この絵本にはたった1つだけルールがあります。
それは「このボタンを押しちゃダメ」ということ。
でも、不思議なモンスターが「おしたらどうなるんだろう?」「おしちゃおうか?」としつこく誘惑してくる。
誘惑に負けてボタンを押すと、モンスターが黄色くなったり、水玉になったり、何匹にも増えたりと大さわぎ!
さあ、絵本をふったり、おなかをこすったりして、モンスターをもとの姿にもどしてあげよう!
好奇心をくすぐられて、子どもたちはおなかを抱えて大笑い。
なんどもなんども「また読んで!」とせがまれる絵本です。
出版社コメント
【おすすめポイント1】
“読み聞かせをしてあげても、なかなか集中してくれない"
そんなお子さまも、この絵本ならきっと夢中になってくれます。
この絵本を読んだ子どもの
“97%"が声をあげて笑い、
“90%"が「もう1回読んで」とおねだりしました。
(日本人の親子300組にモニターアンケートを実施)
(お母様たちの生の声)
「こんなに何度もくり返し読んでといったのは初めて! 大笑いしたり、びっくりしたりして、何度読んでも楽しそうでした」
「ただ聞くだけの本と、ボタンを押したりこすったりといった動きのある本は、食い付きがこんなに違うのだと思いました!」
【おすすめポイント2】
東京未来大学こども心理学部准教授の小谷博子博士も推薦!
Q.1 この絵本はなぜ2歳児、3歳児にうけるのでしょうか?
A.赤ちゃんから小学校にあがるまでの脳は、前頭前野がまだ発達段階のため、我慢するのが苦手です。湧き上がる欲求や衝動を抑える「抑制機能」が働きません。「我慢して」と言われても、我慢することができないのが2〜3歳児なのです。
Q.2 なぜ「ボタン」が良いのでしょうか?
A.普段の生活の中で、私達は変化を起こすためにボタンを押しています。自分の意思でボタンを押すことで、自分の目の前の世界に変化が起こるという経験は、乳幼児によって大変魅力的なことです。特に、自我が育ってきた2〜3歳のお子さんには、自分で押すことに意味があるのです。
Q.3この絵本の、他の絵本との違いはなんですか?
A.子どもは、大人の注意をひくことが大好きです。「押しちゃダメ」と言われたのに、わざと押してみて、読み手が驚いたり、場面の変化を一緒に楽しんでくれたり、共感してくれると子どもはとても喜びます。子どもの感情に寄り添ってあげることで、子どもの感情はすくすくと育ってゆくのです。この本は、子どもの感情を育てるためにとてもよい絵本といえるでしょう(絵本を読むことで親子でのコミュニケーションの時間が増えたら、とてもすてきですね)。