お悩み解決のスペシャリスト・下田美咲が読者からの相談に答える本連載。今回も、人生を変える価値観を授けることをモットーにズバリ言うわよ。
目次
付き合う前に性行為に及ぶべき
分かる。そもそも、付き合ってからのキスって恐ろしいのよ。私はすっごく苦手。




そんな私の独身時代のモットーは「極力、付き合わない」だったわ。恋をした時はいつだって、どうすれば付き合わずしてヤレるだろうかと考えていたし、目標がそこだった。
極力付き合わないで、いけるところまでいくことがお互いのためなのよ。世の中の常識とは逆をいくけど、私は今も昔も、付き合う前に性行為に及ぶことを全力で推奨しているわ。
相手が肉食系じゃない場合
私がそう言うと、「でも、相手が肉食系じゃない場合は、付き合う前にエッチに持っていくことが難しい…」という意見が出たりするのだけど、分かる。たしかにそう。私もそれで仕方なく、手順を踏んだことがある。でも、その結果として確信したことがある。
付き合うまでヤらないタイプの人のセックスには期待するべきじゃないわ。付き合うまでヤれない相手ってのは、下手くそなもんだと思って手に取るべき選択肢よ。希望を持つのはやめなさい。
その交際には「この人なら下手でもいい、性行為なんてどうでもいい!」という意志を持って臨むべきよ。万が一うまかったら、それは棚ボタであって、「きっと夜の方も良いはず♡」なんて期待を抱いて付き合うのはお門違い。
だって、付き合ってからしか性行為をしないタイプの人って、そもそも本人が性行為に重きを置いてないからこそ、そのスタンスなわけよ。うまいわけないじゃない。本人がそこに重きを置いてないんだから。
「男女交際においては性行為の良さがすごく重要!」って価値観の人間だったら、そこを知らないままで付き合おうとなんてしないのよ。普通に考えて、そうでしょ。必要最低限の確認すら済んでないのにフライングで告白なんてしないわ。
性行為に重きを置く派からしたら、そこの実態ってのは、付き合う上でフルネームとかより重要なのよ。本名よりも、知っておきたい。知らないと怖くて付き合えない。
つまり、付き合うまでヤレない相手ってのは、本人がそれを重要視してないからこそ、その順番なのよ。
性欲の弱い床上手などいない
また、「そういうことをする前に、まずは付き合わないと!」って生真面目に段取りを踏むタイプの人って、性欲が弱い傾向もある。
食欲の弱い美食家なんていないように、性欲の弱い床上手もいないの。貪欲だから追求するんだもん。何事も、そのことへの強い興味関心、意欲があるからこそ極まっていくの。
性欲が弱いってことは、性行為へのモチベーションが低いってことであり、本人にとってモチベが低い分野のことなんて知識も経験も不足していて当然だから、つまり下手。
性行為がうまい人って、必ず土台に知識がある。カンとかセンスとかノリだけでうまいわけじゃない。性の知識っていうのは、生きてるだけで自然と身につくようなものじゃないから、本人が意欲的に学んで掴み取りにいってないと持ってない。
それに、知識を持った上で自分なりの研究も重ねないと、床上手の領域には到達しない。
だから、性欲が弱い人がうまいはずないのよ。さほど興味がないから、まず学んでもないし、場数も踏んでない。
それに経験してることの内容も薄い。付き合ってからじゃないとしないような相手としかお手合わせしてきてないから、現場での学びも乏しい。