと今も貫き通すのは、ちょっと個性を主張しすぎている気がします。変化していく女性って、男性の興味も長続きするんです。

高橋
また名言が!(笑) いろんな自分を見せたり、ときとともに柔軟に変化したり、ギャップで相手の心をつかむことは本当に重要なんですね。

デートで男性をキュンとさせる方法

「あなたに興味あります!」と態度でアピール

久保
あいさんとは今日が初対面ですが、すごく話しやすくて想像以上に好印象でした。

高橋
わ! ありがとうございます!

久保
そう感じた理由を考えてみたんですけど、まずは話すときに僕の目をずっと見てくれていること。僕の話や、僕自身に興味を持ってくれているんだなぁと感じるので、気持ちよくお話しすることができるんです。あとは、自分のことを変に隠したりせず、思ったことを素直に話してくれるところも素敵です。

高橋
ありがとうございます。相手との心の距離を縮めるには、自分をオープンにすることが大事だと思っています。私はそれがわりと得意で、たとえば初対面の人が私と同じ名古屋出身だとわかったら、うれしくてハイタッチしてしまうくらい(笑)。

久保
いいですね。お互いのテンションが同じくらいであれば、そうやって気さくに接してもらえるととてもうれしいです。かしこまった場とかだと難しいケースもありますが、その場合は相手が笑ったら自分も笑うとか、質問されたら相手にも返すとか、「あなたに興味があります」と態度で伝える方法はいろいろあります。

高橋
自分をオープンにしようとすると、つい自分からペラペラ喋ってしまうこともあると思うんですが、それは男性からするとどうなんですか?

久保
意見を伝えてくれるのはうれしいですよ。「なにが食べたい?」と聞いて「なんでもいい」と返ってくると、どうでもいいのかなと思ってしまいます。ただ、自分の考えを主張しすぎるのも違うのかなと。「この前は私の行きたいところに行ったから、今度はあなたの行きたいところにしよう」というように、意見するのと相手に譲るのをバランスよくできると好感を持たれやすいと思います。

高橋
恋愛に発展させるには、男性にいい気分でいてもらう、という意識が大事ですよね。同じ「なんでもいい」でも、「久保さんと話すのが楽しいからどこでもいい!」と伝えると印象が全然違いませんか?

久保
さすがですね、そう言われたらかなりテンションが上がります(笑)。

モテ女の上手な「おごられ方」

高橋
ちょっとぶっちゃけた話なんですけど、デートでごちそうしていただくときの上手な対応ってありますか? お財布は出したほうがいいのかとか、迷う女性は多いと思って。

久保
気になる女性にごちそうしたい気持ちはもちろんありますが、ちょっと嫌なのは「フライングごちそうさま」(笑)。店員さんに「お会計をお願……」くらいまでしか言っていないのにすかさず「ごちそうさまです!」と言われると、あまり感じがよくないですよね。お会計するときにバッグをごそごそするくらいがちょうどいいんじゃないかな(笑)。

高橋
バッグごそごそ、覚えておきます(笑)。女性はおごってもらうと「私もなにかでお返ししなければ」と思いがちですが、そういうときは男性の「命への情熱」が上がるようなことをギブできたらと、私は思っています。素敵だと感じたところを褒めたり、話したいことを聞いてあげたり。

久保
そうですね。男性は「この子と楽しい時間を過ごせたから、おごりたい!」「また会いたい!」と思うものなので、その相手がなにをされたらうれしいかを考えることが大事だと思います。いいところを褒めるのもそうだし、女性と話すことに慣れていない人であれば、話しやすい雰囲気をつくってあげるのもいいですね。

高橋
久保さんほどハイスペックな方なら、日頃から褒められ慣れていると思うんですけど、どこを褒められたらうれしいですか?

