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―空とぶメダカ― 最強メダカ育成プロジェクトinサンクチュアリ出版の屋上という活動がはじまる。らしい。
サンクチュアリ出版には
山口慶一という広報マンがいます。
伸び放題の白髪頭にマリオひげ。
迷彩ズボン。巣鴨の洋品店で買っているという「ジョーズ」や「ミッキーマウス」といったキナくさいTシャツに作業着。胸元には自分自身をあしらったステッカー。麦わら帽子。魚屋さんみたいな白いゴム長。会社のデスクには神棚。
会社員にしてはよく目立っている。
独特な人。
そんな山口慶一氏が突然、「会社の屋上で“メダカの育成”はじめたい」と言い出しました。
メダカの“鑑賞”ではなく、“育成”だというのです。
なにそれ?
という前に、まずは一曲聞いてください。
「どうしてメダカ?」
作詞は山口慶一、歌と作曲は山口慶一のお父さんです。
いかがでしたか。
ほのぼのしましたね。
でも本当に「どうして屋上でメダカ」なのでしょうか。
たしかにサンクチュアリ出版は、ついこないだまで、「屋上で養蜂」をはじめようと試み、なんやかんやあって、結果的に断念することになりました。
でもだからといって、「屋上を遊ばせておいてはいけない」なんてことはないのです。
うちはデパートではなく、出版社なのですから。
なのに、なぜわざわざ仕事でもないのに、再び「会社の屋上」という劣悪な環境を使って、メダカを飼うことにしたのか。
自宅じゃダメなのか。
上司にやらされているだけじゃないのか。
同じスタッフとして、疑問がたくさん浮かんできます。
そして、こういった疑問を放置すると、社内でどんどん温度差が生まれる、ということは、養蜂プロジェクトのときに経験済みです。
一方で、すでに山口氏は、Tik Tokで勝手に盛り上がってしまってる。
このままでは社内の温度差はますます広がりそうだ。
そこで、サンクチュアリ出版の関係者全員が、この記事を読み、山口慶一氏の活動に対する理解を得られるように、「最強メダカ育成プロジェクト inサンクチュアリ出版の屋上」の発起人であり、唯一のメンバーである、山口慶一氏本人に詳しく聞いてみたいと思います。
――山口さん、今日はよろしくお願いします。
ああ、これね、これはサンショクっていう品種のタマゴで、売ったらそれなりになるかな。親がきれいなんで、この写真をヤフオクにアップしてタマゴ30粒でいくらって感じでやれば……あ、もちろん売らないけどね!
ほしい? あげるよ! メダカ飼ってみない?
――山口さん山口さん、今日はよろしくお願いします。
あ!
よろしくお願いします。すみません、つい他のスタッフに、このメダカのタマゴを自慢したくて。
これですよ、このケースに30粒入ってるんです。
すごいでしょ! ワクワクしますよねー。
――いや…そんなにワクワクしないですね。
あの、あらためて、今日はよろしくお願いします。
山口さんは、会社の屋上でメダカを育成したいと社長に直談判して、さんざん揉めた挙げ句、なんとか屋上メダカ育成を認めてもらった、と聞きました。
どうしてそこまでメダカのためにがんばれるんでしょうか。
いきなりそうきましたか。
そうですね。
それはもう、メダカを愛してしまっているからですよね。
ただ、はじめから愛していたわけではないんです。
ぼくはもともと金魚が好きだったんですよ。
そしたら友だちが「金魚の水槽あるから飼えるでしょ」っていって、メダカを100匹くらい勝手に置いていったんです。
なんだよ? って思いました。こんなちっちゃい魚のどこがいいのよ金魚のほうがいいでしょ、って思いました。
でも、そのメダカが何匹か死んじゃってね。
減っちゃってさみしいから買い足そうかなーとなんとなく思って、なんとなくヤフオクで調べてみたんです。そしたら驚いた!
