ノウハウもなく“テキトウに”生計を立てて生き残ってきた2人の起業家が、世間の固定観念をぶち壊します。セイフティネットを知ってセコくお金を稼ぐと、人は生きていける! 気楽に起業や脱サラしたい方のための「地球一意識の低い」セミナー。
目次
まずは自己紹介から
業態の異なる複数の店舗を経営する、えらいてんちょう
えらいてんちょう(以下てんちょう):
1990年生まれの26歳です。1浪して慶應義塾大学経済学部に入学し、2年の休学を経て卒業しました。今はリサイクルショップやイベントバー、学習塾、語学教室を経営しています。
慶應に登校した初日に、「ここには友達がひとりもいない」と気づきました。ケチのつけようのない人しかいなくて、「ああ、こういう人たちが社会の上層になっていくんだな、自分は向いてないな」と。だから、学生時代はギリギリ単位が取れるようにして、目立たないように生きていました。
学生時代は『資本論』を読んだり、勉強会を開いたり、そのせいで中核派に絡まれたりと、イマドキには珍しい「赤い」学生生活を送っていました。貧困を社会問題ととらえ、生活保護申請ボランティアをやったりもしていました。
3年次のときに事情があって休学したのですが、暇だから会社をつくることにしました。出版社のテープ起こしの会社です。会社をつくって「役員」と名乗っておけばカッコがつくのではないかという気持ちもありました。
復学し、4年次のときには、最初の店舗を出しました。池袋の外れの、家賃10万円前後の物件です。もちろん赤字覚悟でしたが、思ったよりお客が来て、初月で40万円を売り上げました。50万円あれば店を借りられるので、儲けが出たらそれを元手に新しい店を出し、今に至ります。
関心事は「空間の構築」です。私の親が、左翼が元気だった頃の東大全共闘出身なのですが、1968年ぐらいの運動の盛り上がり方はとてもやばかったそうで、権力側は、彼らが集まっていた拠点を意識的に消しているんですよね。
東大の駒場寮、法政の学生会館、早稲田の学生会館も、老朽化などの理屈をつけてすべてなくなっている。私も学生運動をやりたかったのですが、やる場所がなかった。今は「わけのわからない人が集まる空間」がないんです。
私はバーも経営していますが、思想や運動、あらゆるものが生まれるような、小汚くてわけのわからない雑多な空間を構築することに興味があります。
「非日常クリエイター」堀元見
堀元見(以下堀元):
てんちょうの2つ年下で、同じ慶應大学卒業。今新卒2年目です。チャームポイントは、1回も就職したことがないこと。だって、就活っておもしろくないじゃないですか。「(就活)しなくていいんだよ」というのを広めていきたいですね。
今は「非日常クリエイター」という死ぬほどあやしい肩書きで活動し、みんなから「ぼんやりもらうお金」で生活しています。
「飲み会やります」と言って人を集めて、来たらプリンシェイクが500缶置いてあるという、参加者を激烈に驚かせるサプライズを狙った(ついでに言えば暴利を貪った)イベントとか。渋谷ハチ公前でやっている「フリーハグ」のアンチテーゼとして、バリカンを通行人に渡して刈ってもらう「フリーハゲ」とか。
海に浮かべるフロートマットを100個ぐらいつなげて、島をつくる企画とか。こういったイベントに来てくれた人たちがぼんやりお金を払ってくれるので、どうにか生き残ってきました。
もともと慶應では理工学部で、人工知能とロボットの研究を専攻していました。学生の頃はいわゆる意識高い系。ベンチャーに就職して、最先端技術でゴリゴリに食ってってやろうと思っていました。
でも、4年次に「自分がやりたいのは、遊んで暮らすこと」だと気付いたんです。きっかけは、「ヘンテコ遊び研究家」を名乗り、仕事にしている人物と出会ったこと。
その人は、メディアに露出していないので世間的には無名なのですが、自分の部屋にアルミホイルを巻くというイベントをやったりしてメシを食っているんです。彼の話を聞いて、「頭おかしい、でも俺もイケる」と思って。
