即答で自分の考えを言える人の頭の中身とは？

はじめまして、下田美咲です！

意外性の宝庫、みたいな人間なので、少し自己紹介をさせてください。

私は今から15年ほど前、まだYouTuberの文化がなかった頃に、「ゴールデンボンバーに入りたい！」という動機で（そのためのスキルを身につけるために）YouTubeへの動画投稿を始めたことがキッカケで、人生が大きく変わりました。

自宅の車を改造してオリジナル宣伝カーを作って（もちろん親を説得するのは大変なことだった）、街中で自分を宣伝したりもしてました。

拡声器を使って、文字通り声を大にして、自分の魅力を宣伝する日々でした。

そんな活動が大当たりして、気づけば「飲みのコールで日本一の人」「盛り上げ女王」と呼ばれるようになり、ゴールデンボンバー（様）への加入は叶わなかったけれど、代わりに「職業：下田美咲」という人生を手に入れました。

そして27歳の時、結婚を機に、エッセイストに転向しました。盛り上げ女王の活動をしていると好みの男性（ギャル男やチャラ男）に出会う機会が多すぎたので、第一に私自身の不倫を予防する目的で。

また、結婚後すぐに妊娠をしたので、活動を続けつつも同時に子育ての青春も全力で謳歌したかった私は『”下田美咲業”を！ここからはどうにかして在宅ワークに切り替えるぞ！！』と考え、大幅な転向に踏み切りました。もちろん大変でした。実質、転職なので。

大変だったけど転身は成功し、不倫をせずに結婚生活9年目を迎え、二児の母にもなり、子育ての青春を全力で謳歌しながら、エッセイストをしています。

そんな私がこのたび、「下田美咲のズバリ言うわよ」というタイトルで連載を始めることになりました。

ということで、ここからが本題！

記念すべき最初のお悩みはコチラです。

あなた、時間をかけても意見の精度が上がってないわよ

ズバリ言うわよ。
あなた、実は時間をかけても意見の精度が上がってないわよ。

なぜなら、あなたが抱える頭の問題は、”回転が遅い”ってことじゃないから。正しく回転してないってことが真の問題よ。

そもそもの頭の回し方、というか使い方に、間違ってるところがあるの。だから、使い方を間違えたままで速度だけを上げたところで、むしろ危険だわ。さらに事故が多発する。頭の回転を速くすることに力を入れたところで、人の言動の精度は上がらないわ。

即答で素晴らしいことを言える人って、たんに瞬発力があるからああなっているのではなく、今のあなたとは頭の使い方が根こそぎ別物よ。スピードに限らず、何もかもが違うの。

だから、「自分は頭の回転が遅い…そのせいでああだこうだ」と悩む人の多くは、実はたっぷり時間をかけても、回転が速い人たちのような答えを導き出せない。

あとから「もっとこう言えばよかった！」と思い付いていることも、自分では大きな違いのある意見を生み出せた気がしているかもしれないけど、他人からみたら僅差であることがほとんどよ。どちらを選んでいても結果は変わらないような、小さな差しかそこにはない。だから実は悔やむほどのことではないわ。

言いそびれたんじゃない、言う気がないの

それにね、別に後からだって、言えばいいのよ。
いつだって、「あ、こっちが自分の気持ちだった」「こう言えばよかった」「こう伝えたかった」と思ったなら、今更なんて思わず、今からでも言えばいいの。現場で伝えそびれた好意は、あとからLINEでわざわざ送ればいいし、イライラしたなら押し殺さず、掘り返して蒸し返してでも戦いの火蓋を落とせばいい。

それをしないってことは、結局、それを言えないのは瞬発力が低いせいなんかじゃなくて、自分の本音を他人に伝える勇気がないからよ。頭の回転の問題じゃなくて、覚悟の無さが問題。

一歩踏み込んだ意見や感情を声に出すことには、いつだって代償がある。嫌われたり、引かれたり、相手からのリアクションを受け取らなくてはいけないことへの怖さがある。無難な対応を選べばパスできる恐怖がそこにはある。だからあなたは、パスすることを選んでるの。勇気を使わない道を選んでるの。

だから、後からも言わないの。頭の回転が遅いことや瞬発力がないことは、あなたが自分の本音を大切に生きられていないことの真の原因じゃないわよ。

自分の気持ちを押し出して生きるって勇気がいることなの。あなたはその勇気を出す決意をしてないだけ。楽をすることを選んでるのよ。生まれ持った頭のせいにしてないで、怠惰なスタンスへの自覚を持ちなさい。