メダカっていろんな色、いろんな形があるんです。ヒレがひらひらしてるやつもいるし、体が短いやつもいる。
へえ、おまえ、だるまっていうんだな、ころころしてかわいいな。
こりゃあ、小さいのにかわいさは無限大だな。
なんてどんどん知るうちに、気づいたらメダカの魅力にはまってしまっていました。
そして決め手は
「メダカ同士をかけあわせれば、自分の思ったようなメダカを作れる」
と知ってしまったことです。
これでもう、すっかりぼくのワクワクは暴走してしまいました。
ただ、いまとなっては100均のダイソーやセリアでもメダカ用品を買えるくらいですから、ぼく一人がどうこう言わなくても、とっくに日本中メダカブームになっているんですね。
――そうなんですか。知らなかった。いつから日本中メダカブームになっているんですか?
15年ぐらい前です。
普通のメダカっていったら、いわゆる黒メダカ(茶メダカ)ですよね。
ところが15年前、広島でまっかっかの突然変異が出たんです。
赤っていう色素はメダカにはなかったんですが、オレンジと黒が重なって見える赤、その赤がものすごく濃く出たメダカが誕生しました。「楊貴妃メダカ」っていうんですが、楊貴妃がもう面白いように増えて、飛ぶように売れました。
また一方で「幹之(みゆき)メダカ」っていう、銀色のイワシみたいな美しいメダカも愛媛で誕生しました。
楊貴妃と幹之という2大スターが誕生して、組み合わせが無限になって、そこから改良メダカが流行していったんです。
金魚とはなにが違うのか?
というと、金魚の世界は何百年も前から伝統的に受け継がれていて、匠が作り出した美しい品種が固定されている。
つまり、シロウトが付け入るスキなんてほとんどないんです。
でもね、メダカはまだまだこれから。
どんな組み合わせから、どんなメダカが誕生するか誰にもわからない。
そんな無限大の可能性を秘めてるんです。
しかもその無限大の可能性を、ご家庭で、しかも「短期間」で生み出せてしまう。
これ、すごくないですか?
――短期間でというと、どれくらいなんですか?
早かったら、卵から子供がかえって、その子供が卵をうめるようになるまで3ヵ月くらいですね。
もっと早めることもできると思いますが。
――メスとオスの見分けって簡単につくもの?
ヒレの形がけっこうはっきりちがいますからね。
ヒレが長いのがオス、短いのがメス。
オスのヒレが長い理由は、メスを受精させるときに、ヒレでガチッと包み込むためです。
――そのオスとメスを一匹ずつ水槽に入れて、ただ放置するだけでいいんですか?
基本的にはそうです。ただいろいろ研究していますが、今のところメス2匹オス1匹がうまくいっていますね。卵の数が2倍になります。
ただ確実に繁殖するものかといったら、それがそうでもないです。
好き嫌いがあるみたい。相性もある。あと水温とか環境的なものもある。
ただ、交尾したらすぐわかります。すぐにメスから卵がぶくぶくでてくる。そこにオスが精子をかけると生まれます。
――さっき山口さんは、卵だけでも「売ったらそれなりになる」と言ってました。高いものだと、いくらくらいになるんですか?
高いのだと100万円くらいです。オスメス2匹で。ヤフオクで。
――100万円! そんなの売れるんですか?
売れます。
ただ落札するのはほとんどメダカの業者の方ですね。
あるいはグループでお金を出し合って買う感じでしょうか。
――高額で買う理由は、観賞用? 繁殖用?
繁殖用です。卵を生んでくれたらもう販売できます。
まず元のお金を回収するためには、たくさん子供たちを作って売っていく。
まず回収です。そこからかけ合わせをしていきます。
――なるほど。しかし高額なメダカって、なんでそんなに高いんでしょうか? なにか基準があるとか。
メダカの値段は、作り手さんによって決まるかなあって思ってます。
メダカ作家というか、メダカ師匠というか、とにかくその「メダカの匠」が、作出した新作メダカを「何月にリリースします」ってSNSとかで発信すると、メダカファンの間で期待が高まって、ほしいほしいという声が殺到して、オークションで値段が上がっていく感じです。
※作出=新しい品種を作り出すこと
――ブランド化してるんですか?
いいえ。
単純に、その作家が作出したメダカそのものが「ほしい」の値段なんですよ。
作家が作るメダカはやっぱりすごいです。美しいんです。
――素人のぼくが見てもわかる?
