好きにこだわれ~女子ボクシング世界王者を生んだ"行動力"の流儀~

人生の主人公は、私。by MiyoYoshida | NY在住世界王者プロボクサー

#連載エッセイ
#好きにこだわれ~女子ボクシング世界王者を生んだ"行動力"の流儀~

自分の魅力が増えたら敵も味方になる

私はチャンピオンになるということ以外でも

今までやってみたかったことを始めた。

まずは、地元鹿児島の繁華街のゴミ拾いからスタート。

良いことしようぜプロジェクト(仮)という

まだ20歳そこそこで少し照れ臭さもあり

ふざけた名前をつけて共感してくれた仲間と細々と始めた。

小さな頃から、フリースクールがあったら良いのになと思う事もある位

自分なりに色々抱えた幼少期を過ごした。

自分なんかが社会福祉活動を声かけして集まってくれるかと不安もあったが

児童養護施設への訪問や、子供達へファイトマネーを募金したり、お菓子や文具を持って1人で訪問したりした。

とある児童養護施設に居た年頃の女の子に

格闘家なら今すぐシャドーをやってみろと言われ

20歳そこそこの私は緊張しながらも

まだチャンピオンでもないけど、ここで怖気付いたら終わりだと思って

全力で汗をかく程のシャドーを披露した。

その時に思った。

私が結果を出せば、もっと成長すれば

彼女からこの言葉が出てくる事はなかっただろうなと。

でも、何者でもない自分が児童養護施設へ行く真意や熱意は、この全力の思いを伝えるしかなかった。

結果、彼女にも真意が伝わってようで、その後会話をする事が出来て、彼女の真意や苦悩を垣間見る事が出来た。本当に彼女に良い経験をさせてもらったと思っています。

 

 

こうして、一つずつ結果を出したり

人として成長を続けていく事で

昔は否定的だった人が好意的になったり

応援してくれる様にもなったりもした。

そういう人は大抵自分の言った否定的な事は忘れているので、こちらも忘れたら良いのです。

あの人最初はあんな風に言ってたくせに。。。

なんてやってると、一度しかない人生の無駄遣いになります。

辞めましょう。

自我も込めて書いています。笑

人は誰しも成長します。良くなったり悪くなったり。その人なりの信念を持ち日々成長しています。

鹿児島時代の私を好きになれなくても今の私を好きな人は居るし

今の私を嫌いで昔の私が好きだった人も居ます。

これはコントロール出来ないことです。

人生で悩むのは自分のコントロール出来る事だけにしておきましょう

こういった日常生活の経験が更にリングに上る私を強くしました

人生は旅 主人公は私

人生の主人公は間違いなくあなたです

誰がなんといおうと、あなた中心で世界は周ります。

サブキャラクターに自分の人生を委ねすぎて

ついつい人生をオートプレイしていませんか?

うまくいけばそれで良いのかもしれませんが

もし人生を終える時に振り返ってみて

充実度で考えてみたらどうでしょうか?

あれをしたら良かった。こうしたかった。という後悔はありませんか?

人生は挑戦は何度でも出来ますが

ゲームの様にリセットボタンを押して

初めから再スタートする事は残念ながら出来ません。

貧富、男女、格差、関係なく、1日24時間という時間と寿命だけは、皆、平等だからです。

誰も責任は取ってくれないのなら

自分で人生の舵を切って好きな事を初めてみませんか?

失敗すらも旅のご正味です。


吉田実代 (Miyo YOSHIDA)
NY在住 世界王者プロボクサー / 9歳の娘を育てる「闘うシングルマザー」
鹿児島県鹿児島市出身 / 沖永良部島観光親善大使

主な戦績
・初代 日本女子バンタム級王者
・第6代 OPBF東洋太平洋女子バンタム級王者
・WBO女子世界スーパーフライ級王座(第5代・第7代)
・IBF女子世界バンタム級王座(第8代)

活動
・社会貢献(ゴミ拾い、募金、児童養護施設訪問 など)
・講演&ボクシングレッスン(日本サッカー協会「夢先生」、NY日本人学校 ほか)

これからの夢
・主要4団体の全ベルト制覇
・本の出版
・「Miyoフェス」開催

Instagram:miyo_yoshida_
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