人生いいことばかりではなく、時には「人生をやり直したい…」と感じるほど、挫折を味わってしまっている方もいるのではないでしょうか。
人生をやり直したいと思うほどに落ち込む経験は、誰にでもあります。いま成功しているように見えている人も、昔つらい経験をしていたというケースは珍しくありません。
過去は変えられないので、まずは気持ちを落ち着かせて、無理せず少しずつ未来へ歩みだすことが大切です。
この記事では、人生をやり直したい人がやるべき行動を細かく紹介します。どん底の状態から少しでも抜け出したいと考えている方は、ぜひ最後まで記事をご覧ください。
目次
人生をやり直したいと感じる5つのタイミング
こちらでは、人生をやり直したいと感じる5つのタイミングについて紹介します。
- 大きなミスを犯したとき
- 困難に直面したとき
- 思うような成果が出せなかったとき
- 人間関係のもつれが生じたとき
- チャンスを逃したとき
1.大きなミスを犯したとき
仕事やプライベートで、大きなミスを犯してしまったときは、人生をやり直したい・時間を巻き戻したいと思うタイミングのひとつです。特に、自分だけでなく他人にも迷惑をかけてしまった際には「自分はなんてダメなんだ」と悲観的になることがあります。
また、ミスを取り返そうとして行動している際にも、「あのときに戻りたい」と感じることがあります。ミスをした瞬間だけでなく、長期的にダメージを受けてしまう人は多いです。
2.困難に直面したとき
物事がうまく行かず、挫折を味わっている人も、人生をやり直したいと思う傾向にあります。「自分ではどうすることもできない」と、強く感じてしまうからです。
人生において、困難な場面はたくさん存在します。例えば現在お金がなく、今後の生活費やローンの支払が追いつかないという困難な状況に直面すると、人生をやり直したいと強く感じるでしょう。
これは、いまの現状を引き起こしている原因が、過去にあると考えているからです。そのため、人生をやり直すことで、その原因を払拭したいと感じてしまいます。
3.思うような成果が出せなかったとき
受験や就職活動など、人生のターニングポイントで思うような成果が出せなかったときも、人生をやり直したいと感じるタイミングです。
「あのときに、違う決断をすればよかった」「もっと勉強すればよかった」と、後悔を残してしまいます。
他にも、自分と同じ立場にいた人が自分よりも大きな成果を出しているときも、悔しさや惨めさから、人生をやり直したいと感じてしまいます。
4.人間関係のもつれが生じたとき
他人とトラブルがあり、ひどく傷ついてしまったときも、人生をやり直したいと感じます。
例えば恋愛がうまく行かず、好きなパートナーに別れを告げられたときには、「もっとちゃんと接すればよかった」と後悔してしまうことがあるでしょう。
恋愛だけでなく、仕事や家庭、友人関係など、人との繋がりによって起きるトラブルは様々です。
5.チャンスを逃したとき
大きなチャンスを逃し、何も手にすることができなかったタイミングです。「あの選択肢を選んでいれば大きな成果を得られた」という思考により、人生をやり直したいと感じてしまいます。
例えば株や仮想通貨など、投資の失敗はチャンスを逃したと感じやすいです。売ってしまった仮想通貨が、翌日に何倍にも膨れ上がっていたという状況はよく起こり得ます。
心理学的に、人は喜びの感情よりも、失う感情のほうが強いと言われています。そのため、大きなチャンスを逃した際には、人生をやり直したいと強く考えてしまうのです。
人生をやり直したい人がやるべき10個の行動
こちらでは、人生をやり直したい人がやるべき行動を解説します。
- 今後の人生をどうしていきたいかを考える
- 環境を変える
- 自己投資を行う
- 時間の使い方を考える
- 生活習慣を整える
- 不安や悩みを書き出す
- 自分の魅力を知る
- 視野を広げる
- ネガティブな情報を見ないようにする
- 言葉を変える
1.今後の人生をどうしていきたいかを考える
残念ながら、人生をやり直すことはできません。今できるのは、未来を変えるための行動です。自分の今後の人生をどういしていきたいか、今一度考えてみてください。
今後について考えるときは、より具体的な数字を用いると効果的です。
例えば「お金に困らない生活がしたい」というのであれば、年収がいくら必要なのか、何年後にいくらの貯金が必要なのか、ゴールを明確にします。その後、「年収◯万円にするためには、◯◯に取り組もう」と、具体的なアクションを考えていきましょう。
漠然とした未来ではなく、具体的に細かく設定することで、明確なアクションがわかりやすくなります。
2.環境を変える
いまいる環境がつらく、人生をやり直したい原因なのであれば、環境を大きく変えることも手段のひとつです。
- 転職する
- 引っ越しする
- 新たな人間関係を構築する
など、環境を変える方法は数多くあります。
