効率的な勉強方法とは?おすすめの勉強方法や注意ポイントも紹介

学生や受験生、資格取得を目指す方々の中には、勉強を続けていてもなかなか効果が出ずに悩んでいる方も多いことでしょう。この記事では、そのような方に向けたおすすめの勉強法やアイテムなどを紹介していきます。自分にあった効率的な方法を見つけて、結果を伸ばす参考にしてください。

勉強を効率化させる方法とは?

勉強を効率化させる具体的な方法を、5つ紹介します。すぐに始められることばかりなので、ぜひ参考にしてください。

勉強の計画を立てる

勉強を始める前に、全体像を把握してから学習計画を立てると効率的に取り組めます。まずは、今日から試験までの間にどれだけの時間を掛けて勉強するべきかを考えてみましょう。そのうえで「試験に合格するために必要な点数は」「どの試験科目で何点を目指すのか」「理解度を高めるには」などを計画項目に入れていくと、より具体的な計画が立てられます。

「切り」のよいところで中断する

休憩をせずに一日中集中力を保ち、勉強を続けるのは精神的にも体力的にも苦痛です。人の集中力は90分前後といわれているので、適度に休憩を入れないと、むしろ作業効率が下がってしまうでしょう。

そのため、勉強の効率化にはタイマーをセットして時間が来たらすぐに切り替えて休憩するなど、上手に中断する能力を身につけるのがおすすめです。また、休憩中には体を動かすなどをして、気分をしっかり変えるように心がけましょう。

スキマ時間を活用する

勉強は、通学・通勤などの移動時間や、何もすることのない短い時間を活用すると効率があがります。5分から10分ほどのスキマ時間でも、単語の暗記や参考書を読むことは十分に可能です。また、スマートフォンの勉強系アプリなら荷物も増えず、手軽に勉強することができます。スキマ時間であっても、その小さな積み重ねが大きな結果へとつながっていくでしょう。

復習に力を入れる

人は一所懸命勉強して頭に入れたつもりでも、時間が経つと忘れてしまうものです。そのため繰り返し復習をし、理解を深めて忘れにくくする必要があります。また、問題の答えを間違えてしまった時は、早めに対応することで、正しい答えを記憶に定着させることができます。復習に力を入れることは、結果的に効率よく勉強することにつながるのです。

自分に合う環境を整える

勉強に集中するためには、環境を整えることも大切です。スマートフォンの通知がうるさいと集中力を乱してしまうので、勉強をする際は電源を切るかマナーモードにしましょう。机は自分に合った高さか、照明は丁度よい明るさか、騒音はないかなども確認し、まずは自分が集中できる環境をつくりましょう。

また、勉強を一緒に頑張る仲間をつくる「チームメイキング」もおすすめです。ひとりで頑張ることは難しくても、チームで挑戦すれば、お互いに励ましあうことで勉強を続けることができるでしょう。

効率的な勉強に用意したいアイテムとは?

効率的な勉強ができる、便利なアイテムを4つ紹介します。どれも身近なものなので、ぜひ試してみてください。

ストップウォッチ

勉強した時間をストップウォッチで計測すると効率をあげることができます。「どの科目を何時間勉強したか」「昨日より30分多く勉強した」「制限時間を決める」などのルールや目標を設定すれば、ゲーム感覚で取り組みながら集中する訓練にもなります。

取り組み方法は、勉強時間をストップウォッチで計測して、ノートに勉強内容と時間を記録するだけです。1日の合計した勉強時間も一緒に記録すると、より自分の努力が可視化され、モチベーションのアップとともに日々の比較も可能となります。

付箋

付箋は、メモ書きだけでなくスケジュール管理にも活用できます。たとえば、壁掛けカレンダーなどに勉強内容別に色分けした付箋を貼り付けていくと、どれだけ勉強したかが一覧で見ることができます。さらに予定を変更した際でも、簡単に移動ができて便利です。

また、メモを書いた付箋を参考書やプリントなどに貼り付けることで、オリジナルの教材をつくることもできます。そのほかにも、復習が必要な部分や間違えた箇所の目印にするなど、付箋は上手く活用することで勉強の効率化が図れます。

勉強専用手帳

勉強の計画は全体像を把握して立てることが大切です。その際、もし計画を立てるのが苦手という場合には、勉強専用手帳をつくるのがおすすめです。市販のものでもレイアウトがわかりやすく、科目ごとにスケジュールを立てられるものもあるので、計画的な勉強に活用することができます。

手帳には、授業の内容や勉強した内容と時間を書いていきます。予定通りにいかなかった勉強を振り返れば、次回の予定にもつなげることができます。

ボールペン

ボールペンは、シャープペンや鉛筆に比べて筆圧をかけずに文字が書けるので、手への負担が少なく済みます。また、間違った部分は消しゴムで消すのではなく、二重線や斜線で消しこむため、手を止めずに勉強に集中しやすくなるというメリットもあります。

さらにボールペンは、力を入れずに線や文字を濃くすることができるので、暗記ものに向いているといわれます。色のバリエーションもあるので、印象に残りやすい色を使って暗記系の勉強に活用するとよいでしょう。

効率的な勉強に!おすすめの勉強法6選

ここでは、効率的な勉強法を6つ紹介します。実際に試してみて、自分にあった勉強法を見つけるようにしましょう。

塗り絵勉強法

教科ごとに異なる色のペンとB5サイズの方眼紙を用意して、勉強を15分おこなうごとに1マス塗りつぶしていく勉強法です。勉強をすればするだけ塗りつぶせるので、努力が可視化でき、やる気の向上にもつながります。色を塗って模様ができていく楽しさから、続けていくうちに勉強が前向きになる効果もあります。

