「うつ病を本気で治したいのに、どうしたらいいのか分からない」
そんな方のために厳しい言葉を含めて記事を書きました。参考になると思います。
こんにちは。『うつ病で20代全部詰んでたボクが回復するまでにやったこと』という本の著者です。X(旧Twitter)でフォロワー約25,000名。ココナラで「うつ病彼氏の恋愛相談」の仕事を約250件。うつ病になって9年目に突入しました。「デラさん」という名前で活動しています。
ボクは22歳の時にうつ病を発症して、そこからYouTubeなどのネットの情報は参考にせず。自分で良くなる方法を考えて試して失敗してを繰り返してきました。
そんな経験をしてきたボクですが、SNSで発信活動をしている際に違和感を感じ始めました。
「この行動や言動をしていたら消耗するから辞めた方がいい」
「その考え方だと大きく状態を改善することはできない」
そんなモヤモヤを感じる部分が多くなったので、今回の記事では「本気でうつ病を治したい人に向けて実践して欲しい3つのこと」を伝えていきたいと思います。
記事も読んでくれると嬉しいですが、動画の方がより感情的な部分が伝わるはずですのでご覧いただけたら幸いです。また、この内容は状態がある程度良くなった人を対象に執筆しています。
状態が悪い人にとっては身体にもメンタルにもマイナスにしかならない内容だと思うので、予めご了承ください。では、スタート。
目次
1.うつ病同士で群れるな
うつ病になったことで苦しかった経験。うつ病を発症するほどのツラい体験。挙げ出したらキリがないくらい出てくると思います。
ボクが愛用するX。「うつ病の感覚」を毎日のように誰かが投稿しています。誰かが常に「それ分かるわ」って内容の発信をしています。
おそらく、同じ体験をしている人からすれば興味を持ってしまうでしょう。そして、意見を言ったり共感のコメントを残したいと思うはずです。
それ自体は何も悪いことではないのですが、うつ病から回復するためには「うつ病の人と群れる」ような行動をしていたら、ボクは回復に繋がらないと思っています。
補足をしておくと「群れる」の定義は「うつ病の人や情報に触れる時間が長いこと」だと思っていて、うつ病になった人と関わるな。というわけではないんですが、関わっている時間が長いと副作用があります。
まず情報についてXでオススメに表示されるような投稿はこんな感じでしょう。
・うつ病になったら、こんな気持ちになるよね
・うつ病のことを理解されなくてホントに悲しかった
・すぐダウンするようになって生きる希望をなくした
このような「これ自分じゃん」と思えるような興味深い投稿が目に入ってくるでしょう。正直、フォロワーを集めるために使っています。
けれど、この発信ばかりを追っても人生は何も変わりません。
共感を完全には否定しませんが、それだけでは症状から解放されません。
なぜなら、自分がうつ病になった原因と向き合えていないから。イメージとしては、自分の課題を放置して何もやらずに愚痴ってる感覚です。休むことで体力の回復はできたとしても、状態を大きく向上させることはできないと思っています。
そして、うつ病の人とだけ関わっても自分を大きく向上させることは難しいです。
居心地は良いと思いますし、うつ病を発症して最初の回復のステップとして「仲間」という存在は「孤独」から解放される。しかし、上記にも記載をしましたが…自分の課題は何も解決していない状態です。
居心地のいい世界にだけ住み続けるのも悪い選択ではないと思います。しかし、多くの人が社会復帰をしたいと考えていたり。自立をしたいと考えているはずです。
であれば、うつ病になったことのない人とも接することも増えます。うつ病の人だけと関わり続けることで違う人種の動物と話すのが怖くなる。この期間が長ければ長いほど、切り替えが怖くなります。
ある程度の状態が回復したら、もう一度「自分の課題」に向き合うためにも「孤独」の時間を過ごすべきです。まぁ…ツラいけどね…
2.今日を楽しく生きるためだけを考えろ
先ほど、自分の課題に向き合っていないと偉そうなことを言いました。
これを具体的に言えば「今日を楽しく生きることだけ考えろ」だと思っているのですが、ボクが知っているうつ病から回復できた人でこの考え方ができていない人はいません。
むしろ、これは必修科目だと思っています。ボクの感覚では、これすらもできなければ「うつ病を治す」ことはできないでしょう。
これを言うと想定される反論ですが…
・何をしても楽しくない
・何もやる気が起きない
・そもそも身体が動かない
・何がやりたいか分からない
などなど。言いたいことはたくさんあると思います。
うつ病をなめんなよ。みたいな感覚ですよね。
ハッキリ言いますが、そんなことは分かっています。ボクも同じ経験をしてきました。そんなこと無理に決まっていると何も考えず。何もしなかった時期がありました。
