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固定観念に縛られずいろんな媒体・ジャンルにアタックすることが大切
好きを武器にすることは大切だと私もつくづく思います。反面、意外なところにチャンスが転がっていることもありますよね。
そうですね。「自分はこれしかない」という固定観念に縛られずにアタックしてみることも大切だと思います。
やってみなければチャンスは生まれませんし、そのアタック先が自分に向いているかどうかも分かりませんし。
最初は純文学の小説を書きたかったけど、いろんな媒体・ジャンルに持ち込みを繰り返しているうちに、ビジネスマンガに適性があることが分かってそっちで成功した……となる場合もあると思います。
とにかく行動すること、そして固定観念を縛られずアタックしていけばチャンスが広がりやすいですね。
シナリオを書くだけではなくネームまで描くと、マンガへの理解度が深まりやすい
マンガ原作のデビューを目指す人にお勧めの勉強法ってありますか。
シナリオ形式の原作者さんの場合、シナリオを書くだけではなく、自分でネームまで描いてみることをおすすめします。
棒人間でいいので、自分でネームを描いてみると、「１コマに入るセリフの量」「１ページに入るコマの数」「マンガを用いた情報の伝え方」などが掴みやすくなると思います。マンガへの理解度が深まりやすいですね。
作家人生は超長期マラソン。走り続けるためには“健康”を維持することが重要
毎回、お聞きしていることなんですが、最後に健康法について教えてもらえますか。
作家業継続の妨げになる２大リスクは“健康”と“お金”です。作家人生は何十年も続く超長期マラソンです。健康な状態を維持してずっと走り続けられるようにするという意識を常に持っています。
具体的には“週１回はランニングまたは水泳、筋トレをすること”“良質なベッドマットレスと椅子、クッションを使うこと”１日あたりの食事の摂取カロリー上限を決めておき、、バランスの良い食事を心掛けること”を実践していますね。
仕事場。「椅子はゲーミングチェアを使用。椅子に敷くクッションもエアウィーブ。
腰に負担がかからないようにしています」（茶谷さん）
徹底していますね。私も見習いたいです。本日はありがとうございました。
ゲスト 茶谷葉さん（ちゃたに・よう） マンガ原作者（日本漫画家協会会員）・放送作家 マンガ原作に『もんれす－異種格闘モンスター娘－』（マイクロマガジン社）、『ノブナガブロックチェーン』（トレンド・プロ、LINEマンガ）、縦スクロールマンガ原作に『追放戦士の反省譚』（ブックリスタ）、シナリオに『投資のテンケイ』（トレンド・プロ）など。 X（旧Twitter）@tyatani_you 聞き手 西島ユタカ（にしじま・ゆたか） マンガ原作者 縦スクロールマンガ原作に『スクールカーストは逆転する～この美貌で復讐のターン～』（小学館）、マンガ監修に書籍『マンガで読む 学校であった怖い話 絶望教室』（池田書店）、マンガシナリオに書籍『コミック版 やってはいけない老後対策』（小学館）、マンガ原作にWEB『なにわコイン娘〜仮想通貨にツーカーになろう〜』（小学館）など多数。 Ｘ（旧Twitter）@toyoko_t
（画像提供：iStock.com/Oleg Lyfar）
