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私の「英語ができる」はこれ!
ちなみに、私の中の「英語ペラペラ」は、「発音や文法が多少間違っていても、相手の言っていることを正しく理解し、文脈に合った返答や自分が言いたいことを、相手の目を見て自信を持って伝えられる状態」です。
例えば、渋谷駅で突然外国人に「表参道駅に行きたいんだけど、どの電車に乗ればいいの?」と声をかけられて、「ああ、表参道なら私もいまから行くから一緒にホームまで連れて行ってあげるよ」と答えて、半蔵門線のホームに行く間「どこから来たの?日本は初めて?」だとかなんとか他愛もない会話を振ってみたりして、気づいたら表参道駅に着くまでずっと15分くらい話していた、みたいな状況。これ本当に最近あった出来事なんですが、私の中ではもうこのレベルで十分「英語はできます」といえるんじゃないかなって思っています。
発音だって文法だって間違いまくるし、言いたいことがうまく言えなくて言い直したり言葉に詰まることだってあるけど、英語って「コミュニケーションツール」なので、意思疎通ができてれば十分じゃん、って私は思ってる。そしてそのくらいのレベルの英語力の私でも、この外国人さんに「君なんでそんな英語喋れるの?海外に住んでた?」って聞かれて、「そう、最近までニューヨークに留学してたんだよね」なんて話もしました。大人になってから勉強し始めても、そのくらいのレベルには到達可能だし、むしろそこまでイケたらでかした!レベルだと満足してる。
ちょっとこの動画を見てください。
これは、みなさんの中でペラペラに入りますか?
私は、バッチリ入ると思います。
発音なんて気にしているのはもったいないよってくらい、世界にはいろんな発音の英語が存在します。私達は、アメリカの英語が身近にあってそれらをきくことが多いのでつい「あれ」が英語と思ってしまうけど、イギリス英語とアメリカ英語だって発音がぜんぜん違うし、インドなまりの英語、シンガポールなまりの英語、オーストラリアなまりの英語など、色々あるんです。
ネイティブスピーカーだって、いろんな発音の英語を聞き慣れています。なので、発音を完璧にしようとするのではなく、まずは相手に伝わる英語がしゃべれればOK!と開き直りましょう。
英語学習初心者がやりがちなNG
そしてもうひとつ。
よおおおおし!英語やるぞおおおおお!!!!!と燃えて、英語初心者なのに、いきなりオンライン英会話とかに手を出さないこと。
オンライン英会話は、中上級者がやるものです。初心者がいきなりオンライン英会話で英語話者と話すとどうなるかというと、むちゃくちゃ心がずたずたにやられます。
30分のセッションが終わったあと、ちっこくなった背中で大きなため息をついて、「英語辞めたい・・・・消えたい・・・・」ってなってるはずです。
最初にいった、「モチベーションが下がることは避けないとダメ」という話にもつながるんですが、「難しすぎること」はやっちゃダメです。
理由は同じ。「モチベーションが下がるから」です。
というわけで今回は、新しいことを学び始めるときに気をつけたい「鉄則」2つをお話しました。
- 明確なゴールを設定すること
- 難しすぎることをいきなりやらないこと
このふたつを守るだけで、英語学習は随分と楽に、楽しくなるはずです。
なんでもそうですが、楽しく気持ちが満たされてないと、長くは続けられないですからね。英語学習は筋トレと一緒で、「継続」が命です。そのためにも、モチベーションを切らさないコツを引き続きこの連載でおさえていきましょう。
次の記事では「英語が最速で話せるようになる方法」をお話します。お楽しみに!
☆24年12月にAGAL株式会社を設立し、現在オンライン英語学習サービスローンチに向け準備中。 ご興味のある方はこちらのラインに登録して、 サービスの最新情報アップデートをお待ちください! https://lin.ee/PU60DZTビリギャル本人 さやか(小林さやか) 1988年、名古屋市生まれ。高校2年の時に出会った恩師、坪田信貴氏の著書『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』(通称:ビリギャル)の主人公。慶應大卒業後、ウェディングプランナーを経て、“ビリギャル本人”としての講演や執筆活動などを展開。2019年4月より、聖心女子大学大学院へ進学、21年3月修了。22年9月より、米国コロンビア大学教育大学院の認知科学プログラムに留学。24年5月修了。 著書に『私はこうして勉強にハマった』(サンクチュアリ出版)『ビリギャルが、またビリになった日 勉強が大嫌いだった私が、34歳で米国名門大学院に行くまで』(講談社)がある。