人に出会えば出会うほど魅力があがる天秤座 | サンクチュアリ出版ほんよま

近年、200年に一度の星の動きがあり、またコロナウイルスの影響などにより日常のスタイルも大きく変わりました。
天秤座はこの時代をどう生き抜くべきか？鏡リュウジ著書『迷いも君の力になる　天秤座の君へ贈る言葉』よりご紹介します。

天秤座の基本性格

揺れと葛藤があなたを作り出す

P26
天秤座の占いを見ると、｢ぶれる」「迷いがち」「あちこち目移りする」などとよく書かれている。確かに、天秤座はその名前が象徴するように「揺れる」ことが大きな特徴だ。
理想と現実。伝統と革新。感情と理屈。効率とクオリティ。
組織と個人……さまざまな対立するものの間で、あなたは揺れ続けることだろう。でも、それは悪いことではない。むしろ、「揺れ続ける」ことに価値がある。なぜなら、それはただ迷って動けなくなっているのでなく、天秤のように均衡、バランスを求めて揺れ続けているから。最初からど真ん中を見つけることなんてできない。
時代や状況が刻々と変わっているのだから、ど真ん中の状態で固定することもできない。
大事なのは、つねに、自分が思う真ん中を求めて揺れ続けること。
たとえば、あなたは自分が理想や夢に向かって走っているとき、必ず「こんなことしていて、現実の生活は大丈夫か」と不安になるだろう。逆に、日常に追われていると「自分には理想があるのに、こんなことをしている場合か」と、焦ってしまうはずだ。
でも、それでいい。理想だけ語って現実を無視したら、自分を支える基盤がなくなって、理想も実現できなくなる。逆に理想を忘れて、現実のなかに埋没したら、生きている意味がない。
理想を追いかけながら現実に引き戻されたり、現実に流された後に理想がよみがえったり、忖度を跳ね返して何かを主張したいと強く思ったり、挫かれて現実って厳しいって引っ込めたり。それでいい。いや、それがいい。
その揺れと葛藤が、やる気と新しい発想、行動力をもたらし、あなたを前に進めてくれるだろう。

天秤座が自分らしく輝くには？

魅力探しの天才

P44
天秤座は褒め上手。あなたに褒められると、褒められた当人もうれしいし、周囲もその人の新たな魅力を知るようになる。
それは、口がうまいとか、社交辞令に長けているということじゃない。天秤座は、どんな人、どんな物にも、いいところを見つけ出す能力がある。誰も気づいていなかった魅力をクローズアップして、みんなにわかりやすく伝えることができる。
実際、天秤座には「魔法使い」のような人がいる。ガラクタみたいに思われていたものを素敵なインテリアにする空間デザイナー、出演者たちの魅力をたくみに引き出し人気者に
するテレビ司会者、“片付け” という地味な作業をときめく魔法と表現し、世界的に有名になった片付けコンサルタントの女性も天秤座だ。
あなたにも、こうした人たちと同じ能力がある。ポイントは、気になるものを見つけたら、どんな角度でどう見せるか、どこをクローズアップするか、どう飾るか、を考えること。
営業の仕事をしているなら、商品やサービスの別の魅力やセールスポイント、新しい売り方を考える。打ち出し方から逆算して、既存商品をリニューアルするアイデアを考えてみるのもいい。SNSでもその力は発揮できるだろう。食堂のおばあちゃんがかわいい。ひなびた商店街がエモい。みんなが気づいていない魅力を発見して、SNSに載せてみよう。いつの間にか、インフルエンサーと呼ばれるようになっているかもしれない。
天秤座の「魔法の力」はどんな仕事にも使える。仕事が退屈だなと思っているなら、そんなときこそ、ぜひその力を使ってみよう。きっとあなたも周りも、魔法がかかったみたいに一変するはずだ。

これからの時代に天秤座が成功するカギは？

「外側の形」を変える

P66
人は落ち込んだときや悩んだときに、つい自分の内面にばかり意識が向きがち。自己啓発書などを読んでも内面の向き合い方や心の持ち方、自分の見つめ方を書いているものが少なくない。
でも、天秤座は、いくら内面を向いても悩みは解決しない。天秤座は、形から入ることでモチベーションが上がって、成長できる星座。
何かを変えたいと思ったときも、形から入ったほうが、変化が起きやすい。
だから、落ち込んだり壁にぶつかったりしたときは、内面を見つめるよりも、外側の形を変えてみよう。
たとえば、仕事を変えてみる、引っ越しをして環境をがらりと変えてみる。
新しく習い事をはじめてみるのもいい。近いのは、自分が入っている「箱」「器」を新しくする、というイメージ。新しい箱に入ると、天秤座はこれまでの自分が一新されて、その場所に合わせた「新しい自分」が生まれる。「新しくなった」という感覚が天秤座を元気にしてくれる。
変える形は、そこまで大きなものでなくていい。
いままでしたことがなかった髪型にする、着たことがなかった服を着てみる。
ポイントは、できるだけ前向きなほうへ、アグレッシブなほうへ変えること。
たとえば、いま、部屋の主役がゆったりくつろげるソファーなら、それを取っ払ってパソコンや本棚が主役の書斎に模様替えする。新しいことに踏み出すきっかけになるかもしれない。落ち込んだときは、何かひとつでいいから、まず、いまの形を変えてみよう。変わったものはたいしたものでなくても、それによって起きるあなたの意識の変化はとても大きくなるだろう。