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Kindle出版で稼ぐ極意、20代副業作家が教えます/こう吉&しゅーぞー(@kokichi_00 @shuzo_books)

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Kindle作家&Kindle出版サポートの副業で23冊のベストセラーを獲得している「こう吉」さんと、Kindle出版で総印税200万円超・印税月収20万円超の「しゅーぞー」さん。たった1年で成功を収めた20代のサラリーマン作家2人が、Kindle出版のリアルと稼ぐための戦略を惜しみなくお伝えします。

Kindle出版の5つの魅力

(こう吉)
Kindle出版は、Amazonが運営する電子書籍サービスを利用して電子書籍を出版するビジネス。Kindle出版の魅力はたくさんありますが、今日は絞りに絞って5つ紹介します。

①圧倒的な集客力

僕はKindleで『副業図鑑 初心者必見!凡人でも稼いだ20種の副業を徹底比較』という書籍を出版していますが、Googleで「副業」「凡人」と検索すると1位に表示されます。これだけの集客力・拡散力があるのに初期費用ゼロから出版できることは、大きな魅力のひとつです。

②収入システム

Kindleの収入システムは2種類あります。1つ目が、書籍の有料購入。売上の35%か70%が印税収入になります。2つ目が、Kindle Unlimitedという読み放題サービスの会員による既読ページに応じた収入。1ページ約0.5円の収入になります。

この2つ目の収入システムが、初心者でも参入直後から結果を出しやすい最大の理由。Kindle Unlimited会員の方はサブスクでお金を払っているので、少しでも興味がある書籍は気軽にパラパラと試し読みします。それだけで印税が入るのです。僕は20種類以上の副業を経験してきましたが、購入されなくても収入が発生するようなシステムはなかなかありません。

③将来性が抜群

電子書籍市場は圧倒的な右肩上がり。2021年からの5年間で、約1.5倍の8,048億円にまで成長すると予想されています。

そんな電子書籍市場のなかでもKindleは、33.2%という圧倒的シェアを誇ります。さらに、紙の書籍の市場は1兆円以上。これから電子書籍の時代へシフトしていくことを考えると、将来性が抜群といえます。

④ライバルが少ない

こんなに稼ぎやすいのになぜライバルが少ないのか。それは、現実と世間のイメージに大きなギャップがあるからだと考えています。世間では「賢い人しかできない」「時間とお金がかかる」「出版社を通さないといけない」など、間違ったイメージで勝手にハードルが上がっています。

ただ、このギャップは時間とともに縮まる可能性が高いので、「いま」がいちばんライバルが少ないといえます。

⑤すべてが自由

Kindle出版は、誰でも、どこにいても、納期も一切なく、自分のペースで好きなように出版できます。

読書が苦手だった僕も作家になれました。世界中を旅している人や海外在住の人もいます。契約先やクライアントも存在しません。好きなことを好きなだけ書けます。その分、責任もありますが、やりがいがあってとても楽しいです。

ホリエモンの「儲かるビジネス4原則」

Kindle出版を4原則で考えてみると、魅力がより一層わかります。

①小資本で始めることができる
Kindle出版は初期費用ゼロから可能です。

②在庫を持たない
電子書籍なので、在庫は一切ありません。

③利益率が高い
先ほどお伝えしたように、書籍の有料購入は最大70%の印税。読み放題会員の既読ページによる印税収入も発生します。

④定期的な収入が見込める
書籍を出版してしまえば、半永久的にAmazon上に書籍が置かれるため、ストック型に近い収入が見込めます。

Kindle出版は稼げる?

