「メンタルが弱いと上司に言われてしまった…」
「上司から怒られることが怖い」
「自分のメンタルを改善して、社会で役立つ人材になりたい」
などと考えていませんか?
新しい会社に入社すると、いままでの環境とはガラッと変わるため、どうしてもメンタル的に弱くなってしまいます。
できればしっかり結果を出していくためにも、メンタル的な部分を強めていきたいですよね。
そこでこの記事では、新人のメンタルが弱すぎたと言われる理由と、改善方法を解説していきます。
上司の目線から見た対処法についても紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
新人のメンタルが弱すぎだと言われる5つの理由

新人のメンタルが弱すぎだと言われる理由は、次の5つです。
- アルバイト経験が乏しく、社会に慣れていない
- 物事へ真面目に向き合いすぎている
- 仕事へのモチベーションが低い
- 新環境でさまざまな不安を抱えている
- 結果を求められて苦しんでいる
それぞれ詳しく解説します。
1.アルバイト経験が乏しく、社会に慣れていない
新人のメンタルが弱いと言われる理由として、学生時代のアルバイト経験が少なく、まだ社会に慣れていない状態であることが挙げられます。
いままで気楽に学生として過ごしていた状態から、急に社会人になると、環境が大きく変わります。
特に最近は学生時代にアルバイトを経験した人が減っており、リクルートの調査によると、2018年と2023年において、アルバイト経験が70.0%から57.4%に減少しているとのことです。
社会経験が少ない状態で、上司から指摘を受けると、メンタル的にダメージを受けてしまうでしょう。
2.物事へ真面目に向き合いすぎている
ひとつひとつの物事へ真面目に向き合う性格だからこそ、メンタル的なダメージを受けてしまうことがあります。
物事を受け流す力が弱く、上司がふと言った言葉がずっと気になってしまい、ストレスとして蓄積してしまうのです。
もちろん真面目であることは非常に優れたポイントなのですが、あまりにも言葉を真に受けすぎてしまうと、メンタル的に病んでしまうでしょう。
3.仕事へのモチベーションが低い
そもそも仕事のモチベーションが低く、すぐに挫折してしまう人もいます。
自分に与えられた仕事を、最低限のパフォーマンスでこなしているだけだと、上司から「メンタルが弱くやる気がない」と思われてしまう可能性があります。
特に新人のころは、重要なタスクを振られることが少なく、雑務的な仕事が中心になりがちです。
その結果、適当な対応が増えてしまい、「やる気がない」「ガッツがない」などと捉えられてしまいます。
4.新環境でさまざまな不安を抱えている
社会人になって変わるのは、職場環境だけではありません。人によっては一人暮らしを始めたり、仲の良い友達と会えなくなったりと、プライベート面での変化があるケースもあるでしょう。
この場合、日々のストレスを発散できないどころか、仕事以外の場面でも不安やストレスを抱えてしまいます。
ストレスが徐々に蓄積していき、仕事でもミスが増えることで「メンタルが弱い」と思われてしまうのです。
5.結果を求められて苦しんでいる
会社によっては、新人の段階からノルマを課せられることもあります。
右も左もわからない状態で結果を求められたものの、仕事がうまくいかず、精神的につらい思いをしているという方もいるでしょう。
上司からの指摘がなくても、自分に課せられたノルマが未達という状況はつらいものです。
新人がメンタルを改善し「弱い」と言われなくなる方法

