目次
男友達は定期で会えない時期があるのが普通
私には男友達が沢山いるけど、男女の友情ってのは定期的に、一定期間会えなくなる時期があるのが普通だと思ってる。
男友達っていうのはメンヘラな彼女ができると一定期間(女がいる)コミュニティからは姿を消すものだし、結婚なんてするともっとそう。
結婚してる数年間は会えなくて、離婚後にまた会えるようになるのってザラだし、逆にいうと、結婚した途端に妙に会えなくなる男友達って基本的にそのうち離婚する。あるいは急にまた会えるようになったと思うと不倫をしている。
私と男友達だと異性だから、お互いにパートナーがいる中で二人きりで会うのはアレだよねっていうのはそうなんだけど、グループですらも会えなくなるのって、変なパートナーに引っかかってる証拠。
会えなくなっている時期の男友達って、パートナーからの過剰な束縛や異常な抑圧に押し潰されるような数年間を過ごしている。そしてそんなのは当然長くは続かない。
だからだいたい数年以内に、離婚するか、離婚しなくとも何かの拍子に目が覚めて、でも何らかの離婚できない事情があるから不倫等でガス抜きをしながら自分なりにバランスを取ることにして、そういうタイミングでまた会えるようになる。
配偶者へ愛想を尽かすと同時に、結婚前の健全なフットワークを取り戻して、封印していた異性の友達との交友関係を取り戻す、っていうのは結婚あるある。
だから私はそんな時「おかえり〜!」と言うわ。「待ってたよ〜目が覚めたんだね〜!生還おめでとう〜!」って。離婚報告を受けた場合は「お疲れ様!!新しい門出おめでとう!ついにシャバに戻ってきたんだね!」って言う。
結婚してから女友達の価値に気づいた
前述の通り、独身時代の私は友達の8割が異性だった中で、結婚を機に、同性の友達をすごく増やしたのだけど、それは妻としての自覚を持って意図的にそうしたことだった。
夫の手前、やっぱり同性の方が遊びやすいから。
異性とは遊ぶなと言われたことは一度もないけど、自分として数十年生きてきてるから分かるけど、自分が相手のことを友達としか思ってなくて性的な目では見れないと思っていても相手もそう思っている保証って無さすぎるし、何かの拍子に何が起きても普通なのがやっぱり男女だから。
そもそも友情があることは、性欲を向けられない理由にならないし。友情と性欲の両立は意外と可能でもあるし。性行為をしたくらいで友情って壊れないし。(よくあるヤッたら関係が終わるっていうヤツは、そもそも相手がハナから下心のみで関わっていたパターンで、友情など存在していなかった時にそうなる。壊れたわけじゃなく、もともと芽生えてない)
男女ってどれだけの歴史があろうといつでもどうとでもなれるから。だから私は、結婚してから一度も男友達と二人で会おうとしたことがないけど、お互いに結婚をして家庭を持つようになると既婚者複数人で都合を合わせるのがなかなか難しくもなってくるから、そうなってきた時に女友達って便利で。
結婚して初めて、私は異性ではないことの便利さに気が付いて、女友達という存在の価値が爆上がりして、急速に増やしたわ。
二人で会っても心配されないし、相手側も私との予定に出てきやすいし、どれだけ酔っても性的な事故が起こる可能性が0というのは同性の圧倒的なメリット。女性の友人は、穴を持つ私にとって、棒を持ってないことこそが最大の価値であり、素晴らしい。何かの拍子に発情される心配が全くないって気楽すぎる。
とはいえ、私の人間性的に、元来気が合うのは男性のほうなので、男友達と遊ぶことを諦めてもいないし、今でも機会があれば新規の男友達を増やしてもいるけれど、既婚子持ちの身として使い勝手が良いのは明らかに同性の友達であるため、独身時代と比べると、女性との友情を育むことへのモチベーションは高まっているし、会う機会も増えた。
友情を長続きさせるために必要なこと
そもそもだけど、友達との付き合い方について「ずっと一定で保つことを正義」と考えてしまうと、全ての友情が長続きしなくなる。
メンヘラな恋人ができた時はしばらく付き合いが悪くなることとか、変な女と結婚したら数年姿をくらますこととか、仕事が忙しい時は色々とそれどころじゃないこととか、結婚して数年は家庭の形を模索している時期だとか、子どもが生まれて数年は飲みに出かけている余裕がないとか、人生には色んなフェーズあることをお互いに受け入れて付き合えると、友情は一生モノになりやすい。
20代の頃に出会った仲間と、ずっとクラブ遊びしかできなかったら、とっくに疎遠になっていただろうけど、お互いの人生の進捗に合わせて、いろんな会い方、いろんな付き合い方に切り替えられているからこそ、私は今でも彼らと仲良くしている。もう週2でオールしたりはできないけど、年2くらいでお互いの家を行き来することで、友情が続いている。
会えたり会えなかったりすること、やれることが変わっていくこと、そういうのを悪いことや寂しいことだと考える人は自分の人生が停滞しすぎている。
いろんなフェーズがあるのが人生だと、アグレッシブに生きている者同士は知っている。だから理解して寄り添い合えるし、数年ぶりにまた会えるようになったりすることを心から歓迎する。
ということで、すごくすごく仲がいい女友達がいる男性は問題ないけど、「俺らはすごくすごく仲がいいから、君と付き合ったとて、これからも毎週アイツとも会えないと無理!彼女がいても、アイツとの友情は同じくらい大切!ただの友達なのに自由に会えないのはおかしい!」とか言い出す男はかなりヤバいし、そういうことを言う女とつるんでる場合もしっかりヤバい。
自分の恋人やら、大切な友人の恋愛に、配慮ができない人間はヤバい。もしそういう人と付き合おうとしているならば、ズバリ、つらい思いをするわよ。
下田美咲 1989年生まれの35歳。有料noteの売上が累計2億5千万円を突破している令和時代の売れっ子エッセイストで、2児の母。 10代の頃よりモデル・タレントとして活動。 21歳の時に始めたYouTube企画「下田美咲の動画プロジェクト」が人気を博し、 当時としては異例の再生回数を連発。「コールの女王」として注目を浴び、多数のテレビに出演する。「下田美咲参上」のフレーズも話題に。 27歳の時に、結婚を機に作家に転向する。 現在までに出版した著書は「新型ぶりっ子のススメ」「人生の作戦会議!」など7冊で、作家として「セブンルール」「ボクらの時代」などに出演。 2018年より、読者の質問相談に個別対応するためのオンラインサロンをオープン。月額12500円と高額ながらも、現在までに2000会員と交流。誰よりも読者のリアルに詳しい作家になることを目指し、やり取りを重ねている。 2024年現在のSNSの総フォロワー数は11万人。 下田美咲Instagram https://www.instagram.com/shimodamisaki815/profilecard/ 下田美咲サロン「人生を動かす目からウロコ」 https://lounge.dmm.com/detail/1612/