Kindle出版の収入イメージ

僕はデビュー作が大ヒットし、初月から7万円の印税が入りました。現在10冊出版して、月20万円ほど。サラリーマンの初任給くらいは稼げています。

ただ、簡単に稼げるわけではありません。10冊以上出版していても、月5万円も稼げていない人がほとんど。僕自身もすべてが大ヒットしているわけではありません。

1冊の初月の印税月収イメージは、大ヒットで7万円〜、ヒットで4万円〜、プチヒットで2万円〜、ノーマルで5,000円〜。初月でノーマル以下の書籍は、その後も右肩下がりの可能性が高いと感じています。出版数が大事といわれることもありますが、やはり書籍の質を高めて大ヒットを狙うことが印税アップにつながると思います。

Kindle出版で稼いでいる人

実際にどんな人が稼げているかというと、「ファンが多い人」、読者の分母が多くニーズをしっかり理解できているジャンルを選べる「ジャンル選定がうまい人」、売れる動線作りやプロモーションができる「マーケティングがうまい人」

自分はどれが強いか、どれを伸ばしていけばいいか考えてみてください。今後は競争が激しくなるので、3つすべてが必要になってくるでしょう。

印税以外の稼ぎ方

Kindle出版はいろんな横展開ができるビジネスです。たとえば僕もやっている出版サポート。印税と同じくらいの月収になることも少なくありません。コンテンツ販売は、トップレベルの人であれば1コンテンツで7桁稼いでいるケースも。表紙や広告の作成という仕事もあります。Kindle出版は参入者がどんどん増えているので、誰でも横展開しやすいと思います。

企業案件をいただけるというさらなる可能性もあります。今日のトークイベントもそうですし、『日刊SPA!』から取材を受けたり、コンテンツ販売のオファーをいただいたりもしました。雑誌掲載、商業出版、ラジオ出演などを果たした作家さんもいて、可能性は無限大に広がっています。

Kindle出版で売れる3つのコツ

①テーマ作り

書籍のテーマは、「HARMの法則」を使って読者の悩みを解決できるテーマにするのがおすすめ。健康・美容・容姿(Health)、将来・夢・キャリア(Ambition)、人間関係・恋愛・結婚(Relation)、お金(Money)。人の悩みの9割はこのどれかに該当するとされています。

このうちのどれかの悩みを解決できる、自分の経験談をテーマにする。これがヒット作を生み出す秘訣です。

自分の経験を洗い出すため、僕は自分年表を作っています。人生で経験した喜怒哀楽を可視化し、HARMの法則と照らし合わせてテーマ作りをしています。たとえば、一時期「心理学」にハマった時期があり、それをもとに『Kindle出版 印税を伸ばす13の心理テクニック』という本を出版しました。

大ヒットを狙うなら、「トレンド」「定番の隙間」を意識するのがおすすめ。トレンドとは、最近でいえば「ChatGPT」「新NISA」など。定番の隙間とは、できるだけ広い定番ジャンルのなかで差別化を図ること。たとえば僕の『副業図鑑』は、「副業」という定番ジャンルのなかで「図鑑」「自分の経験談」を差別化ポイントにしました。

②表紙・タイトル作り

表紙とタイトルは、書籍の入り口。読者の大半はスマホで電子書籍を探していますが、1冊を見る時間は1秒もありません。つまり、1秒以内にインパクトを与える表紙とタイトルが必須です。

表紙のデザインのコツは、大前提としてプロっぽさを出した上で、文字と色をはっきりさせること。一瞬でも目立つことを意識します。Kindle売れ筋ランキングTOP100を調べたところ、約半数が白をベースに目立つ色で文字をのせていました。

タイトルのコツは、メインタイトルは「短く」「インパクト重視」、サブタイトルは「しっかり補足」「長文OK」。仮タイトルを作って10の質問をして、いいタイトルかチェックするのがおすすめ。概ね5つ以上あてはまれば、いいタイトルです。

【売れるタイトルを作るための10の質問】
①ターゲットが明確か?:誰に伝えたいかを明確にする
②ベネフィットを提示しているか?:読者の未来像を見せる
③具体的な数字(奇数)を使っているか?:インパクトや説得力を出す
④サジェストキーワードはあるか?:Kindleストアなどでメインキーワードを検索した際、サジェストを拾って検索されやすくする
⑤権威づけはできているか?:実績を出して説得力を出す
⑥パワーワードはあるか?:「超」「究極の」など、タイトルにスパイスを加える
⑦流行り言葉は使えないか?:トレンドワードを入れる
⑧ツァイガルニク効果はあるか?:終了した物事より途中で終わっている物事が気になる=中身が気になるタイトルで記憶に残す
⑨表現を変えたら魅力的にならないか?:言い回しを命令形や疑問形にする、ニュアンスを変える
⑩造語にならないか?:聞きなじみのない言葉や新しい言葉を作る

