「仕事のことが頭から離れず、休日も気が休まらない…」と悩んでいませんか?
仕事のことを考えて気が滅入ってしまうと、せっかくの休みが楽しめないですよね。
そこでこの記事では、仕事のことが頭から離れない人によくある特徴と、対処法について解説します。仕事について考えることなく、ゆっくり休日を過ごしたい方は、ぜひ最後まで記事をご覧ください。
目次
仕事のことが頭から離れない人によくある特徴
こちらでは、仕事のことが頭から離れない人によくある特徴を紹介します。
- 責任感が強い
- 心配性すぎる
- 完璧主義すぎる
- すべて自分でやりがち
- タスクを把握できていない
- オンオフの切り替えが苦手
- 業務量が多すぎる
それぞれ詳しく解説します。
1.責任感が強い
責任感が強い人は、プライベートな時間でも仕事のことを考える傾向にあります。「仕事が進まないのは自分のせい」「部下の失敗は上司である自分の責任」と、必要以上に自分に負担を強いてしまうからです。
仕事において、責任感が強く自責思考であることは、決してマイナスではありません。ただし休日も気が休まらないくらいに自分にプレッシャーをかけてしまうのは、精神的にもあまり良くない行動だといえます。
2.心配性すぎる
心配性なあまり、きっちり仕事を行っていたとしても「あの手続きにミスはなかったかな」「取引先に送ったメールに失礼はないかな」などと不安になり、ついつい休日も考え込んでしまいます。
考え込むだけでなく、休日もメールをチェックしたり、プロジェクトの進行を再確認したりと、貴重な休みの時間を使ってしまうことも珍しくありません。
自分の行動に自信が持てず、常に不安になってしまう人は、仕事のことが頭から離れない傾向にあります。
3.完璧主義すぎる
物事の細部にまできっちりこだわる完璧主義な人も、仕事のことがずっと頭に残るタイプです。完璧主義な人は基本的に「ゴールがない・遠くにある状態」のため、何度も自分の行動を厳しくチェックします。
厳しいチェックを重ねていると、仕事が業務時間内で終わらず、休日に持ち込んでしまうこともあるでしょう。すると常に仕事のことを考え、気が休まらない状態になってしまいます。
4.すべて自分でやりがち
人を頼らず、すべて自分で仕事をこなしてしまう人も、常に仕事のことが頭から離れない状態になりやすいです。自分でスムーズにこなせるなら問題ないですが、仕事量が多くなりすぎる傾向にあるため、なかなか業務時間内に終わらせられません。その結果、休日も会社に出勤するなど、常に仕事をしている状態になってしまいます。
5.タスクを把握できていない
自分のタスクを把握できていない人も、要注意です。タスクが把握できていない=どれくらい仕事が残っているのかがわからない状態だと言えます。日常的に「自分の仕事はいつ終わるのか」と考える状態になるため、休日もほとんど気が休まりません。
また、タスクを把握できていないと、仕事のミスも起きやすくなってしまいます。ミスが発生した結果、フォローに回るなどの新たなタスクが起こってしまい、さらに仕事量が増えるという悪循環が起きてしまうのも難点です。
6.オンオフの切り替えが苦手
特に管理職や個人事業主などにありがちなのが、オンオフの切り替えが苦手という特徴です。「休日は休む」という考えをなかなか持てず、常に仕事モードで行動してしまいます。
特に近年は自己所有のスマートフォンを会社のメールアドレスと連携したり、LINEなどのコミュニケーションツールで部署内の連携を取ったりするケースが増えました。その結果、休日もついついメールを見たり、LINEに返信したりと、仕事のときと変わらない過ごし方をしてしまいます。
7.業務量が多すぎる
シンプルに業務量が多いというのも、仕事のことが頭から離れない状態を作ってしまいます。仕事が終わらないため、残業が多かったり、休日出勤をしたりと、常に気が休まりません。特に管理職で部下が増えている人や、仕事量がそのまま報酬に直結する個人事業主などに多い傾向です。
仕事のことが頭から離れない状態を避ける対処法5選
こちらでは、仕事のことが頭から離れない状態を避ける対処法を紹介します。
- ミスしても大丈夫という気持ちを持つ