それからはシュールなイベントをたくさん生産し、ぼんやりお金をもらう技術を身につけ、今の感じになりました。今、力を入れているのが「あの村」。テレビの「DASH村」みたいな村づくり体験のようなことが、月額を払えば自由にできるというプロジェクトです。
そのために、土地を借りたり、重機を借りたりして、去年の9月頃にマジでお金がないという状況になりました。そこで活用したのがクラウドファンディング。クラウドファンディングって立派な内容に使うのが一般的ですが、僕は「生きたい!(からお金ください)」と言ったら15万円ぐらい集まり、1カ月ほど無事に生きられました。こんなふうに、いわゆる“ちゃんとした”お金の取り方はしていないけれど、なんとなくお金をもらって生きています。
慶應新卒の僕らは、なぜテキトウ起業を選んだか
大企業が嫌いだった
堀元:
大企業がめっちゃ嫌いだったんです。某M証券に勤めている先輩がいたのですが、めちゃくちゃストレスがかかっていたらしく、入社から半年ぐらい経って会ったら体重が30キロ台になっていました。ストレスでスープしか飲めないんだそうです。
事情を聞くと、どう考えても値下がりする、誰も買わないような金融商品を売らなければならない。でも、新卒1年目でスキルもないから売れない。だから、半年間何度も通った既存のお客さん、新卒から一生懸命関係を築いてやっと仲良くなったお客さんに、口八丁で丸め込んで売るわけです。損するとわかっているのに。
それで何百万円単位で損をさせても、「こういうこともあるよ、君に悪気があったわけじゃないから」って言われるんですって。これが一番心にくるらしくて。罵ってもらうほうが楽だと。
この話を聞いて、「なんかおかしいな」と思ったんです。自分は理系なので、システムやルールに答えを求めたがるのですが、「大企業は構造が間違っている」という結論にたどり着きました。これが大学2年生のときです。
進路については、当初は大学院に行く予定だったのが、進学1カ月前に突如「遊んで暮らします」。めちゃくちゃ怒られました。大人ってこんなに怒られるんだ、と思いましたけどね(笑)。
わけのわからない2人が「結婚してから安定」でいい
てんちょう:
私が起業を選んだのは、完全に消極的な理由です。本当は「ナントカ省」の肩書がほしかったし、就活もやってみました。でも、履歴書を書いていると手が震えるんです。「私はこういう人間で、御社の役に立てます」なんて自己PRを書きながら、「なんで? お前が頭下げてきてくれるんだったら入社を考えてやってもいいけど」って思ってしまう(笑)。
そして、朝起きられない。小学校から遅刻ばかりでした。そんな人は会社に行けません。営業やったり、書類をつくったり、実務能力はけっこうあると思うのですが、仕事の能力があっても、毎日寝坊したらどうしようもないですよね。人に頭を下げることもできないし、お金がほしいわけでもないので、就職できないし、しなくていいと思いました。
そんな自分ですが、社会的肩書がほしいと思うときはあります。肩書がないと、家も借りにくいですから。でも、「学習塾経営」と言うと、近所では信頼性抜群です。それと、結婚したのは大きかったですね。結婚して子どもがいるだけで、「若いのに偉いですね」って言われて、社会的地位が2倍ぐらい高くなる。これは発見でした。
よく、「安定してから結婚」って言いますが、月収10万円同士のわけのわからない2人が「結婚してから安定」でいいと思うんです。結婚すると、「これはさすがにやべーな」の判断が、2人分のブレーキになる。1人ならやっていたであろうことに歯止めがかかるというのは、いい変化でした。
だから、社会的地位がなくて困っている人は、とりあえずそのへんの人と結婚したほうがいいですよ。価値ゼロ同士が婚姻届を出せば、価値100になります。
必要なお金のラインは、私の場合月収10万円。結婚すると15万円。子どもが生まれても児童手当がもらえるので、2人のときと変わりません。子どもに不要にお金をかけなければ、かかるのはミルクとおむつ代だけ。もしかしたら妻には不自由な思いをさせているのかもしれないけれど、専業主婦を養えます。
ぶっちゃけた話、収入はどのくらいなんですか?