こちらでは、新人がメンタルを改善し「弱い」と言われなくなる方法を紹介します。
- 自分の強みを理解する
- 仕事の進め方を変えてみる
- 良好な人間関係の構築を心がける
- プライベートを充実する
- どうしてもつらい場合は転職する
1.自分の強みを理解する
自分が強みとしている部分を仕事に生かすことで、仕事でのパフォーマンスが高まります。
誰でも、苦手なもので成果を出すことは難しいです。たとえば「人と話すのが苦手なのに、営業で成果を出そう」と考えても難しいですよね。
人には向き不向きがあるため、まずは強みを理解し、できないことは他の人にお願いしたり、やり方を上司から学んだりして改善していきましょう。
もし強みがわからない場合は、学生時代に得意だったことや、人から褒められたことに目を向けてみてください。
2.仕事の進め方を変えてみる
仕事がうまくいかずに上司から指摘を受けている場合は、進め方が悪いかもしれません。
あらためて自分の仕事の手順を明確にして、改善できる場所がないか探してみましょう。
仕事の手順を明確にする際には、頭で考えるのではなく、紙に書き出すのがおすすめ。実際に書き出したあとは、上司や先輩社員に見てもらって、アドバイスをもらいましょう。
仕事がうまく行き、上司からの指摘が減れば、メンタル的にもいい方向に進みます。まずは身近で改善できるポイントがないかを確認してみましょう。
3.良好な人間関係の構築を心がける
上司からの指摘を恐れるがあまり、適切な仕事上のコミュニケーションを取れていない可能性があります。
仕事上のコミュニケーションが取れないと、さらにミスが増え、上司から怒られる可能性が高まってしまいます。
そうならないように、不明点の相談事を気軽にできるような関係を構築しておきましょう。
直属の上司が難しい場合は、身近な先輩写真や人事部など別部署の社員でも問題ありません。
不明点を解消できる場所を得て、メンタル的につらくならないようにしましょう。
4.プライベートを充実する
仕事でのストレスは、プライベートを充実させることで発散できます。趣味を増やしたり、仲の良い友達と会ったりと、プライベートでの行動を増やしてみてください。
もちろん、仕事での疲れを癒やすことも大切です。つらい場合は家でゆっくりと休み、メンタル回復に努めましょう。
ある程度仕事に慣れてきて、休日も動ける状態になってきたら、プライベートを充実する方向で日々を過ごしてみてください。
5.どうしてもつらい場合は転職する
いまの職場があまりにもつらい場合は、転職も視野に入れてください。
会社によっては、どうしても職場環境が改善できない場合もあります。特に人間関係で苦しんでいる場合、会社や部署を変えないとメンタルが回復しないというケースも珍しくありません。
我慢しすぎると、うつ病などの重大な病気にかかるケースもあるため、どうしようもないと感じたら、転職も視野に入れてみてください。
上司がメンタルの弱い新人に対してできる対処法

こちらでは、上司側がメンタルの弱い新人を育てる方法について解説します。
- 褒めることを基本として接する
- できる仕事から徐々に振る
- 定期的に声掛けを行う
それぞれ詳しく解説します。
1.褒めることを基本として接する
特に新人のころは、まずは「褒める」ことを重視して接するようにしましょう。
右も左もわからない状態で怒りの感情を出してしまうと、新人のモチベーションが下がってしまいます。まずは行動を褒めてから、指摘事項を説明することで、モチベーションを保ちやすいです。
「つい怒ってしまう」という自覚がある方は、褒めることから始めてみてください。
2.できる仕事から徐々に振る
新人にいきなりたくさんの仕事を振ると、混乱してミスも増えてしまいます。
まずは「できることから徐々に」という意識を持って、仕事を振るようにしてみてください。
また、複数のタスクを同時並行で進めるように依頼するのではなく、ひとつずつ渡していくのがおすすめ。
仕事の振り方で、新人のパフォーマンスは大きく変わります。ぜひ徐々に振るということを実施してみてください。
3.定期的に声掛けを行う
新人に仕事を任せっぱなしではなく、定期的に声掛けを行うようにしましょう。新人目線だと「この質問はしてもいいのかな…」と戸惑うことがあります。
定期的に「進んでいる?」や「わからないことがあったら質問して」など、新人が相談しやすい環境を作るようにしましょう。
ミスが発覚してからだと、全体の仕事に影響が出る可能性があり、その状況だと上司側も怒りの感情が出てしまいます。
未然にミスを防ぐという意味でも、常に声掛けの意識を持つようにしましょう。
メンタルが弱いと言われないために 徐々に改善していこう

右も左もわからない状態で多くの仕事が降ってきたり、上司から叱責を受けたりすると、誰でもメンタルにダメージを負ってしまいます。
つらいと感じた際には、「どうしたら改善できるのか」を自己分析してみることが大切です。自分の取り組み方を少し変えるだけでスムーズに進む場合もあるので、ぜひ自分の1日を見直してみてください。
もちろん、どうしても耐えられない場合は、いまの職場にこだわらないことも大切です。自分のできる範囲で、メンタルが強い状況を作っていきましょう。
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