僕の書籍の例を参考にしてみてください。

③文章作り

まずは、ターゲットを明確にして、誰に何をどうやって届けたいかをはっきりさせないと、執筆の軸がぶれて説得力のない文章になります。

その上でのポイントは、「読みやすさを追求する」ことと「ストーリーで伝える」こと。僕もこの2つを意識して書いていて、読者の方から「あっという間に読みきれました」「こう吉さんと会話している気分でした」という感想を多くいただいています。

③文章作り 〜読みやすさを追求する編〜

<悪い例>
僕はテレビではなくスタジアムでサッカー観戦をすることが好きなのですが、理由は迫力があってプチ旅行になりますしスタグルも美味しいからです。
現地でしか味わえない雰囲気を楽しむために月に1回はスタジアムに足を運ぶほど好きです。

<いい例>
僕はサッカー観戦が大好きです。
観戦とはいっても、テレビではなくスタジアムに行って生で観ることに魅力を感じています。

理由は
・迫力がある
・プチ旅行になる
・スタジアムグルメが美味しい
の3つです。

現地でしか味わえない雰囲気を楽しむために、月に1回はスタジアムに足を運んでいます。

「悪い例」と「いい例」を読み比べてみてください。いい例のように、読まれる文章にするには、7つのコツを意識します。

【読まれる文章を書く7つのコツ】
①一文を短く:概ね40文字以内にする
②結論ファースト:最初に全体像を説明し、ゴールが見える文章にする
③専門用語は禁止:知らない言葉があるとストレスに感じる。やむなく使う場合は説明も記載する
④数字は具体的に:信憑性や説得力を出す
⑤語尾をそろえない:「〜です。」「〜です。」「〜です。」はNG。同じ語尾を3回以上そろえず、リズミカルな文章にする
⑥主語・述語は近く:遠い位置にあるとわかりにくい
⑦見た目をキレイに:適度な改行、句読点、箇条書きを入れる

③文章作り 〜ストーリーで伝える編〜

ストーリーを見せることで、親近感や説得力がアップします。ストーリーで伝える文章の作り方は、「ビフォー」+「きっかけ」+「アフター」。たとえば、乾燥肌に効く保湿クリームの魅力を伝えたい場合……

<ビフォー>
私は数年前まで乾燥肌に悩んでいました。
市販の保湿クリームをいろいろと試しましたが、どれを塗っても顔がカサついてしまい、人と会うのが億劫な時期がありました。
→ 共感、親近感。読者を惹きつけるイメージ。

<きっかけ>
そんなある日、近所の薬局で新商品のABCクリームを見かけました。
値段もお手頃だったので半信半疑で使ってみると、なんと顔のカサつきが一切なくなったのです。
あのときの衝撃と感動は今でも忘れられません!
→ 伝えたいこと。サービスや商品、思い、ノウハウなど。

<アフター>
このABCクリームのおかげで、今は誰とでも自信を持って話すことができています。
乾燥肌で悩むあなたも、このABCクリームで自信を取り戻しませんか?
→ ベネフィット。読者の未来像や理想像をしっかり入れて、ポジティブに締めくくる。

Kindleの場合、書籍のつかみの部分である「はじめに」にこのストーリーを入れると、離脱率の低下につながります。

売れる書籍=ハイクオリティだけでは足りない!

