この世界、何かがおかしい

水は情報を記憶する

#連載エッセイ
#この世界、何かがおかしい

水で読み解く「占星術」と「輪廻転生」

アクアフォトミクスの研究に携わっている方から大変興味深い話を聞きました。

「日本のとある場所から湧き出る温泉水は、月光を明確に記録している」

その温泉水をアクアフォトミクスで分析すると、実際の月を見なくても、いまの月齢が分かるというのです。満月には満月特有の、新月には新月特有の、水分子の情報パターンを示すということ。つまり、水分子は惑星の光の影響を大きく受けていることが科学的に証明できそうなんです。

私たちが生まれる瞬間、その場には太陽、月、そして太陽系の惑星からの光が複雑に混じり合って降り注いでいます。各惑星は固有の光のスペクトラム(波長分布)を持ち、それらの組み合わせは、その時その場所でしか生まれない独特の「光の指紋」を作り出します。

新生児の体重の約75%は水分です。この大量の水分が、生まれた瞬間に浴びた惑星光の複雑なスペクトラムパターンを、分子レベルの構造変化として「初期設定」のように記録する可能性があるとも言えるのではないでしょうか。近赤外線領域の光は水分子の振動と強く相互作用するため、各惑星からの特徴的な波長成分が、体内の水の分子間ネットワークに微細な「調律」を施すのかもしれません。

だとすれば、世界中の多くの占いで「生まれた瞬間の星の配置」を重要視していることも納得できます。占星術は惑星の神秘的な力を読み取るものではなく、生まれた瞬間に「体内の水に刻まれた光のパターン」が、人生にどのような影響を与えるかを読み解いていたとも考えられそうです。

また、私たちの生命活動は、体内の水分が織りなす膨大な化学反応のネットワークによって支えられています。感情の変化は神経伝達物質の分泌を促し、ストレス反応は副腎皮質ホルモンの放出を引き起こし、これらすべてが体内の水の分子構造パターンに影響を与えます。そして、脳を含む生体組織は代謝や酸化反応に伴って、1〜数千フォトン/秒/㎠ 程度の超微弱な光を自然放出してます。

もしも、水分子が惑星の光だけでなく、身体から発せられる光も記憶するのだとしたら。

人が死ぬと、その身体を構成していた水は再び地球の大循環へと還っていきます。水分子が微かながらも「誰かの記憶や感情のパターン」を記憶しているのであれば、それを人類は「前世の記憶」として認識しているのではないでしょうか。

水の研究を通じて、占星術や輪廻転生のメカニズムが解明される日もそう遠くないかもしれません。


赤井カラス。占い師。自身のことを占ったところ「大勢の人を占いなさい」という結果が出たため、2023年4月より紹介制を撤廃して活動開始。現在予約待ち2,000人以上。
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