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何もできない自分が情けない…そんな現状を変えるには?「できない」を克服する7つの方法を紹介

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「何をやってもうまくいかない…」
「周りと比べて自分だけできていない…」
このように自分のことを情けなく感じて落ち込んでしまうことはありませんか?しかし、このように感じるのは、あなたが真面目に物事に向き合おうとしているからこそ。では、この「何もできない自分が情けない」という気持ちと、どのように付き合っていけばよいのでしょうか?

この記事では、何もできないと感じて情けなくなってしまう原因と対処法について解説しています。仕事でつまずいたとき、失敗が続いたとき、周りと比べて落ち込んでしまったときに役立つ内容なので、ぜひ最後までお読みください。

この記事は書籍『 多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。 』の関連コラムです。

何もできない自分が情けないと感じる原因

まず、何もできない自分が情けないと感じてしまう原因をみていきましょう。

完璧な姿でないとダメだと思っている

完璧主義は、一見すると高い目標を持つ良い特性のように思えますが、実際には自己評価を下げる要因になることがあります。完璧を求めすぎると、些細なミスや欠点が気になり、自分の成果や努力を正当に評価できなくなってしまうのです。

たとえば、仕事のプレゼンテーションで99%うまくいっても、1%のミスだけを気にして落ち込んでしまうようなケースです。また、完璧を目指すあまり失敗を恐れ、新しいことに挑戦する勇気が出なくなることもあります。失敗するくらいならやらない方がいいと考え、何もできなくなってしまうのです。

他人と比較している

他人と自分を比較することは、自己評価を下げる大きな要因の一つです。SNSの普及により他人の華やかな一面だけを目にする機会が増えたことで、比較の罠に陥りやすくなっています。

他人と比較する際、自分のできないところと相手のできているところを比べてしまいがちです。たとえば、友人の成功や成果を見て、「自分は何もできていない」と落ち込んでしまうようなケースです。しかし、これは公平な比較とは言えません。他人のできているところだけを見ていると、自分の成長や努力を見落としてしまいます

また、他人の苦労や努力の過程は見えないため、表面的な結果だけで判断してしまう危険性があります。裏では誰しも苦労や失敗をしているものなのです。

何もできないと思い込んでいる

「自分は何もできない」という思い込みも、重要な原因の一つです。この思い込みは、実際の能力とは関係なく、自己評価を必要以上に低くしてしまう認知の歪みから生まれています。

実際には日常生活を送れているということ自体が、多くのことができている証拠です。たとえば、基本的な身の回りのことをこなせる、コミュニケーションが取れる、仕事や学業に取り組めるなど、できていることは数多くあります。

しかし、ネガティブな思い込みにとらわれることで、そうした事実が見えなくなってしまいます。このような思い込みは、客観的な事実とは異なることが多いのです。

自分は何もできなくて情けないと感じるとき

自分は何もできないと感じるときは誰にでもあるものです。ここでは、そうなってしまう状況を見ていきます。

仕事で期待に応えられなかったとき

仕事で期待に応えられないと、自分の能力不足を痛感し、情けなさを感じることがあります。これは周囲からの信頼を裏切ってしまったという罪悪感と、自分の実力のなさを突きつけられる経験が重なるためです。

たとえば、上司から重要なプロジェクトを任されたにもかかわらず、締め切りに間に合わなかったり、成果が期待以下だったりすると、強い自己嫌悪に陥りがちです。また、顧客からのクレームに適切に対応できなかったり、チームの目標達成に貢献できなかったりした場合も同様です。

上司や同僚から信頼され、任された仕事であればあるほど、その期待に応えられなかったときの自己嫌悪は深刻なものとなります。

思い切って挑戦したのに失敗したとき

新しいことに挑戦して失敗したとき、「やはり自分には無理だった」と強い無力感を感じることがあります。とくに、勇気を出して一歩を踏み出したにもかかわらず、思うような結果が得られなかった場合、その落胆は大きくなりがちです。

たとえば、転職に挑戦して面接で不採用になったり、新しい資格の取得に失敗したりした場合です。このような経験をすると、「何をやっても無駄だ」という諦めの気持ちが強くなってしまいます。

努力が報われなかったという落胆とともに、自分の限界を感じてしまうのです。

周りと比べて自分だけができていないと感じたとき

周りの人々と自分を比較し、自分だけが取り残されているように感じると、強い劣等感と同時に情けなさを覚えることがあります。これは、他人のできていることばかりに目が行き、自分のできていないことを過度に意識してしまうためです。

たとえば、同期の中で自分だけが昇進できなかったり、友人たちが次々と結婚していく中で自分だけが独身だったりすると、自分の人生の遅れを感じてしまいます。自分だけが現状維持のように感じられ、強い焦りや無力感に襲われるのです。

単純なミスが続いたとき

些細なミスを重ねてしまうと、自分の能力全般に対する不信感が生まれ、情けなさを感じることがあります。これは、小さな失敗の積み重ねが自信を無くさせ、自己評価を下げてしまうためです。

仕事で入力ミスを続けてしまったり、日常生活で物忘れが増えたりすると、自分の注意力や能力全般に疑問を感じ始めます。また、人前で何度も同じ失言をしてしまったり、簡単な計算ミスを繰り返したりすることで、自己嫌悪に陥ることもあります。

