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私が大好きな言葉は「もう後がない」
これは私自身の言葉ってより、私の中ではゴールデンボンバーの鬼龍院翔さんの言葉なんだけど、私がまだ何者でもなかった頃に大尊敬する彼のブログを読んでいた時に「もう後がない(^-^)」っていう表現が出てきたことがあって。
15年くらい前のことだから正確には覚えていないんだけど、「自分には、もう後がない。だから頑張ろう」というようなことを綴っていて、それが超ウルトラスーパー刺さって響いて。
それ以来、自分の中では頑張る時の合言葉みたいな存在で、お守りのようになっているのが「私にはもう後がない」っていうフレーズなんだけど、「後がない」って状況ほど火事場の馬鹿力が出せる条件ってない。
すごく良い。「ここで絶対にどうにかしないと、自分には他の道なんて何一つないんだから!」と思ってる時の人間って、生死がかかった追いかけっこ中の野生動物くらいのパフォーマンスができるモードに入れる。
一回それを経験すればわかる。ありもしない可能性をいっぱい抱えて動きが鈍っていた時の自分より、はるかに快適。
挑戦が足りてない人はみんな、虚無が詰まったデカイリュックを背負ってヨロヨロしてるような状態なの。バカバカしすぎるでしょ。その重たい荷物の中身、虚無なのよ!!!
虚無が詰まったデカイリュックからの解放を経験して欲しすぎる。ありもしない可能性を全部ブッ潰した後の体って、本当に身軽で走りやすい。
ありもしない可能性に惑わされる時間、無駄すぎ
「挑戦」ってのは、言い換えると「確認作業」なの。なんか夢を叶えるための最後の砦みたいに思ってる人が多いけど、ぜんぜん違う。地道な確認を積み重ねた先に「これだったか!!」って発見に辿り着くの。
13歳から芸能界に入って、戦隊モノに出演したり、ピチレモンとかセブンティーンとかnon-noとかの王道中の王道の雑誌に出たりしながらも知名度を獲得できなかった私が、まさか、自作のコール動画で一気に駆け上がれるなんて思ってもいなかったわけよ。「これだったか!!」の極みでしかない。
動くっていうか、もはや、うごめく。うごめいてうごめいてやっと辿り着くのが、自分にとっての成功に繋がる道のスタート地点なの。
たとえば恋愛でいうと「自分が勇気を出して誘いさえすれば、きっと応じてもらえる。でも、声をかける勇気が出ない…」とかって悩んでいる人って多いんだけど、実は勇気を出して誘っても断られて応じてもらえないパターンが結構ある。
ってなると「勇気を出して誘いさえすればイケる」と勘違いして、どうやって誘おう、いつ声をかけよう、みたいにあれこれ考えてる時間って無駄なわけ。「今の自分ではデートに誘ってもダメ」って分かったところからが、本当のスタート地点になる。
だから、断られたとしても別にそれは失敗ではなく、スタート地点に立つために必要な段取りを踏んだわけだから進捗でしかない。出番のないデートプランを練ることに頭を使っていた頃より、明らかに前進している。
自信はいらん、地道に確認するべし
だからね、まだ試してもいないやり方に対して自信など持つ必要もないし、挑戦ってイケると思ってるからやるもんじゃないの。イケるかどうか確認するためにやるの。
私はいつだって何かに挑む時に、イケるだなんて思ってない。「どっちなんだろう」と素朴な疑問を抱えた状態で、とりあえずやってみてる。分からないから。イケるか分からないのはもちろん、ダメかどうかもやっぱり確認しないと分からないから、どっちなのかハッキリさせるために私は挑んでる。
どっちなのかハッキリさせた分だけ、自分が背負ってるリュックから虚無の箱を1つ取り出せて、今までより身軽な自分で動けるようになるんだから、どっちにしろ挑戦することにはメリットしかないし。
私は、いろんな可能性に期待しちゃってるせいでどっちつかずで身動きが取れない自分になってしまうことがすごく嫌。
可能性なんてのはどんどんブッ潰して、本当に持ってる可能性をハッキリさせた上で、その一点に集中して全力を出していきたい。
失敗を怖がる人って、逆に自分への期待値が高すぎる。自己評価が低そうなフリして、だいぶ過大評価してる。だって、「失敗したらどうしよう」って考えるってことは、どちらかといえば成功するもんだと思ってるわけで、たった一度目の施策で成功を引き当てられる可能性に期待しちゃってるんでしょ?どんだけスーパーマンなのよ。数え切れないほどの試行錯誤を積み重ねて、ようやっと辿り着けるのが成功よ。
当面は確認作業が続くのが当然。別にそれは失敗じゃない。「着々と成功に向けて進行中の私」です。
間違っている(っていうか成功に直結しない)やり方リストを埋められた分だけ、成功に近づけるんだから、間違えることを恐れずにバンバン挑めばいいし、地道な確認作業を繰り返した人にしか、成功に繋がる大きな発見なんかできないわよ。
ということで、let’s試行錯誤の道!
挑戦っていうか、試行錯誤よ。日常。当たり前に試行錯誤しまくりながら生きることが、成功者とか言われる側の人生への入り口です。
下田美咲 1989年生まれの35歳。有料noteの売上が累計2億5千万円を突破している令和時代の売れっ子エッセイストで、2児の母。 10代の頃よりモデル・タレントとして活動。 21歳の時に始めたYouTube企画「下田美咲の動画プロジェクト」が人気を博し、 当時としては異例の再生回数を連発。「コールの女王」として注目を浴び、多数のテレビに出演する。「下田美咲参上」のフレーズも話題に。 27歳の時に、結婚を機に作家に転向する。 現在までに出版した著書は「新型ぶりっ子のススメ」「人生の作戦会議!」など7冊で、作家として「セブンルール」「ボクらの時代」などに出演。 2018年より、読者の質問相談に個別対応するためのオンラインサロンをオープン。月額12500円と高額ながらも、現在までに2000会員と交流。誰よりも読者のリアルに詳しい作家になることを目指し、やり取りを重ねている。 2024年現在のSNSの総フォロワー数は11万人。 下田美咲Instagram https://www.instagram.com/shimodamisaki815/profilecard/ 下田美咲サロン「人生を動かす目からウロコ」 https://lounge.dmm.com/detail/1612/