書籍の質を高めることはとても重要ですが、それだけで読まれる書籍になるほど、Kindle出版業界は甘くありません。「販売促進」×「影響力」×「ハイクオリティ」=「読まれる」につながります。

そのうちの「影響力」の部分について、しゅーぞーさんからお話ししてもらいます。

Kindle出版で勝つ王道戦略

結果を出している人のグッドサイクル

(しゅーぞー)
最近のKindle出版界隈は、正直めちゃくちゃ競争が激しくなってきました。こう吉さんより作家歴が浅くて月6桁稼げている人は、Twitterなどで表に出ている人に限れば、1人しか知りません。生き残れる人・生き残れない人がはっきり分かれてきたということです。

じゃあ何をすればいいか。結果を出している人の王道戦略は、こんなサイクルです。

▼仲間・ファンを作る(Twitterやコミュニティ)
▽99円セールや無料キャンペーンなどの拡販戦略で多くの人に手にとってもらう
▼Amazonランキングで上位表示される
▽それだけだと身内に読まれてベストセラーになるだけで終わるが、期待を裏切らないいい書籍を書けていれば……
▼一般のお客さまから高評価をいただく
▽印税・ランキングの実績を獲得する
▼実績ができると界隈で一目置かれる
▽仲間・ファンが増える

Kindle出版業界で生き残るために必要なのは、「影響力をつけること」「書籍の質を上げること」。今日、私からは、「影響力をつけること」についてお話しします。ここでいう「影響力がある」とは、多数の賛同者がいて、自分が発信したことが拡散され、挑戦することが応援されるような状態、とイメージしてください。

なぜ影響力が必要なのか

大きく3つの理由があります。1つ目は、Kindle出版という活動の本質は「時間の奪い合い」だから。最近のKindle出版のペースは凄まじく、読むのが追いつかないほど。読者の時間を奪い合っているというのが実情です。

だから、これまでのように、誰もがある程度の初速を獲得できる時代はいつまでも続きません。仲間・ファン作りに少し成功しても、99円セールで買ってもらうステップがうまくいかないかもしれない。「あなたの書籍だから読みたい」という状態を作り上げることが重要なのです。

2つ目は、初心者、ベテラン、企業などあらゆる層から「応援してもらいやすくなる」から。フォロワー2万人でツイートのインプレッションは常に3万超え、インフルエンサーの友人がたくさんいて、今後も続ける可能性が高い……という作家さんは、そうでない人と比べて、応援することによる見返りが大きい。書籍の紹介ツイートをしたらRTしてくれて、その反響で自分のフォロワーが激増するかもしれません。となると応援したくなりますよね。企業案件もそういう人に声がかかりやすいです。

3つ目は、横展開した際に初速が担保され、何をするにも有利に働くから。2023年2月にKindle出版に初挑戦した副業系インフルエンサー・みやまさんを例に挙げると、Twitterフォロワーが2.6万人いて、出版から23日で18万KENP(Kindle Unlimitedで読まれたページ数)も獲得しています。

みやまさんは、もちろん人柄も素晴らしく、いろんな副業で実績を作っている方。こういう人は影響力があるのでKindle出版でも結果を出せますし、そこからセミナーなどの横展開もできます。今後、Kindle出版には、インフルエンサーが間違いなく参入してくるでしょう。

影響力をつけるにはTwitterがマスト!

影響力をつけるためにいちばん力を入れてほしいのは、私の経験上、Twitterです。

Twitterのメリット1つ目は、見込み客が集まりやすいこと。自分のフォロワーのフォロワーは、性質が似ていることが多いです。たとえば副業関係のツイートをしたらフォロワーさんが拡散してくれて、それがその人のフォロワーさんに届く。そうすると、自然とフォロワーが集まりやすくなります。

メリット2つ目は、読者とコミュニケーションがとれるようになること。出版しても、Twitterをやっていないと一方通行のまま。Twitterをやっていれば、書籍をきっかけに読者とコミュニケーションをとることができ、ファンの獲得につながります。そうすると、出版しただけで読まれる状態を作ることができます。

メリット3つ目は、影響力が可視化されること。Twitterは、フォロワー数、ツイートのインプレッション数など、どのくらい影響力がある人なのかが目で見てわかります。オファーをする人が明確な根拠をもって声をかけることができるため、企業案件やコラボ案件につながる可能性が高まるのです。

