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人に好かれる会話術とは?相手をいい気持ちにさせる会話術と不快に思われる6つの表現例

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不快に思われる会話の表現例4つ

相手を良い気持ちにさせる表現がある一方で、不快にさせる表現もあります。ここでは、不快に思われる会話の表現について解説します。

否定的な表現

「じゃなくて」や「っていうか」などのように、意見を否定する印象を持つ言い回しは、不快感を募らせます。相手の意見を受け入れたり、クッション言葉を挟んだりして、話し方を工夫しましょう。また「疲れてる?」といったネガティブな言葉も不快を感じさせます。「元気?」と聞くなどポジティブな言葉を心がけましょう。

決めつける表現

相手の好きなものに対して、自分の主観で否定する言葉や、人の基準を一方的に押し付ける言葉は相手の人格否定に繋がる可能性があります。自分が伝えたいことや、勧めたいものを受け入れてもらう際には相手の価値観にも敬意を払いましょう。

例えば、「これを知らないなんて人生の半分を損している」「なんでそんなものが好きなの」「普通は」「常識的に考えて」といった表現は使うのを控えましょう。「よければちょっと試してみる?」「自分の意見だけど」などの表現に置き換えると良いでしょう。

上から目線な表現

「~してあげようか」などの、恩着せがましく、一種の見下しとも捉えられる表現は、たとえ好意で提案した場合でも、上から目線の印象を与えかねません。相手に、それを「できない」と決めつけているように受け取られ、人間関係が悪化する可能性があります。「手伝うよ」または「手伝わせて」などに置き換えると良いでしょう。

「言ってる意味わかる?」などの、相手をバカにするような表現も適切ではありません。「この説明で伝わる?」など、表現を工夫するようにしましょう。

聞き流すような相槌表現

「なるほど」「へえ~そうなんだ」「うんうん」などの言葉は、自分は無関係で聞き流しているという印象や、相手の話を受けて自分が評価している印象を与えます。相槌は相手の話を受けて、次の話を促すために使うものです。適当に相槌を打つのではなく、「続きを聞かせて」などのような、相手の話を引き出す表現を活用しましょう。

まとめ

本記事では、相手を良い気持ちにさせる会話術について解説しました。好かれる人、嫌われる人の話し方の特徴や、相手に快い表現、不快な表現の違いを理解すれば、より効果的に活用できるでしょう。

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(画像提供:iStock.com/metamorworks/:kuppa_rock)

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