わかります。たとえば、これ、うちにいるメダカですが、こういうのヒレきれいでしょう?
――メダカには見えないですね。これ売ったらいくらです?
1ペアで5000円くらいですかね?
――5000円? えー増やせばいいじゃないですか。
増やせば、お小遣い稼ぎにはなると思います。メダカ育成にはそういう面もある。
ぼくは買ってばっかりですがね。
――同じ柄のメダカで掛け合わせる。
普通そう思うじゃないですか。違うんです。ミックスさせるんです。
自分が思い描く好きなメダカに近づけるために。
ぼくは紅白っていうタイプが好きなんですが、それにこのメダカのきれいなヒレをつけたいと思っていて。
そういうのを今、交配しています。
――たとえば、犬とか猫とかっていわゆる純血種がいるでじゃないですか。メダカにもそういう純血種みたいなのがあるんですか。血統書付きみたいな。
中にはその作家の方が、写真付きで、これは自分が作って、誰々に譲渡したという鑑定書つきみたいなメダカもいます。
でもまあ、少ないですね。
――たしかに鑑定難しそうですよね。
そうなんです。だから、それはもう信じて買うしかない。
もしくは、その魚自体の「表現」を見て、自分で納得して買うかですね。
――表現?
「表現」っていうのは、その色だったり、このヒレの形とかをさします。表現が違うねとか、こういう表現なんだ、っていう言い方をするんです。
ただ一番信じられるのは、その作り手さんから買うことです。
僕には好きな作り手さんがいます。
小熊さんっていう普段サラリーマンやってらっしゃる方で、土日だけ「メダカワールド」っていうメダカ屋さんを開いています。
――副業でやってらっしゃる。
おそらく副業で儲るためという感じではなく、ほんとにメダカが好きでやっるんだと思います。
メダカ屋をやってると、メダカ関連の情報が集まってきますし、メダカ屋さんとしての実績を認められると、人気の作り手さんからメダカを仕入れられる、ということもあるようです。
そもそもご自宅を使って、ビニールハウス4棟分ぐらいの規模でやってるんですね。メダカ好きじゃないと、あそこまでできないと思います。
とにかくぼくは小熊さんのお人柄と情熱に惚れ込んでいます。
ぼくにメダカの楽しさを教えてくださった方でもあります。
必要なのはメダカに対するイメージ力と観察力。
――なんか話を聞いてると、まあ、メスとオスを1つの水槽に入れて。
で早ければ2、3ヵ月で誕生する。
とすると、かけ合わせて新しいメダカを生み出すってこと自体はそんなに難しくなさそうなんですけど。
いわゆるその作家さんって言われてる人が、すごいメダカを作り出せる。それって、素人との大きな違いはなんですか?
まずイメージする力です。
ヒレもただ長いだけじゃなくて、光ってたりするんですね。
「ひれひかり」って言うんですが。
さらに縁が全部光ってるのは、「一周光(イッシュウコウ)」尾ひれを1周して光ってるからそう呼ぶんですけど、美しいでしょう。
あと、ここの細いのがバーーー(ヒレの細部を指して)って出てるじゃないですか?
これ、普通ないんですよ。
それをこういう風に「出そう」って思ったものを、具現化していく、そういうセンスなんです。そのイマジネーションなんです。
ヒレの先がこんな風に細かくなっていくと、より美しいかな、なんて凡人は思わないんですよね。
それを実現してしまう。作家はもう次元が違うんですよ。
――こういうメダカを作りたい、ってイメージさえできれば、作れるもんなんですか?
いやいやいやいや。
イメージすればできるっていうもんじゃない。
「どうやったら出てくるか?」っていうパターンを考えて、ひたすら「累代」させていくんです。
この子の孫、ひ孫って、ずーっと子供を出していく。
するとその中にこれだけ兆候が出たやつがいる。
これだけ兆候が出たやつがいるから、そいつら同士をかけ合わせたら、ちょっとずつ、この兆候が形になるんじゃないか?
