日本中が価値観を見直した3.11から3年。
震災により日本の社会問題を「10年先取りした」と言われる東北で、
何がなされ、何が見えてきたのか?
東北復興の現場を取材し続けた無料専門紙、「東北復興新聞」が贈る、
東北のこれまでと今、そしてこれから。
「復興、どうなってるのか分からない」
「なんか、全然進んでないんでしょ?」
「可哀想なイメージで正直敬遠してるかも…」
「ボランティアに行って以来、全然関われなくて申し訳ない…」
都市に暮らす人たちが持つこんな思いと、復興現場で日々感じている
「新しい! 」「カッコいい! 」「ワクワクする! 」というような感覚との大きなギャップ。
現場取材を続けてきた「東北復興新聞」が、震災から3年を機に
マスメディアだけでは伝わらない東北復興の「リアル」と「希望」を伝える、渾身の一冊。
本書では、被災3県での多くの出会いの中から、官僚、自治体職員、企業、NPO、漁師や農家など、
さまざまな分野の最前線で活躍する15人の語る、希望のストーリーを紹介。
また、「何がどうなってるの?」という素朴な疑問に答える、
イラスト満載の基礎知識コーナーや、今盛り上がっているプロジェクト紹介も。
さらに、旅心を盛り上げる、復興関係者55人の口コミによる、楽しい「食べる・買う・観る」ガイドも。
これ1冊で、震災から3年、そしてこれからが丸わかりです。
著者について
本間勇輝 Yuki Homma
『東北復興新聞』発行人・NPO法人HUG代表理事
1978 年生まれ。富士通(株)を経て、2005年にITベンチャー・(株)ロケーションバリューの創業に携わり、取締役COO就任。2009年同社退社後、妻・ 美和と2年間の世界旅行へ。2011年10月に帰国しNPO法人HUGを設立。「東北復興新聞」の発行、同紙英語版「Rising Tohoku」、復興のリーダーたちのオピニオンサイト「TOMORROW」の運営を行う。復興庁復興人材支援協議会委員。
本間美和 Miwa Homma
『東北復興新聞』編集長
1976 年生まれ。 (株)日立製作所の営業職を経て、雑誌編集者に転身。2003年より(株)リクルート『ゼクシィ』編集部、2006年より(株)講談社『FRaU』編集部 へ。 2009年12月より夫と世界一周。旅の間に行った現地での社会貢献活動が、ブログ「ひげとボイン」を通じて反響を呼び、帰国後に『ソーシャルトラベル 旅ときどき社会貢献』(ユーキャン)として出版。
東北復興新聞
NPO法人HUGが 運営する、被災3県(岩手・宮城・福島)の復興に携わる人のための業界紙。
2012年1月に創刊し、地域・分野・セクターを横断し、ヒントや協働につなが る良き事例を共有している。関係省庁、被災自治体(県・市町村)、企業、NPO等に4000部を無料で郵送している。WEB版も同内容を掲載。
http://www.rise-tohoku.jp/