影響力をつけるためのTwitterの使い方

良質なフォロワーさんを増やし、影響力をつけていくためのポイントは3つ。
①アルゴリズムを理解して、拡散されやすい状態を作る
②フォローしたくなるアカウントを作る
③フォロワーからの好感度を高める

3つをすべて兼ね備えているアカウントは少ないです。①②はできているけど③ができていないのは、Twitter運用勢に多い。自分の商品やビジネスの発信ばかりで、アカウントは伸びているけど好感度が低いという状態です。一方、Kindle作家さんに多いのは、②③はできているけど①ができていないアカウントです。

①アルゴリズムを理解して、拡散されやすい状態を作る

Twitterを伸ばすことは、プロフィールを訪れてもらうこととほぼ同じ。そのためには、プロフィール訪問のきっかけ作りとしてのツイート、つまり「ビラ配り」が極めて重要になります。

私はある程度のアルゴリズムは理解していますが、アルゴリズムは刻一刻と変化するもの。現在のアルゴリズムがどうかをお伝えするより、アルゴリズム考察のために見るべきポイントをおさえておくことが重要なので、その話をします。

■見るべきポイント①
まずは、インプレッションをたくさん獲得しているツイートの傾向・共通点を探します。

私のTwitterで伸びているツイートを2つピックアップしたところ、インプレッション数は伸びていますが、エンゲージメント(リプライ、いいね、RT、ツイート詳細クリックなど)率は普段より低いことがわかりました。つまり、エンゲージメント率が低くてもインプレッション数は伸びる、拡散されるということになります。

1つ目のツイートはリプが多くついたので、それが拡散の要因と推測。でももう1つはリプも少ない。このツイートは画像を添付したものだったで、もしかしたら、ツイートを見ている人の「滞在時間」もしくは「スクロールする手を止めさせた数」のような、画面には表示されない指標が存在するのではないか?と推測しました。

そこで、スクロールする手を止めさせる系のツイートを確認してみようと思い、自分の過去をさらけ出したストーリー系のツイート2つの結果を確認してみました。すると、どちらもインプレッション数が伸びていたのです。

ユーザーがタイムライン上に長く滞在するということは、広告収入が主な収益源であるTwitter社にとって利益になります。つまり、ユーザーを長く滞在させるツイートが優遇されている可能性が高いということ。

ユーザーの手を止めるには、1文目が超重要。目を引く、かつ続きが読みたくなるツイートにすることが大切です。ただし、炎上覚悟のツイートはもうみんな慣れているので、インプレッションは増えない傾向にあります。

考察の例を挙げましたが、大事なのはこの事実よりも、考察のしかた。このように、何の関係もないツイートでも共通点を洗い出してみると、アルゴリズムを考察するヒントになります。

ほかには、「スキンケア」というパワーワードを入れた3つのツイートが伸びているという事例もあり、パワーワードを入れると拡散されやすいという考察も可能。Twitterは、発信せず見ているだけの人がすごく多いので、その人に自分の存在をいかに知ってもらうか、つまりインプレッションを伸ばすことがとても重要になります。

■見るべきポイント②
もう1つのポイントは、タイムライン。自分のタイムラインに表示されるアカウントは自分と何かしらの関連があるので、自分との関係を考察することが重要です。

2023年3月現在、タイムラインに表示されるアカウントの傾向は4つ。「頻繁にやりとりがある人のツイート」「伸びているツイート」「いいねしてくれている人のツイート」「親密なフォロワーのRT」

「いいねしてくれている人のツイート」は最近の特徴的な傾向。いいね回りは、この側面からも有効といえます。「親密なフォロワーのRT」は昔より効力が落ちている印象です。

②フォローしたくなるアカウントを作る

ツイートが拡散されるだけでは足りません。いいねやリプをたくさんもらっているのにフォロワーが伸びていない人は、プロフィールの作り込み具合に穴があるパターンが多いです。