月収15万円で「豊かだなぁ」と思える暮らし
てんちょう:
昨年、事実上の年収は300万円ぐらいでしょうか。でも、あいまいに飯を食べさせてもらったり、バーの余り物を食べたりして、かなり浮いています。そもそもお金を使わないんです。
堀元:
僕も何もいらないです。今ほしいのは「あの村」で使うユンボかな。
てんちょう:
「年収300万円では結婚できない」とか言いますけど、月に25万ですよ。めっちゃ金あるじゃん、って思いますよね。今の生活は家賃も含めて15万円ほど。米は誰かから届くし、ぜいたくは、たまに妻とすたみな太郎に行くぐらいだけど、「豊かだなぁ」と思っています。
堀元:
僕は月収10万円ほど。何不自由なく暮らしているし、自分ではリッチな生活しているつもりだったんですが、テレビから高学歴ワーキングプアの取材がきました(笑)。
てんちょう:
今、一発で大金持ちになる方法は「相続」です。金持ちは相続でもともと金持ちなのであり、貧乏人が一発逆転できる道は、ほぼない。でも、相続人がいない人はけっこういます。相続が親からしかできないという決まりはないし、「疎遠な子どもより、近くの人に譲りたい人」という人はけっこういるんです。
だから、その人の人生を受け継いでいったらいいと思うんですよね。わけのわからない息子に財産が渡ったり、子どもがいなければ国庫に入ったりするよりも、よっぽどその人の人生のためになるはず。「金持ちになる手段としての相続」、これからアリだと思います。
私も、相続までいかないまでも、大人世代からあいまいに金はもらってます。人から物をもらいがちなんです。お金をもらっても感謝しない、「もらっといてあげるよ」というスタンス。ヒモ系を超越してます。
堀元:
みんな、お金をもらうのに恐縮し過ぎですよね。金持ちって、1万円持っていても別にうれしくないんです。こっちとしては、困窮しているときに1万円もらうとうれしい。だから、ウィンウィンなんです。堂々ともらったほうがいい。
てんちょう:
恐縮されるとあげにくいですからね。「ありがとう」なんて思わないのに、人はなぜか私に金をくれる。「ブログ、めっちゃファンです」と言ってきた人に、「おもしろかっただろ、金払え」と言って5万円もらったことがあります。托鉢です(笑)。
堀元:
発信している人が「くれ」って言うともらえますよね。みんな「くれ」って言うのが下手。まずは言ってみるところから始めないと。
人は意外に生きていける! しょぼい収入源のつくり方
「商売をする場所」を持っていると強い
てんちょう:
店を持っているといいですね。店って物を売るだけのように思われますが、「自動販売機を置かせてください」で月に1万円、「パチンコ屋のポスターを貼らせてください」で年間1万円もらえたりします。しょぼい収入だけど、めっちゃうれしい。
リサイクルショップでハンマー持って作業をしていると、斜向かいの家の人が「粗大ゴミに捨てたいんだけど、大きくて捨てられない」と来る。それを砕いてあげると100円もらえる(笑)。店ってすごいですよ、これが家だったら来ないですから。
堀元:
確かに、商売する場所を持っていると、収入が入って来やすいですよね。僕がやってる「あの村」にも、この夏「竹を切りにいっていいですか?」という連絡が4人ぐらいからきました。流しそうめんに使いたいからって(笑)。こちらとしては、邪魔な竹を伐採してくれてむしろありがたかったのですが、みんなお礼として1500円とか置いていく。
てんちょう:
100円、1500円じゃ暮らせないと思うけれど、それが積み重なって1カ月で40万円ですから。私も、そういうことで多角経営を広げているわけです。
塾も、初めはやるつもりはなかったんです。リサイクルショップをやっていると、家を片付けたいという依頼がちょくちょくくるのですが、あるとき「塾を閉めるから、備品を引き取ってほしい」という人が来た。そこで、「やっていいですか?」と言って、生徒ごともらったんです。自分では何もせず、HPもチラシも、もともとあったテンプレートを使っているだけなのに、4月になると自動的に生徒が入ってくる(笑)。
これは広義の相続とも言えますよね。事業の相続は、今後やっていきたいことでもあります。具体的には閉店しそうな豆腐屋とか魚屋とかの、50万円以下のM&A。
とはいえ、豆腐屋も細々ながらも継続し、家族が生活できているわけですから、月収20万円はいっているはずです。「給料はいらないから働かせてください!」って言えば、事業はもらえると思います。何もわかってない奴が一から事業を立ち上げるより、全然可能性はありますよ。
堀元:
「テキトウ起業したければ、近くの豆腐屋に行け」。これが答えかもしれませんね。
てんちょう:
寂れた商店街に行ってタダ働きしろ、と。でも、そのぐらいできる人に起業してほしいですね。図々しさって大切です。自分でリミットを設けると、自営業はそれがリミットになってしまいますから。「1万ぐらいだな」と思っても「2万」って言ってみる。そしたら収入が1万円増えるわけです。
堀元:
自営業者は、自分で値段を決められるのがエキサイティングですよね。極論を言えば、そのへんに落ちているものでもいい。僕が好きな話があるんですが、山奥から石を拾ってきて売る庭石業者の話で、5万円だと売れないけど、50万円って付けると売れるんだそうです。これって最高の値段マジックですよね。いっぱい値札をつけてみて、だめならはがして、いつか売れる。「儲からない」って言っている奴は値札のつけ方を間違えているだけで、センスがない。