久保
いや、そんなことはないですが、僕は「いい声ですね」と言われるとグッときますね(笑)。その人がどういう男性像を目指しているかをなんとなく探ったうえで、そこを褒めるのがいいと思いますよ。たとえば会話が苦手なイケメンがいたとしたら、「かっこいいですね」より「○○さんと話すの楽しいです」や「聞き上手だからたくさん話しちゃいました」と伝えたほうが響くかもしれません。

高橋
私が思うキラーワードは「おもしろいですね」。あと「モテそう」というのも、総合的に褒めている感じがしてよさそう。

久保
確かに、言われて嫌な人はいなさそうですよね。最大公約数に響く「褒めパターン」をたくさん持っておくのも、テクニックとしてはありだと思います。

ずっと一緒にいたくなる女性はどんな人?

男性が惹かれる、「自立した女性」とは

高橋
男性に依存するのではなく、きちんと自立している女性は、本命に選ばれやすい傾向にあると思います。久保さんも自立した女性が好きですか?

久保
そうですね。僕が考える女性の自立は2つあって、1つは自分のやりたいことや目指す姿が明確にあること。専業主婦になりたい女性でも、どんな家庭を築きたいかや、子どもをどう教育したいかなど、いろんなビジョンが描けると思います。もう1つは、パートナーがいなくても経済的に大丈夫であること。サバイバル能力というか、自分で生きていく力のある女性は、やっぱりずっと一緒にいたいなと思いますね。

高橋
やりたいことを明確にして地道にがんばっていれば、いずれそれが経済力に変わります
し、まずは自分のビジョンをきちんと描いてみることが大事ですね。
ちなみに、私が恋愛コンサルタントとしてよく言っていることの中で「女性からギブしない」というのがあって。頼まれてもいないことをやってあげたり、世話を焼きたがる女性は多いんですが、男性の「やってあげたい」という気持ちを萎えさせるからダメだとよく伝えています。これはどうですか?

久保
勝手に世話を焼くというのは、相手が本当に求めていることを知ろうとせずに、自分を押しつけてしまっているということ。なにかしてあげる前に、相手の本心を思いやってみるといいと思います。愛されたくて背伸びをしてしまう気持ちもよくわかりますが、無理をしないことも大事。無理をしないと一緒にいられない人なら、その彼は相手としてふさわしくないのかなと思います。

<質疑応答>

(1)2回目のデートがなかなか実現しません。なにがいけないのでしょうか。

久保
1回でもデートに誘われるということは、見た目は彼の好みの範囲内に入っているということ。なので、初回のデートでは内面をどれだけ素敵に見せられるかが大事になりますが、嫌われるのが怖くて自分を出せていない女性が多いのではないかと思います。必ずしも「いい子」と思われる必要はなくて、むしろ「いい子だよね」と言われがちな女性ほど印象が薄かったりする。まずは怖がらずに自分を出すところから始めてみてはどうでしょうか。

高橋
私もシングルマザー時代は、合コンに行っても引かれるのを怖れてシングルマザーであることは隠していました。でも今の夫には会ったときから堂々と言っていましたし、母であることを誇りに思っている私を夫も好きになってくれたんだと思います。
この前、テレビで女性アナウンサーが「私は元気だけが取り柄です!」と堂々と言っていて、なんだかとてもかわいいなと思いました。久保さんみたいにすごい仕事をしている男性や才能がある男性を前にすると、私なんか……と思ってしまいがちですが、「私、プロOLだから!」とか言ってしまうのもポジティブでいいなと思います。

久保
上手な自己紹介ができるようになるといいですよね。「趣味は○○で、理由は○○だから」など自分のことをきちんと言えると、そこから会話が広がったり、自分を印象づけることができます。以前のあいさんはシングルマザーであることに引け目を感じていたけど、ご主人には「あいさんの魅力のひとつ」として映った。そういうふうに、意外な持ちものが武器になることもあるから、まずは自分の持ちものを客観的に眺めてみるといいと思います。

高橋
モテる人って男女問わず、自分のダサさを隠さない人が多い気がします。夫も「一度フラれてからが始まり!」なんて言っていました(笑)。

久保
素敵ですね。実は僕も中高時代はフラれまくっていて、モテる友達から「怖がりすぎ」と言われたことがあります。相手の顔色をうかがうより、たとえ上手に話せなくても自分らしく接するほうが絶対いい。自分のことや好きなことを懸命に話している姿は、かわいいなと思いますよ

(2)私は40代ですが、年齢を理由に結婚してもらえなかったのかなと思った経験があります。年齢はネックになりますか?

