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初対面より緊張する「2度見知り」が急増中!その理由と対処法とは?

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「話しかけない」=「興味がない」ということ

人に話しかける。これが自然にできますか?
どうやら、2度目の会話が続かないという人はここにも苦手意識があるようです。
しかし、人に話しかけるというのは「私、あなたに興味があります」「親しみを持っています」と伝えるメッセージでもあります。
反対に言うと、職場で人に話しかける回数が少ないという人は、「私、あなたに興味がありません」「人として好意はないです」と暗に言っているようなものなのです。
「だいぶあたたかくなってきましたね」
「本当に」
このやり取りに意味を感じないという人も多いと思います。
しかし「あたたかくなってきましたね」は、実は「私、あなたに親しみを感じています」と伝えていることと同じでありました。
返事の「本当に」という言葉は、「私も、あなたに親しみを感じていますよ」と伝えていたのでした。
このやり取りが、お互いの間に親しみの橋を架けていたのです。
いつか、顔見知り程度の人にも自然に「今日は風がきついですね」などと話しかけることを目標にしてみましょう。
人に親しみを持って言葉を交わすと、それはあなたの心にもやさしくあたたかな気持ちを贈ることになります。やさしさにしろ、冷たさにしろ、感情は他人に使うものと、ほとんどの人が信じていることでしょう。でも真実は、あなたの感情はすべて、あなた自身への贈り物でした。だから人に親切にすると、あんなにいい気分になれるのです。人にやさしくすれば、自分がいちばん幸せな気持ちになれる。このことに気づいている人は、とても少ないことと思います。あなたのやさしさを込めて、「今日はいいお天気になりそうですね」とか、「もうすぐ連休ですね」と誰かに話しかけてみてください。きっといい気分になれますから。

「カッコ悪い話」は最高に価値がある

人に好かれる話題って、どんなものだと思いますか?
それは、「カッコ悪いエピソード」です。人に話すのは恥ずかしいなと思ってしまうような話は、実はお宝のような価値があるのです。
自分のカッコ悪い話をさらりとできる人は私の教室でもスターです。
「前は公団住宅で5階に住んでいて、エレベーターがなかったんです。それで膝を悪くしたので、ムリしてタワーマンションに引越したの。今度は2階だけど」
魅力的ですよね。もちろんこんなに上手な話でなくとも、
「ネットフリックスのことを、しばらくはフリスクの新商品だと思い込んでいました」
「うちの実家はかなりの田舎で、30分運転しても信号に出会わないんですけど、代わりにクマ出没注意の看板にはよく出くわします」
こんなエピソードでもけっこうです。自慢話は聞くのが疲れますが、このような話はいつまでも楽しく聞いていられます。カッコいい話がいい話ではないのです。

まとめ

『2度目の会話が続きません』では、2度見知りさんが持つ苦手をスキル、そして心理面から解きほぐす90の方法を集めました。
仕事の場でも出会いの場でもプライベートでも、この本を読んで関係を深める力をつければ、2度目の会話だけでなく、初対面の会話も大きく変わっていきます。
ぜひ今日からでも実践して、コミニュケーションを楽しんでください。

(画像提供:iStock.com/metamorworks)


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