また、科目ごとに色を分けるので、勉強の偏りが起きると色の偏りにより一目でわかります。科目ごとのバランスを重視して勉強したい方に向いた勉強法といえるでしょう。

繰り返し勉強法

繰り返し読み勉強法
教科書や参考書などを中断せずに、繰り返し読む勉強法です。内容がよくわからなくても、とにかく繰り返すことで、脳が記憶していくといわれています。不明な部分はざっくり拾う程度にして、まずは繰り返し読んでみましょう。繰り返すうちに文章の意味や筆者の伝えたいことが自然と理解できるようになります。

1冊3回勉強法
参考書などを、3回繰り返して取り組む方法です。ただし、単純に繰り返せばよいわけではありません。1回目は読んだページ数に印を付け、勉強した箇所がわかるようにします。2回目はより深く内容を読み取りながら、理解した内容をページの横に一言書き込んでいきます。3回目は重要な部分と不明な部分に色の異なるペンで印をつけ、理解したら消しこんで進めます。

参考書は、3回繰り返し、一冊を完璧に仕上げることで、オリジナルの辞書として使えるようになります。この勉強法は、理解度を高める時に活用するとよいでしょう。

音読勉強法

声を出して読みあげる音読には、黙読にはないメリットがあります。文章は、声を出して単語を意識しながら読みあげることで、内容を読み飛ばすことがなく集中しやすくなります。その際、読めない単語や理解できない部分があれば、苦手な部分として気づくことができるので早急に対応ができます。

音読は、自分の目でみて内容を口から音で出し、最後に自分の耳で聞くという、3つの情報網により脳に情報を送ります。音読は脳の部位をたくさん使うため、長期記憶に残りやすくなるといわれています。記憶が必要な勉強に活用するとよいでしょう。

青ペン書きなぐり勉強法

人間の脳は、青色を見るとセロトニンというホルモンを分泌します。セロトニンには、ストレスを軽減させ、気持ちを前向きにする効果があるといわれています。そのため、青いインクのペンを使うと集中力を持続させる効果が期待できます。

また、シャープペンではなく色付きのペンでノートに「書きなぐり」をおこなうと、書き間違っても消すことができず、書き間違えと単語がセットとなり、強く記憶に残ります。この「青ペン」と「書きなぐり」をあわせることで、集中力を高め、より効率的に勉強ができることでしょう。

録音勉強法

録音勉強法とは、教科書や参考書などを自分の声で読みあげて録音し、移動時間などのスキマ時間に聞き続ける勉強法です。スキマ時間が有効活用でき、自宅での暗記学習時間を減らせるため、他の教科の勉強時間に使えます。また、意識的に繰り返し聞くことで、教科書などの内容を覚えやすくなる利点があります。ほかの勉強法と併用できるというメリットもあります。

時間別勉強法

1日の時間帯にあわせて勉強内容を変えるのが時間別勉強法です。これにより、脳の特徴を効果的に利用して学習効率をアップさせることができます。

たとえば、朝は脳や身体が比較的元気なので、エネルギーを脳に使うことができ、記憶したものを思い出す「アウトプット」の勉強が効率的におこなえます。反対に、夜は1日の疲れが溜まっているため、脳に記憶をしていく「インプット」の勉強が向いています。

インプットは、眠る直前の方が記憶を整理しやすく脳に残るのでより効果的です。インプットについてさらに詳しく知りたい方には、以下の書籍もおすすめです。

「日本一アウトプットする精神科医による、脳科学に裏付けられた80のインプット術」

効率的な勉強のために!注意したいポイントとは?

効率的に勉強するために、注意するべきポイントをまとめました。日々の勉強の参考にしてみてください。

睡眠や休憩は削らない

集中力や暗記効率は、睡眠を削ると低下しやすくなるので、最低でも1日6時間は寝るようにしましょう。

人間の集中力は90分前後といわれ、休憩をせずに長時間勉強をすると疲れて効率が下がってしまいます。1時間に1〜2回休憩を入れる「小休憩」や、3時間に1回30分前後の休憩をする「大休憩」など、自分にあった休憩の取り方を見つけて、集中力を回復させるようにしましょう。

暗記方法を工夫する

問題を解くうえで、たとえば数学では解法を覚えないと解けない問題もあるので、暗記は必須事項です。しかし何でも暗記しようとすると、逆に効率が下がってしまうデメリットもあります。まずは、内容の全体把握をし、優先順位や重要度合いをつかむことに集中すると、応用問題への対応やほかの項目にも繋がりやすくなります。

また、一度にすべてを暗記しないようにするのもポイントです。人間の脳は繰り返し見直すことで記憶に残るようになるので、暗記する際には工夫して取り組むようにしましょう。

毎日継続する

勉強の効率を上げるには、スキマ時間などの短時間でも毎日継続することが重要です。反対にまったく勉強をしない日ができてしまうと、今まで積み上げてきたことが崩れてしまう恐れもあります。疲れたりやる気がでない日は、単語帳を見たり参考書を読むだけでもかまいません。毎日の小さな積み重ねが蓄積し、結果的に効率アップにつながっていくでしょう。

まとめ

勉強は、やみくもに取り組むのではなく効率的に進めることが重要です。道具を取り入れてみたり、さまざまな勉強法を試してみたり、まずは自分にあう方法を見つけるようにしましょう。

また、勉強の効率をもっと上げたい方には、以下の書籍がおすすめです。勉強の効率を最大化するためのインプット法が紹介されているので、ぜひご覧ください。

「日本一アウトプットする精神科医による、脳科学に裏付けられた80のインプット術」はこちら

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