高橋
年齢のとらえ方は人によります。若い子が好きな人もいれば、年齢を重ねた女性を素敵だと思う人もいる。事実は変えられないのでそこは気にせず、思いやりなど努力で磨ける部分をがんばって磨いて、とにかく出会いを増やすことが大事だと思います。私はよく「37歳だけど、朝のメイクしたての顔は33歳!」なんて言ったりしますが(笑)、自虐ではなくポジティブな笑いに変えるのもひとつの手かも?

久保
年齢という数字だけに着目すると、恋愛の足かせになってしまいがちですが、せっかくかわいらしい見た目をお持ちなんですからそれをもっといかすべき。一度魅力的だと感じた女性に、年齢は関係ありません

高橋
どうしても気になってしまうなら、「40代には見えないよね!」「若い!」と言ってくれる人をまわりにたくさん置くのもおすすめ。自信になりますよ。

(3)私は視力が弱くて分厚いメガネをかけています。「外したほうがかわいい」と言われるのですが、自分らしくない気もしています。

高橋
選択に迷うときって、「自分がやりたいこと」と「まわりの評価」が違うことが多いんですよね。メガネをかけたほうが自分らしくいられるなら、まわりの声はいったん気にしない。その中で、男性が好きそうなデザインのメガネに変えてみるなど、恋愛がよりうまくいくような方法を探っていくのはどうでしょうか。

久保
選択肢を多く持つことは大切だと思います。男性ウケするメガネに変えるのもそうだし、週に数日だけコンタクトに変えてみるとか。「○○じゃないと自分らしくない」という思い込みをなくして、たくさんの選択肢にトライしてみると、新しい自分に出会えて恋愛がスムーズにいくことも多いと思いますよ。

 

(画像提供:iStock.com/martin-dm)

高橋あい(たかはしあい)
恋愛コンサルタント。1980年12月20日生まれ。愛知県名古屋市出身。化粧品会社勤務後、21歳で結婚・出産、24歳で離婚。
男で泣いてばかりの恋愛依存から脱するべく、幸せになるための恋愛テクニック、男性心理、美容法をとことん学び、独自のメソッドを確立。
10年間のシングルマザー生活を経て再婚、2016年5月には第2子が誕生。
現在は、パートナーに最高に愛されながらハッピーな結婚生活を送っている。
その実体験とテクニックを赤裸々に綴ったブログは、恋愛・婚活に悩む女性たちから圧倒的支持を得て、月間50万PVを誇る。
2015年に起業。恋愛メイク・ファッション講座や恋愛コンサルティングは、どれも開催の告知とともにキャンセル待ちに。受講者の97%が「満足」、87%が「出会いが増えた」「恋人ができた」と答え、人生を好転させる人が続出している。
著書に『最速で出会いが増える顔になる』(サンクチュアリ出版)がある。
・ブログ http://ameblo.jp/realmind-ai


久保裕丈(くぼひろたけ)
1981年東京都生まれ。実業家。東京大学大学院卒業後、外資系コンサルティング会社に入社。2012年に独立して起業、3年後に会社を売却。現在は新規ビジネス設立の準備中。
1人の独身男性を巡って25人の女性が争う恋愛リアリティ番組「バチェラー」にイケメンセレブ男性として出演した“初代バチェラー”。
著書に『その恋はビジネス的にアウト』(小学館)がある。
・Instagram  @hirotakekubo

 



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