会社の屋上で、
メダカを育成することになった、
という話は前回の記事のとおりです。
ふと、
「本当に飼育やってるのかな〜?」と思って、
会社の急な階段をのぼって、屋上をのぞいてみました。
ん?
水槽は全部で12個ありました。
いや、奥にもう3個あった。
写真だとただ水を張っているだけのようにも見えますが、
実際、中をのぞくとすべての水槽になにかしらのメダカがいました。
水槽ごとに品種を分けているようです。
メダカの写真を撮るのってなかなか難しいんですね。
あまりにもすばしっこいので、カメラを向けるという行為だけで、まるで金魚すくいをしているような楽しい気持ちになってくる。
夢中になって追い回していたら、危うくiPhoneを水没させそうになりました。
なんにしても、
広報部の山口慶一氏はメダカ飼育をスタートさせている、
ということを確認。
そしてさっそく先日(2022年10月2日)、
メダカの美しさ日本一を競う「日本メダカ品評会」が開かれていたようです。
開かれていたようです、と他人事のように言いました。
なぜならそのことを私はすっかり忘れていたからです。
忘れていたので、品評会出場に向けた山口さんの意気込みを聞くこともせず、
ましてや社を挙げて応援メッセージを送ろうぜ!と呼びかけることもせず、
ただただ、山口さんからの「件名: メダカの品評会終わりました」という着信をみて、「終わったのか」
と乾いた声だけがもれました。
以下は山口氏からのメール。原文ママです。
差出人: 山口慶一 <xxxxxxx@gmail.com>
件名: メダカの品評会終わりました
日付: 2022年10月3日 1:59:44 JST
宛先: 橋本圭右(はしもとけいすけ) <xxxxxx@sanctuarybooks.jp>けいすけさん
お疲れ様です。
第13回秋季日本メダカ品評会、終わりました。
毎回広島で行われる品評会ですが今回は初の広島を離れ東京での開催となり注目度も高くメダカファンで盛り上がりました。
いくつか部門に別れていますが、エントリー数が合計で242件となりました。僕は複数上見部門でエントリーし、見事に選外でございました・・・
10匹のメダカを容器にいれて、上から見て美しさを競うという部門、
19件のエントリーがあり上位5件が入賞となります。他の部門に比べ、エントリー数が少ないだろうという浅はかな考えもありこの部門を選びました。それでもメダカの神様は僕にとても優しいのです。
複数で表現することの難しさと奥深さを嫌という程教えてくれました。大好きなメダカなのに他の方のメダカを見るのが怖かったです。
僕は悪い意味で自分と戦っていたのだときづきました。己の中の理想を高めてばかりで、外の世界を知らない無知。
もっと他の人のメダカを見せてもらうべきだった!!
SNSや雑誌で知っている気になっていた。
目の前で悠然と泳ぐメダカをひとつも見てこなかった。
この会場には様々なチャレンジャーの美しい魂がメダカに宿り一体となって並んでいました。
今回自分はそんな魂がこもっていなかった。
邪気を帯びた執着を纏わせていただけ。
前回某イベントの品評会にエントリーして敗れた時は、ただふてくされ、見返してやりたい!というような邪念を帯びたモチベーションだったということになります。でも今回は少し浄化されたような気持ちになりました。
名人たちの飼育場を訪ねて見ようと思います。
どうやらスタートラインにすら立てていないですが、春季品評会もエントリーさせて頂くつもりです。
こんな気持ちもノートの続編として載せていただけたりしますでしょうか。心が弱り、他の方のメダカの写真をあまり撮れなかったのですが、そんな浮かない顔の写真を見てやってください(笑)部門第一席の人にはコメントもついていました。
件名: メダカの品評会終わりました
日付: 2022年10月3日 1:59:44 JST
宛先: 橋本圭右(はしもとけいすけ) <xxxxxx@sanctuarybooks.jp>けいすけさん
お疲れ様です。
第13回秋季日本メダカ品評会、終わりました。
毎回広島で行われる品評会ですが今回は初の広島を離れ東京での開催となり注目度も高くメダカファンで盛り上がりました。
いくつか部門に別れていますが、エントリー数が合計で242件となりました。僕は複数上見部門でエントリーし、見事に選外でございました・・・
10匹のメダカを容器にいれて、上から見て美しさを競うという部門、
19件のエントリーがあり上位5件が入賞となります。他の部門に比べ、エントリー数が少ないだろうという浅はかな考えもありこの部門を選びました。それでもメダカの神様は僕にとても優しいのです。
複数で表現することの難しさと奥深さを嫌という程教えてくれました。大好きなメダカなのに他の方のメダカを見るのが怖かったです。
僕は悪い意味で自分と戦っていたのだときづきました。己の中の理想を高めてばかりで、外の世界を知らない無知。
もっと他の人のメダカを見せてもらうべきだった!!
SNSや雑誌で知っている気になっていた。
目の前で悠然と泳ぐメダカをひとつも見てこなかった。
この会場には様々なチャレンジャーの美しい魂がメダカに宿り一体となって並んでいました。
今回自分はそんな魂がこもっていなかった。
邪気を帯びた執着を纏わせていただけ。
前回某イベントの品評会にエントリーして敗れた時は、ただふてくされ、見返してやりたい!というような邪念を帯びたモチベーションだったということになります。でも今回は少し浄化されたような気持ちになりました。
名人たちの飼育場を訪ねて見ようと思います。
どうやらスタートラインにすら立てていないですが、春季品評会もエントリーさせて頂くつもりです。
こんな気持ちもノートの続編として載せていただけたりしますでしょうか。心が弱り、他の方のメダカの写真をあまり撮れなかったのですが、そんな浮かない顔の写真を見てやってください(笑)部門第一席の人にはコメントもついていました。
その「うかない顔の写真」というのが、トップバナーの写真だそうです。
「巣鴨の浮かれサンタ」とも言われる山口さんが、
こんなに浮かない顔をしているのは初めて見ますね。
でも物語はまだはじまったばかり。
がんばれ山口さん!
山口慶一 サンクチュアリ出版広報部イベントチーム。 本好きが高じて書店に10年間勤めたのち、サンクチュアリ出版へ転職。 営業部→広報部。 メダカ飼育歴3年、3度の飯よりメダカが好き。 好きな言葉は「これでいいのだ」 Instagram:https://www.instagram.com/mountain_mouth_k/ Twitter:https://twitter.com/dousitemedaka 取材/橋本圭右