貧困問題に強いえらいてんちょうに聞く! セイフティネットの話
「最悪」を知っていれば、人は挑戦できる
堀元:
セイフティネットは大事ですよね。「最悪のパターン」や「失敗したらどうなるのだろう」ということがわかっていたら、人は挑戦できるはずですから。
てんちょう:
まず申し上げたいのが、「堀元さんは生活保護を受けられます」ということ。最低生活費が国で決められていて、東京都の場合、男性1人で生活扶助費が8万円、家賃が5万3700円の合計13万3700円。収入がその金額以下だったら差額がもらえます。
加えて、水道料金、NHK料金、医療費全部タダ。これは本当にすごい制度で、近所のおっさんなんて、生活保護を受けながら酒を飲んですっ転んで、頭血だらけになって救急車で運ばれて……これ、全部税金ですからね(笑)。この制度、日本国が崩壊するまではあります。
障害者だとプラス2万円。世帯人数が増えるとまた変わります。試しに計算したんですが、私と妻と子どもで23万円とかもらえる。今と変わらない(笑)。
でも、生活保護がなくたって大丈夫です。『資本論』で読んだ話ですが、資本主義は温帯で生まれるそうです。熱帯だと、そこらへんにバナナとか食えるものがいっぱいある。
「食料を大事にしよう」というのは、がんばらないと食料を生産できない温帯ならではの考え方なんだそうです。だから、日本国が崩壊して生活に困っても、最悪、九州のほうに行けば食料はたくさんあります。土地も家も余ってますから。
それに今、地方の別荘が余っているそうです。固定資産税の価値もないと思っている人がいっぱいいるようで、無料で所有権が得られるような物件がたくさんあります。固定資産税は日本政府が崩壊したらなくなりますから、今言ったような場所を所有してしまえば、もう住めるんです。
だから、日本政府があるうちは生活保護。崩壊したら、九州なり、地方の空き家なりに行く。それがセイフティネットです。年金を払う必要はありません。国保をずっと払うより、生活保護のほうがもらえるんだから。ただし、人の目はありますから、ちゃんとした人間として扱われたいのなら、セイフティネットに頼るのは難しいでしょう。でも、これは「最悪」の話ですからね。
堀元:
みんなを縛っているのは「見栄」だと思うんですよね。それさえ捨てればセーフティ。
みんなに伝えたいメッセージ
図々しく「ください」と言ってみる(堀元)
堀元:
僕らに共通しているのは「図々しさ」。「ください」っていうのが得意で、その行為に違和感がまったくありません。3000円くれる人が100人いたら30万円。十分生活できてしまいます。
僕は今「おもしろいことやってるよね」という理由でお金をもらっていますが、この生き方を広めていきたい。友達とか飲み会にもおもしろい奴っていっぱいいるはずなのに、その人たちはお金をもらっていません。
僕とそいつの違いは「ください」と言うかどうかだけ。何かスキルを持っている人も「ください」と言ってみれば、生計が立つはず。みなさんの趣味すべてが仕事になりますから。
問題は「豊かでない」と思い込んでいる自分の心(てんちょう)
てんちょう:
お金の稼ぎ方には2種類あって、自分で魚を取る「生産者」と、踊りを見てもらって「お金をください」という、広く言えば「芸人」にわかれます。
この「芸人」がどれだけ社会に存在できるかは、社会の豊かさによります。今は魚が多い豊かな社会ですが、つまんない踊りしかできない人は食えません。でも、物の売り方や魚のとり方にも工夫が効く時代になっていて、何もできない人も、何もできないなりに生かされる世の中です。
先ほどのセイフティネットの話もそうですが、今の経済問題も、「結婚できるのかどうか」も、すべては個人の自縄自縛、あなたの心の中の問題です。みんな、「自分は豊かでない」と思い込んでいるんです。バイトで週3日も働けば食っていける世の中なのですから、もっと合理的に頭を使うべきだと思います。
(画像提供:iStock.com/RichVintage)
堀元 見(ほりもと けん) 25歳。慶應義塾大学理工学部卒。卒業後は就職せずに「非日常クリエイター」なる謎の肩書きを名乗り、遊び作りを仕事にすることを決意。自分のフェチをTED風にプレゼンをするイベント等を実施して、多くの人から失笑を買う。 最初はお金を取る口実が少なく苦しんだが、「募金をもらう感覚で皆にお金もらえばいいじゃん」と気づいてから、お金を稼ぐのが楽になった。生活費をクラウドファンディングして2カ月分の生活費を集めた経験がある。現在は会員制で村作り体験を提供するサービス「あの村」を主催。 ・ブログ:「こっちは遊びでやってんだよ!」 https://ken-horimoto.com/ えらいてんちょう 本名非公表。26歳。慶應義塾大学経済学部卒業。イベントバーエデン店長、他ショボイ事業を多数手掛ける。ブログ「えらいてんちょうの雑記」は初月で50万PVを突破。大学入学後自分があらゆる意味で会社員向きでないことに気づき、大学在学中に起業、以来ショボイ商売で生計を立てる。ライフワークは空間の構築。関心事は貧困問題、宗教。趣味は将棋、ゲーム、経済分析。極左、極右、イスラム過激派、オウム真理教ほか幅広い人脈があり、怪しいやつはだいたい友達。既婚で息子1人有り。 ・ブログ:「えらいてんちょうの雑記」 http://eraitencho.blogspot.jp/
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