そんな仮説と実験のくり返しです。
――気の遠い話です。
そう。
だから、すごいメダカには、すごい時間がかけられていると思います。
――だから、ビニールハウスをいくつも設置して、いくつも水槽を置いて、いろんなパターンで実験してるわけか。
そうなんですよ。
こういうヒレを出したい。
だからといって、そういうヒレの出てるメダカ同士をかけても、イメージ通りのメダカが出るわけでもない。
メンデルの法則っていうのがありましてね。まあその話はいいか。
とにかくぶっちゃけて言いますと、「こういうメダカが欲しいな」と思ったら買うのが一番手っ取り早い。
自分で作ろうと思ってもなかなかできないからです。
でも、ぼくはそれを自分で作ってみたいというわけなんです。
――高額なオスとメスを買って数を増やして、それを売れば単純に儲かるって思ってたんですが、そういうことでもないんですね。
まったく同じ色と形のメダカが、全部ずらっと生まれるわけではないので。
固定率っていうんですが、品種はほぼ固定してくれません。
たとえばヒレの話をすれば、ヒレは「高水温で飼ったら、伸びやすい」という法則があります。
ヒレの長い卵と遺伝子をもってしても、低い水温で飼ってると、普通のやつとかになっちゃう。
――同じ条件下じゃないと、同じものは出にくいわけですね。
だから、寒いところではヒーターを入れて温度調節をしたりします。
飼育の技術でカバーするわけです。
固定率が60パーセントだったら、100個のタマゴのうち、60個は元の表現になる。その数字に近づけるのも大変ですが。
――卵はどうやって孵化するんですか?
ほっといたらいいです。大体10日ぐらいで孵化します。
だから、ふ化する前にケースから、水槽に移し替えてあげなきゃいけない。
これは持ち運び用で、家から屋上の水槽に移してやろうと思って持ってきたんです。
これは3日か4日ぐらい前に生まれたものです。
あと1週間ぐらいしたら孵化する。
以前は、稚魚になってから上に持ってきたりしてたんですけど、それより、卵で持ってきた方がもう全然いいなと思って。
理想はタマゴを産んだ親メダカを新しい水槽に移して、またそこでタマゴを産んでもらう、「親抜き」という方法なのですが、それには、すごいスペースが必要なので。
空とぶメダカ~最強メダカ育成プロジェクトとは?
――これは一体なんなんでしょうか?
ぼくが「最強のメダカ」を育成して、メダカの全国大会で優勝する、というプロジェクトです。
――なんでまたそんなことに?
先日、某メダカイベントで、コンテストが開かれるというので、試しにエントリーしてみたんです。
すごいメダカが産出するといえば、四国とか九州とか広島とか岡山。
関東はまだまだそんなにレベルが高くないだろう。
だからエントリーさえすれば、ぼくくらいでも余裕で勝てるはず。
そう思ったんですよ。
そしたらとんでもなかった。
まったく箸にも棒にもかかりませんでした。
会場に全部エントリーするメダカが並べられるんですが、こんなすげえ魚が出てるのか! っていうメダカがうじゃうじゃいました。
おかしいなと思ったら、やっぱりメダカ屋さんのメダカなんです。
メダカ屋さんがエントリーして、メダカ屋さんが賞を獲得していきました。
プロが出てるとは思わなかった。
その結果に「なんだよ」って腐っちゃって。
でも一方で、自分が甘かったなっていうのも感じた。
というか、めちゃくちゃ恥ずかしかった。
ぼくの人生にしては珍しく「挫折」というものを味わってしまいまして。
そうしたら急に「上位に食い込みたい」という気持ちが湧いてきたんですよ。
ぼくのことをよく知っている人ならわかると思うのですが、ぼくは性格的に競争心とか向上心とか、ないんです。
けど、芽生えちゃいました。
これ間違いなく言えます。
家族とか仕事とかそういうのをのぞいて、自分が今1番、今までの人生の中で1番熱くなっているのは、もう「メダカ」で間違いないです。
――メダカを本気でやりたい。その気持ちが山口さんを屋上に向かわせたと。
はい、そのためには自宅のベランダという環境では限界があります。
どうしても屋上が必要なんです。
――具体的にどんなコンテストになるんですか?