何もできなくて情けない自分を克服する方法7選

何もできなくて情けないと感じたときの克服方法を7つ紹介します。

  1. 簡単にできそうな目標を立ててみる
  2. できているところを見る
  3. 過去の自分と比べる
  4. 自分をいたわる時間を作る
  5. 運動を習慣づける
  6. 周りの人を頼る
  7. 環境を変える

それぞれ詳しく見ていきましょう。

1.簡単にできそうな目標を立ててみる

何もできないと感じているときは、まず小さな目標から始めることが効果的です。簡単に達成できそうな目標を設定することで、自信を取り戻すきっかけを作ることができます。目標を立てる際のポイントは、具体的で達成可能なものを選ぶことです。

たとえば、「今日は机の上を片付ける」「明日は10分早く起きる」といった、できそうな小さな目標から始めてみましょう。このような小さな目標でも、達成することで確実に自信につながります

最初から高すぎる目標を設定すると、挫折感を味わう可能性があります。徐々に目標のレベルを上げていくことで、自分の成長を実感でき、自分もできるという気持ちが芽生えていきます。

2.できているところを見る

自分には何もできないと思い込んでいても、実際にはできていることがたくさんあるものです。日常生活の中で、当たり前のように行っていることにも目を向けてみましょう

毎日きちんと起床して仕事や学校に行けていること、自分で食事を作れること、友人や家族との良好な関係を保てていることなど、日々の生活の中で「できていること」を探してみてください。

できていることをリストアップしてみると、意外にも多くのことができていることに気づきます。このリストを定期的に見直し、新たにできるようになったことを追加していくことで、自己肯定感を高めることができます。

3.過去の自分と比べる

自分の成長を実感するためには、他人と比べるのではなく、過去の自分と比較することが効果的です。これにより、自分の進歩や成長に気づけるようになります。

1年前の自分と比べて、新しいスキルを身につけたり、人間関係が改善されたり、健康的な習慣が身についたりしていないでしょうか。小さな変化でも、それは確実に成長の証です。

自分の成長に注目することで、「何もできない」という否定的な思考から抜け出すことができます。また、過去の困難を乗り越えてきた自分の強さを再認識することもできるでしょう。

4.自分をいたわる時間を作る

何もできないと感じて落ち込んでいるときこそ、自分をいたわる時間を作ることが大切です。「何もできないから休む暇はない」と考えがちですが、それは逆効果です。

休息は、心身のリフレッシュに不可欠です。適度な休息を取ることで、ストレスが軽減され、新たな視点や発想が生まれる可能性があります。好きな音楽を聴く、お気に入りの場所でゆっくり過ごす、軽い運動をするなど、自分なりのリラックス方法を見つけてみましょう。

自分をいたわる時間を定期的に設けることで、精神的な余裕が生まれ、「何もできない」という否定的な思考から抜け出しやすくなります。

5.運動を習慣づける

運動を日常生活に取り入れることは、心身の健康を改善するのに効果が期待できます。何もできないと感じて落ち込んでいるときこそ、体を動かすことで気持ちを前向きに変えていきましょう

週に2~3回、10~30分程度の軽い運動から始めてみましょう。ウォーキング、ストレッチ、軽いジョギングなど、無理のない運動を選ぶことが継続のコツです。運動を習慣化することで、達成感を得られるだけでなく、心身のストレス解消にもつながります

また、運動を継続することで自己効力感が高まります。小さな目標を立てて達成していくことは、「自分にもできることがある」という自信につながるのです。

6.周りの人を頼る

何もできないと感じているとき、その悩みを一人で抱え込んでしまう人が多くいます。できないことを知られたくないという気持ちから、周囲に相談することをためらってしまいがちです。

しかし、悩みを一人で抱え込むことは、さらなるストレスを生む原因となります。信頼できる同僚、友人、家族に相談することで、新しい視点や解決策が見つかることも多くあります。また、話を聞いてもらうだけでも、心の負担は大きく軽減されます。

周りの人に頼ることは、決して恥ずかしいことではありません。むしろ、自分の状況を適切に認識し、必要な支援を求められることは、重要なスキルの一つと言えます。一人で悩まず、周囲のサポートを受け入れる勇気を持ちましょう。

7.環境を変える

何もできないと感じる時、環境を変えることで新たな可能性が開けることがあります。環境を変えることで、新しい刺激を受け、視野が広がり、自分の潜在能力に気づくきっかけになるかもしれません。

環境の変化には、さまざまなレベルがあります。部署異動や転職といった大きな変化から、デスクの配置を変える、通勤ルートを変えるといった小さな変化まで、自分に合った変化を選択しましょう。また、付き合う人を変えたり、新しい習い事を始めたりすることで、新たな視点や刺激を得ることもできます。

環境の変化は、必ずしもすべてを変える必要はありません。小さな変化から始めて、徐々に広げていくことで、自分に合った環境を見つけることができます。新しい環境では、これまでと異なる可能性が開ける場合も多くあります

今、生きているのは「できている」ということ

「何もできない自分が情けない」と感じることがあっても、実は今この瞬間を生きていること自体が、大きな「できている」ことなのです。この事実を認識し、ポジティブな考え方に変えるだけで、心が楽になる可能性があります。

Jam著『多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。』では、心が楽になる考え方のコツを紹介しています。生きているとさまざまな悩みが生まれてしまいますが、それらを消してくれるような考え方が漫画とともにわかりやすく解説されています。この本を読めば、人生の見方が変わるはずです。

 

この記事は書籍『 多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。 』の関連コラムです。