「これ、使いたいと思って買ったモノですけど今使えてなくて…。
理想の生活はこれを使ってる状態だから、捨てるのは忍びないし…。
こういう時、どうしてますか?」
こんなふうに相談されること、よくあります。
でも本当に片づけるべきなのは「モノ」じゃなくて…
「時間」だったりします。
こんにちは、モチベーター・整理収納アドバイザーのかとうです。
「片づけ」って「<自分>を生きる」ためにすごく大事な考え方だと思ってまして、連載1~6回目まではモノの片づけの話を、7回目からは「片づけの理論をどうやって自分に応用するか」をお伝えしているところです。
9回目の今日は、「時間」の片づけのお話。
そもそも「家の片づけ」をしたくても、前回のような「外見の片づけ」をしたくても、「時間がない!」と諦めてる人って多いんよな。
心の底では「片づけたくない」「変わりたくない」から「時間がない!」ってことにしてる人もいるんですけど、それはまた別のお話で置いとくとして、今日は本当に「片づけたい」人にお伝えします。
私は「片づけの理論は真理だ」なんてよく発信しているのですが、「真理」というからには、誰にとっても何に対しても変わらず使えるって思っています。目に見え手に取れる「モノ」の片づけの理屈は、見えない触れない「時間」にだって応用できますよ。
まず片づけってどうすることなのか?
ステップをおさらいしましょう。
たったこれだけ。「時間」の場合だって同じです。
私自身の具体例をあげてお伝えするので、「時間がないから」と色々「やりたい」を諦めがちな方は続きも読んで実践してみてほしい。
私が一番最近「時間」を片づけたのは2024年秋のことです。
2023年の秋に「自分の考え方をまとめた講座を作らないといけない」と強く感じる出来事があったのに、「忙しいから」という理由で1年近く手をつけられずにいました。
当時の私は解決したいことや悩みを聞かれると、いつも「何もない時間がほしい。ゆったりしたい」「忙しくて常に何かに追われている感覚がイヤ」と答える状況で…。
それでも「忙しい」のは「好きなことをたくさんしているから」で充実もしていたから、「ゆったりしたい」が叶わないのは仕方ないこと・諦めることって思っていました。

でも、片づけ理論で考えたらこの諦めは正しくないわけです。
「ステップ1.<自分にとっての>ゴール(理想)をしっかり描く」と、「したい」と思える仕事をしながらも、ゆったりした時間を持ちたいっていうのが私の理想だったから。
いよいよメスを入れるかと腰を上げた私がどう進めたかというと、まずはゴール(理想)をしっかり描くことと、全部出し(現状把握)。
まずは人に相談しながら多岐にわたる仕事の棚卸しをして、設計をシンプルに整理。その上で理想と現実の24時間を書き出して時間の使い方を見直していきました。