しかし、何も行動しなければ何も変わりませんでした。
難しいと思います。どのように行動したらいいのかイメージが湧かなくて当たり前です。ですが、それでも完璧じゃなくても毎日ベストを尽くすことでボクは変わることができました。
最初は壊れているセンサーでしたが、試行錯誤して少しずつ修復していき、1日を最高に楽しく過ごせたら100点として、最初は2点の日々を過ごしてきました。マジでつまらない日々しか過ごせませんでした。
そこから自分が何をしたら1日のクオリティを高くできるのか。これだけを考えて過ごしてきました。具体的に言えば、何を食べたら美味しいと思うのか。ダウンしてる状態でも何をしたら気が晴れるのか。眠れない時に何をしたら楽に過ごせるのか。
「ムカつく」「ダルい」「イライラする」
と愚痴ってもいいと思いますし、マイナスな感情になる時もあります。それでも最終的に「その結果楽しくなれたのか」という感覚を基準に1日のベストを尽くすことだけを続けて欲しい。
これは時間が必要になることなので、コツコツと積み重ねていくしかありません。けれど、その先には症状から回復した世界が広がっていました。
読んでいる皆さんにも体験してくれたら嬉しいなと思います。
3.不要なものは全て捨てろ
こんな偉そうなことを言っていますが、ボクの部屋はめっちゃ散らかっています。けれど、心の部屋はキレイだと思っています。
どんなに仲が良かった人でも関わりたくないなと思ったら、すぐに対策をします。SNSで見たくないと思った投稿はミュートしたりブロックします。
このように自分が楽しく生きるために「不要な存在」がどうしてもいます。これを完全に消去することは難しくエネルギーが必要になります。さらに関わることで自分のマイナスの感情が大きくなります。そのため、消すことに努力することはコスパが悪いです。
ですので、こちらから関わらない離れるという選択をして「不要な存在を忘れる」という行動をすることでボクは「心の平和」を保っています。
このように自分にとってマイナスになる人間関係であったり、仕事であったり、モノであったり。勇気を持って捨てることが大事になってきます。
イメージは人生を経営していく感じですね。
多くの人は流されて生きています。みんな長袖を着ているから、私も長袖を着る。みんなが美味しそうに食べているから、私も食べる。それが求められる状況もあります。
ですが、うつ病を治す。自分の人生を楽しく生きるためには「この場面はこうしたい」「だから、私はこうする」「確かに他の人はこうしてるけど、今は関係ない」と自ら考えて答えを出せるようにする練習を重ねることでボクは元気になってきました。
こういうことを言うと…
・専業主婦だから、変えることはできない
・お金がないから何もできない
・寝たきりだから自分には関係ない
など人それぞれ色々な事情があると思います。しかし、現状を何も変えなければ今の苦しみがずっと続きます。難易度は人それぞれ違うけど、対策をしないと赤点を取ってしまうのと同じです。
自分の人生のクオリティは自分でしか上げられません。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回はうつ病を本気で治したい人に向けて書いてきました。うつ病から回復してきた人は意識せずにできていることが多く、ダウンしていると実行ができないような内容だったと思います。
この記事を最後まで読んでくれた方に伝えたいことは「うつ病が発症するのも理由があるし、回復していくのも理由がある」ということです。
何もしていないのに突然「うつ病が治った」なんて絶対にありえません。少なくとも消耗するエネルギー量を少なくして、楽しいと思える日々を繰り返した先に「寛解」と言われる状態があると思っています。
そして、この内容は「本質」だと考えています。朝散歩などのテクニックみたいな手法はたくさんネット上にあるでしょう。しかし、本質を極めることが最も影響度が大きいです。核心に迫ることで元気になってからの人生も楽しく過ごせています。
この記事は正直に言って、難しい内容です。理解できる人が少なくても仕方がないかなと思います。それでも理解して腑に落として自分のものにできる人がいてくれたら嬉しいです。ここまでご覧いただきまして、ありがとうございました。
次回以降の記事も以前に書いた記事も見ていただけたら幸いです。
デラさん ただの31歳。うつ病の感覚&気持ちを言語化して発信するフリーランス。Twitterフォロワー25000。ココナラにて「うつ病の恋愛相談」の販売実績250件。著書「うつ病で20代全部詰んでたボクが回復するまでにやったこと」 Twitter:https://twitter.com/dera3daze うつ病彼氏の恋愛相談:https://coconala.com/users/513770