近年、200年に一度の星の動きがあり、コロナウイルスの影響などにより日常のスタイルも大きく変わりました。
双子座はこの時代をどう生き抜くべきか? 大人気占い師・鏡リュウジ著書『君の武器は好奇心 双子座の君へ贈る言葉』よりご紹介します。
目次
双子座の基本性格
「飽きっぽい」「移り気」「好きだというものがコロコロ変わる」双子座は、他人からそんなふうにいわれることが多い。確かに、双子座は情報への感度が高くて好奇心が強い分、
流行りものが大好きで、いろんなものに首を突っ込みたがる。新しいものに目がなくて、ひとつのことを極める前に、次の新しいものに目移りしてしまう。
でも、これは欠点じゃない。ミーハーであることは、双子座にとって大きな武器。柔軟でひとつのことにこだわらないから、大きな変化にも対応できる。新しいものが大好きだから未 知の技術や新しいトレンドも吸収して、乗っかることができる。情報への感度が高いから、変化を先取りしていち早く対応策を考えることができる。
絶えず変化の起きるいまの時代は、ひとつのことを突き詰める専門家より、変化を恐れないミーハーが力を発揮できる時代だ。しかもあなたはそれこそ、動体視力に優れた鳥や動物 のように、じっと止まっているより、動いているときのほうがいろんなものがよく目に入る。自分が高速で動き、変化すればするほど、情報をキャッチできるし、物事の本質がわかって、いろんなアイデアも思いつく。
だから、立ち止まらないで、動き続けよう。ミーハー全開でいっぱい「目移り」し続けよう。
信念とか、安心できる居場所とか、地に足がついた本当の自分なんて、双子座には似合わない。新しいものから、より新しいものへ。おもしろいものから、もっとおもしろいものへ。
どこにもとどまらず、何にも染まらず、好奇心のおもむくままに、動き続ける。それが双子座に与えられた使命なのだから。
双子座が自分らしく輝くには?
決断力がないわけじゃない双子座だが、人生の岐路、「これで人生が決まってしまう」と感じるような重大な選択を突きつけられると、他の星座以上に躊躇してしまうところがある。
客観性があるうえ、縛られるのが嫌いだから、「これが本当にやりたいことなのか」「これを一生の仕事としていいのか」「この人と一生のパートナーになれるか」「ここを終ついの住す み処かにしていいのか 」「いま決断しなきゃいけないの?」……。そんな不安が湧き上がってきて一歩を踏み出せなくなるのだ。そのせいで、大きなチャンスを逃してしまうことも少なくない。
そうならないために、もしこの決断が重いと感じたら、「とりあえず」だと考えて、何かを選んでみたらどうだろう。いわば、決断に「(仮)マーク」をつけるのだ。
とりあえずつきあってみて、ダメだったら別れればいい。試しに働いてみて、合わなかったら転職すればいい。しばらく住んで みて、気に入らないところがあればまた引っ越しすればいい。
風のように気ままな双子座は、あちこち動き回る余地があるほうが、力を発揮できる。いつやめてもいいくらいの気持ちでいるほうがチャレンジができる。
実際、何を選択したとしても、ほとんどの場合、あとから修正することも撤退することもで きる。とくに「風の星座」であり「柔軟宮」である双子座のあなたは、他のどの星座よりも 柔軟性があって、軌道修正もうまい。
何を選んだとしても、まだ(仮)の選択。本決まりはもっとあとでいい。そう考えることで、あなたの未来と可能性はきっと、これまでとは比べものにならないくらい広がっていくはずだ。
これからの時代に双子座が成功するカギは?
双子座の最大の特徴は “さまざまな顔”を持っていること。 複数のバラバラなことを同時にやろうとし、場面によっていろんな 個性、キャラクターを使い分ける。さらに、そんないくつもの自分を上から冷静に見ているもうひとりの自分もいる。
これからの時代、双子座のこの特性は大きいアドバンテージになるだろう。
変化が激しくなり、価値観が多様化すればするほど「マルチタスク」の力が求められるようになる。さらに重要なのは、バーチャルな世界が拡張し、リアルな世界と同じような存在感を持つようになったこと。SNS はもちろん、仮想通貨、NFT、メタバースなどの登場で、バーチャルなキャラクターやアバターのまま表現活動をしたり、ものを売買したり、本格的なビジネスを展開することが可能になった。今後、この流れはますます強まるはずだ。
双子座は、このバーチャルなキャラクターをさらに積極的に活用していくのもいい。SNS で目的別に複数のアカウントを使い分けたり、自分のなかにあるいくつもの顔をそれぞれ「アバター」にして、適したフィールドで活動させていく。
リアルな世界では「いろんなことに手を出しすぎて混乱する」こともあったかもしれないけれど、自分の複数の個性をバーチャルでキャラクター化すれば、もっとクリアな意識でそれぞれの志向に突き進むことができる。しかも、アバターとリアルな自分が切り離されることで、より発想が自由になり、活躍できる可能性、成功する可能性がどんどん高まっていく。
本当の自分とは何か、なんて考えなくていい。「いくつもの自分」を「多方向」に走らせることで、可能性を広げていくのが双子座なのだから。
今の双子座と特に相性が良い、導いてくれる星座は?
双子座×牡羊座
直感でぱっと動く牡羊座と頭で考えながら動き回る双子座。
いずれもフットワークが軽いため、仕事のテンポが合いやすいでしょう。
牡羊座は物事を主観的に、双子座は客観的に見る傾向があります。
牡羊座が熱くなった時は、双子座の冷静な判断を、双子座が決定的な一歩を踏み出せないときは牡羊座の思い切りの良さを学ぶと良いでしょう。
双子座×獅子座
お互いにとって刺激的な相手です。
獅子座がぽんぽん出すアイデアを双子座は面白がり、良さを出したり、アレンジしたり。
一緒に仕事をすることで、画期的なプロジェクトがふたりのコンビによって誕生し、実現するはず。からむほどに理解が深まるふたりです。
双子座×水瓶座
ありきたりの日常が嫌いで、つねに変化を求め続けるふたり。
性格も価値観も似ているので、いい関係が築けます。
お互いにベタベタしないタイプのため、相性はいいけど、仲良くならない場合も。
仕事でもプライベートでも、自分から積極的に誘って、お互いの情報を共有しましょう。
この「12星座の君へ」シリーズは、シリーズ累計70万部超えの大ヒットとなり、今回時代の変化に合わせ内容を一新したリニューアル本として『君の武器は好奇心 双子座の君へ贈る言葉』を全文書き下ろしました。
これまでの星占いの本とは違い「当たってる」のその先の、「じゃあ、どうしたらいいの?」ということを書いており、あなたのなかに眠っている可能性を最大限発揮するための本です。
現在『流れるままに進め 魚座の君へ贈る言葉』『誰よりも先に動け 牡羊座の君へ贈る言葉』が好評発売中、今回双子座の他に『心の震えを信じろ 牡牛座の君へ贈る言葉』『優しさをつらぬけ 蟹座の君へ贈る言葉』が3冊同時となります。
今後は4月に獅子座、乙女座、天秤座。7月に蠍座、射手座。10月に山羊座、水瓶座
と1年かけて12星座を発売していきます。
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