- やるべきタスクを可視化する
- 人に頼むことを覚える
- 休日に仕事に関わるメッセージを見ない
- 「考えても仕方がない」という思考を持つ
それぞれ詳しく解説するので、仕事のことを考え続ける日常から解放されたい方は、ぜひご確認ください。
1.ミスしても大丈夫という気持ちを持つ
仕事に対して、ある程度ミスしても大丈夫という気持ちを持つことが大切です。もちろんミスが許されない重大な局面はありますが、すべての仕事がそのような重大なものではありません。
例えばメールで少し誤字脱字をしたり、部署内で共有しているLINEの返信が遅れたりしても、仕事の進行に大きな影響はないでしょう。特に完璧主義の人は、ひとつのミスも許さなれないと感じて、常に気を張って仕事をしています。ミスを未然に防ぐことは大切ではありますが、常に仕事のことが頭から離れない状態は良いとは言えません。
仕事に対してメリハリを持ち、ある程度のミスは大丈夫であるという考えを持つことは大切です。
2.やるべきタスクを可視化する
自分の残りの仕事量があまり見えていない人は、タスクを可視化することが大切です。「頭の中で覚えている」という状態では、いつまでも不安が消えません。
タスクを可視化する方法はパソコン上だけでも構いませんが、加えて紙に手書きで書き出すことをおすすめします。手書きは記憶力が高まると言われており、また「考えを整理する」という観点でもうってつけです。
もちろんパソコン上で管理すれば、スマホなど別のデバイスで確認することが可能なので、どちらも実施するようにしましょう。
3.人に頼むことを覚える
仕事量が多い人や、すべて自分でやりがちな人は、他人に頼ることを覚えてみましょう。仕事は基本的にチームで行うものなので、自分ひとりだけが過剰な業務量を抱える必要はありません。
また、管理職などのポジションになると、自分で仕事をこなすだけでなく、チームや部署全体を見渡す力も求められます。自分の仕事で精一杯な状態では、管理職としての業務をこなせないと判断されてしまうかもしれません。
「自分じゃなくてもできる仕事」は、マニュアルを作るなどして、他の人に頼むようにしてみてください。もし個人で働いている方でも、業務の一部分を外注化するなど、他人の力を使うことは大切です。
4.休日に仕事に関わるメッセージを見ない
スマホやノートパソコンの発達により、いままではデスクトップパソコンでしか確認できなかった業務上のツールやメールが、手軽に自宅や外出先でも確認できるようになりました。また、手軽にコミュニケーションが取れるチャットツールも発達しています。
便利ではあるのですが、休日も気になって見てしまうという人は、常に仕事モードになってしまう恐れがあり危険です。そこで「休日は仕事に関するメッセージは見ない」とルールを決めて過ごすようにしましょう。
もし休日にメールを見たとしても、周りの人は休んでいる状態なので、できることは限られています。よほどのトラブルでない限り、休み明けの業務時間中に対応しても変わらないため、メールは見ないという意識を持って休日を過ごしてみてください。
5.「考えても仕方がない」という思考を持つ
前述の通り、休日に仕事をしても周りが休みなので、思うように進みません。そのため「考えても仕方がない」という思考を持つことは非常に大切です。
その他にも、自分がコントロールできない出来事については、考えても仕方がないと思うことで、気が楽になります。例えば誤字のあるメールを送ってしまった際に、「送信先の取引先が怒っているかもしれない」と考えてしまう人がいます。ところが「取引先が怒っているかどうか」は、考えても解決に繋がらないため、あまり意味がありません。
このような考えても仕方のないことを思い返さないだけで、仕事が頭から離れやすくなります。
まとめ
仕事のことが頭から離れない状態は、せっかくの休日を楽しめないだけでなく、ストレスで身体を壊してしまう要因になりかねません。
仕事のことを考える人には様々な特徴があるので、まずは自分がどのタイプかを考えたうえで、適切な対策を取るようにしてみてください。
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