日本メダカ協会が広島にあります。
広島がメダカ発祥の地だからです。
ちなみに歌手の島谷ひとみさんがアンバサダーです。
日本メダカ協会主催のコンテストが、秋と春の2回開催されます。
場所はほぼ毎回広島なんですが、運良く今年の10月2日、初めて東京でやるそうなので、まずはそれにエントリーします。
日本で最も重要なメダカコンテストは、この日本メダカ協会主催のやつだと思っています。
――参加方法は?
自分のメダカを持ち込むだけです。
ただ、1匹部門と10匹部門がありまして、スター選手で競うだけではなく、群泳している複数の魚の美しさを競う部門もあるんです。
これは、つぶぞろいというだけではなく、その表現にテーマを持たせたりすることが重要です。
たとえば「真っ白の中に1匹だけ赤を入れて日の丸を表現」とか、そういうテーマを持たせたりします。
ぼくはその10匹部門でいってやろうと思ってます。
――優勝できるメダカってどんなんです?
基準がしっかりあります。
例えば一番わかりやすいのが背骨なんですけど、メダカは背骨がすごい曲がりやすいんですよ。ここがまっすぐなのがいい。
あとも胴体もあまり盛り上がらず、ストレートで。
目の高さが真ん中よりちょっと上とか、そういう基準があるんです。
――コンテストとかって、出てみないと勝てるかどうかっていうのわかんないもの? 自分のメダカを見れば、試合前から勝敗がわかっちゃいそうですが。
たしかにさっきの審査の基準点、骨が曲がってないとか、スタイルがいいとか、尾が開いてるとか。
そういう点数の高さである程度は決まります。
だけど、優勝、準優勝っていうのは、想像がつかないです。
エントリーしてる魚は、泳がされているんですけど、「これが優勝だろうな」と思ってて、僕の予想が当たったことはありません。
見る方もプロ。プロが見ないとわからないです。
――じゃあ山口さんも上位にさえ食い込めたら、1位、2位になる可能性もあるってことですよね?
はい、そうですね。ただ選別がまだまだ全然ダメだと思う。
例えば、さっき言ったみたいに、上から見たら、ひれもすごい伸びてるし、色もきれい。だけど、背中がちょっと曲がってる。ヒレが光ってない。
右のヒレは光ってるけど、左のヒレは光ってないとか。そういうレベルですね。
そういうメダカを親に使っちゃったら、それが次に遺伝していくから全部影響してくる。
どれを父親と母親に選ぶかっていう観察力が必要なのですが、まだぼくにはその観察力が足りていません。
――大変そうですね。がんばってください。では最後に一言お願いします。
とにかく貢献したいという気持ちでいっぱいです。
こんなにもメダカが好きなのに、メダカを買って、ただ消費するだけなのはいやだ。
これだけメダカに熱くなってるんだから、メダカワールドを広げるお手伝いをしたい。そう思っています。
アートなどにも、もっと広がると面白いと思っています。
メダカファンは自分のステッカーを作って交換するという面白い文化がありるんですが、川柳や歌やダンス、マンガや本になるのも絶対面白いと思います! サンクチュアリ出版で「メダカの本」を作るのも夢です。
そんなぼくの活動が
「本は読まないけど、メダカは好き」だという人たちの目に止まって、興味を持ってもらって、少しでも本の魅力に気づいてもらえたらと思っていますので、どうか応援をよろしくお願いします。
あ、ところでメダカ飼いませんか?
なぜ飼わないんですか? 飼わない理由はありますか?
メダカさしあげますよ?
――考えておきます…。
よくわからないけど、がんばれ山口さん!
山口慶一 サンクチュアリ出版広報部イベントチーム。 本好きが高じて書店に10年間勤めたのち、サンクチュアリ出版へ転職。 営業部→広報部。 メダカ飼育歴3年、3度の飯よりメダカが好き。 好きな言葉は「これでいいのだ」 Instagram:https://www.instagram.com/mountain_mouth_k/ Twitter:https://twitter.com/dousitemedaka 取材/橋本圭右