まずヘッダーは、景色などにはせず、アカウントのキーワードをどかんと大きく配置。アイコンは、自分の実写か、イラストか、かわいい動物系のイラストか、この3択。結局は美男美女が強いです。ユーザー名は、タイムラインで見てもらえる数少ない要素なので、肩書きにはこだわりましょう。「この人何者?」とプロフィールに訪れてもらえる可能性が高まります。そしてプロフィール文は、フォローにつながるキーワードを入れること。「発信軸」「実績」「ストーリー」を書くのがおすすめです。

結論を言ってしまうと、プロフィールを見たら絶対にフォローしたくなるアカウントを作り上げて、絶対にプロフを見たくなる、ツイート主のことを知りたくなるツイートをすることがポイント。これを完ぺきにするのは難しいので、いかに近づけるかを意識してください。

③フォロワーからの好感度を高める

フォロワーを増やしながらさらに意識したいのは、発信やリプライでの「ファン化」「信頼構築」。ただ、最初からインフルエンサーを目指してTwitterをがんばるのは得策ではありません。最初に目指すのは「愛される発信者」。

まずは駆け出し発信者として、身近な仲間を応援しながら、仲間とともに進んでいきます。フォロワー1,000人を超えてきたら、人柄の伝わる発信をして、愛される発信者になりましょう。ここから徐々に格上のインフルエンサーともつながれるようになります。フォロワー5,000人を超えてきたら、常に新しいことに挑戦する姿勢を。フォロワーさんから愛されている様子が、Twitter歴の浅い人から見ると尊敬の対象になります。

最初からインフルエンサーを目指すより、インフルエンサーになりそうな人とつながる努力をすることをおすすめします。

Twitterは時間も手間もかかります。でも、今日のようにイベントに呼んでいただいたり、企業案件をいただいたり、その恩恵は計り知れません。

アルゴリズムから見ても人間から見ても魅力のあるアカウントを作ること。Twitterを伸ばすための基本となる「リプ回り」や「プロフィール誘導」が否定されることもありますが、アルゴリズムがある以上、泥くさくがんばる時期は必ず必要であること。適当なリプ回りやフォロワー購入、相互フォローなどの楽な方法に流されず、きちんと応援してくれる仲間・ファンを増やして地道に影響力を高めること。ぜひ覚えておいてほしいです。

(画像提供:iStock.com/Paolo Cordoni)


こう吉さん、しゅーぞーさんのイベント動画が視聴できます。
https://note.com/sanctuary_event/n/n7d6a6b4c5b41




【こう吉】
LINE:https://lin.ee/GCPOwW0

【しゅーぞー】
LINE:https://line.me/R/ti/p/@128plwza

【こう吉】

Kindle作家&出版サポーター

愛知県に住む平凡なアラサー会社員。
妻と世界中を旅することを夢見て、これまでに20種以上の副業を経験。

本業の傍ら、副業でKindle関連ビジネスに取り組み、1年目から本業越えの収入を達成。
2022年2月からKindle出版に挑戦し、出版サポート含め21冊をベストセラーに導いたベストセラー請負人。
※2023年2月現在

これまでの副業経験を活かして、凡人でも結果を出すための「副業ノウハウ、Kindle出版戦略」を発信。


【しゅーぞー】

サラリーマンKindle作家

理系国立大学院を修了し、 東証プライム市場上場企業に勤務する技術系サラリーマン。
2022年7月からKindle出版に挑戦し、1年半で17冊出版、うち13冊がベストセラーを獲得。

Twitterを駆使した「ブランディング×ファン化戦略」によりKindle出版界隈で確固たる地位を築き上げ、印税月収は20万円超え。Kindleの知識、経験を基に他方にも展開し、副業全体で毎月30万円を超える収入を安定させている。

450人以上が参加する日本最大のKindle出版コミュニティ「ゆると~く」を主催。
Ameba公式ブロガー、BASE FOOD公式アンバサダー等など実績多数。