人生をやり直したいと思うほどに過酷な環境に居続けることは、精神的にも良くありません。すぐには難しいかもしれませんが、なるべく早く環境を変化させるようにしましょう。
3.自己投資を行う
自分のスキルや能力が高まることで、見える世界が変わります。例えばお金がなくて困っている人も、スキルアップによって収入が大きく増えれば、人生をやり直したいと考えることは少なくなるでしょう。
- 読書をする
- ジムに通う
- 少し良い美容院に通う
など、自己投資の方法は何でも構いません。いまの自分に自信がつけば「人生をやり直したい」と考えることもなくなります。
4.時間の使い方を考える
人生をやり直したいと感じている人は、時間の使い方が上手くない可能性があります。休日をダラダラと過ごして後悔したり、ネガティブな考え事をする機会が多かったりすると、自分の人生が楽しいと思えなくなります。
朝早起きして散歩する、寝る前はスマホを見ずに読書をするなど、時間の使い方にメリハリを持たせてみてください。1日の充実度が高まると、人生をやり直したいと思わずに済みます。
5.生活習慣を整える
時間の使い方を考えるのと同時に、生活習慣を整えることも意識してみてください。特に睡眠時間を確保することは、非常に大切です。
睡眠時間が短いと、不安感を覚えたり、抑うつの傾向が高まることが研究でわかっています。考え事をしてしまい、ネガティブな感情が沸き起こることもあるでしょう。
精神面に悪影響が出ないように、しっかり睡眠や食事を摂るようにしてみてください。
6.不安や悩みを書き出す
自分が抱えている不安や悩みを書き出すことで、物事を客観的に捉えることが可能になります。頭の中が整理されて、スッキリした気分になる効果も実証されているなど、心理学的に効果のある手法です。
紙とペンがあれば今すぐにでも取り組めることなので、どうしようもない不安を抱えている方は、ぜひ書き出すようにしてみてください。
7.自分の魅力を知る
人生をやり直したいと考える人は、自分に自信がない傾向にあります。マイナス面に目を向けるのではなく、長所について考えることで、精神的にポジティブな状態になれるでしょう。
自分で自分の魅力を確認しづらい場合は、友達に聞いてみるのも手段のひとつです。「就職活動で使う」などの建前を用意しておけば、スムーズに確認できます。
自分の魅力を知って、前向きな気持ちになれば、人生をやり直したいと考える機会も減るでしょう。
8.視野を広げる
人生をやり直したいと考える人は、視野が狭くなっている可能性があります。世の中を見てみると、もっと大変な状況に陥っている人も多いです。また、人生を楽しく生きるためのチャンスが広がっているにもかかわらず、視野が狭いせいで気づいていない可能性もあります。
視野を広げるためには、普段の生活でやらないようなことにチャレンジしてみましょう。
例えばスマホで動画を観る生活が日常的になっている場合は、本や映画などに触れてみるのがおすすめです。家にこもりがちなら、隣町まで散歩をするなど、生活を変えてみましょう。
自分の知らない世界へ目を向けることで、人生を変えるきっかけを得られるかもしれません。
9.ネガティブな情報を見ないようにする
暗いニュースなどのネガティブな情報は、気分を落ち込ませる原因となります。そのため、なるべくネガティブな情報を遮断して生きることは大切です。
特にSNSでは、多くのマイナスな意見が飛び交っています。例え他人事であっても、気持ちが落ち込んでしまうので、注意が必要です。
ネガティブなニュースやSNSの情報を見る癖がついている方は、少しずつ時間を減らすようにしてみてください。
10.言葉を変える
自分が日常的に使っている言葉を、ポジティブなものに変えるだけでも、人生は楽しくなります。ついついマイナスな言葉を使っているという方は、なるべく前向きな表現に変えてみてください。
例えば「すみません」という言葉を「ありがとう」に変えるだけでも、前向きな気持になれます。
また、ポジティブな言葉を使うことで、人間関係も良好になりやすいです。意識的にマイナスな言葉を抑えるようにしてみてください。
まとめ
人生をやり直したいと考えるのは、珍しいことではありません。自分の行動を後悔したり、もっといい道があったのではないかと考えたりすることは、誰にでもあります。
ただし、やり直しが効かないのが人生です。そのためやり直したいと思い続けるのではなく、前向きに「これからどうするか」を考えるようにしてみてください。
もしマイナスな感情が拭えない場合は、本を読んで考え方の視野を広げるのがおすすめです。
Jam氏の著書『多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。』では、「自分の心を守る考え方」を解説しています。どのようなことに悩んでいるのかをマンガ形式で書かれているため、ネガティブな感情を解消したいときにぴったりです。興味がある方は、ぜひ手に取ってみてください。