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「要領が悪い人」もこれで改善!要領が悪い人の特徴と改善方法とは

人と比べて自分は要領が悪いのではと悩んでいる人は少なくありません。実は要領が悪いと感じる人には共通の特徴があり、そこに気を付ければ要領の悪さは改善できます。この記事では、要領が悪い人の特徴と改善する方法などについて解説します。自分の状況と照らしあわせて参考にして下さい。

「要領が悪い人」ってどんな人?

一般的に物ごとを効率的に進められない人、一つの作業に時間がかかる人、動作がゆっくりしている人などは、要領が悪い人と見なされがちです。周囲に要領のいい人がいると、比較して仕事ができない人というレッテルを貼られてしまうこともあります。

要領の悪さは、能力に優劣をつけるものではありません、真面目であるために要領が悪く見えることもあります。要領が悪い人は、自分をよく理解することで、改善の可能性があるため、伸びしろのある人ともいえます。

「要領が悪い人」の5つの特徴

要領が悪い人にはどんな特徴があるのか、具体的に5つ紹介します。

優先順位をつけてタスクを整理できない

要領が悪い人は、物事の優先順位をつけることが苦手です。複数の仕事を抱えているときに、スケジュールを立てたり、物事の重要度を総合的に判断できなかったり、効率的に作業できない人が少なくありません。

無計画のまま適当な順番で仕事に手をつけ始め、優先順位に途中で気が付き、作業を中断することも多いです。決断するのが苦手なため、どうするか迷っている間に時間が過ぎ、もたもたしているように見えてしまいます。

いつも散らかっている

要領が悪い人は整理整頓できず、デスクまわりなどが、いつも散らかっています。必要なものを必要なときに見つけ出せないと、その分時間がかかってしまいます。名刺交換の場で、名刺入れが見当たらず先方を待たせてしまうなどが端的な例です。

パソコンの中の資料やデータが整理されておらず、検索機能を多用している人の中には、要領が悪い人がいる可能性があります。

自分の能力を理解していない

要領が悪い人は、自分の能力をきちんと理解できていない可能性があります。自分の能力を正しく把握しておくことは非常に重要です。要領が悪い人は、自分の得意な分野・不得意な分野を理解できていないために、不得意な分野の依頼も引き受けてしまうことも多くあります。

自分の能力以上の仕事を引き受けることで、仕事の期限に間に合わなくなり、遅くまで残業する、休日も家で仕事をするなどの状態になってしまいます。

自分で全部やろうとする

要領が悪い人は、まわりの人に助けを求めるのが苦手です。すべての仕事を抱え込み、自分でやろうとしがちです。

業務を行う上では、チームの仕事ではなく自分個人に与えられた仕事であっても、助けが求めるべきときがあります。迷惑をかけるのは申し訳ないと思うための行動ですが、仕事が終わらなければ逆に迷惑をかけてしまいます。迷惑をかけることの本質が見抜けていないことに気づいていない人が多いです。

細かいことが気になる

要領が悪い人は、重要ではない細かいことであっても、気になりだすと解決するまで時間をかける傾向があります。資料を作る際などでも、データのわかりやすさや網羅性といった本質の部分ではなく、グラフの配置や色合いの調整など、あまり重要でない部分にこだわり過ぎ、時間をかけてしまいます。その結果、出来上がった資料の質も低いままになってしまう可能性があります。

「要領が悪い人」から脱する方法6選

要領が悪い人といわれる人も、普段からの心がけで改善する方法があります。具体的な方法を6つ紹介します。

タスクを書き出し優先順位をはっきりさせる

要領の悪さから脱するために、自分に割り振られているタスクをすべて書き出し、優先順位をつけることから始めましょう。優先順位を明確にすることは、要領が悪い人にとって苦手な作業といえますが、方法を知り習慣づけることができれば大きな変化につながります。

締切りの近い物から優先させるなど、タスクに優先順位をつけたら、必要な所要時間を想定しましょう。リストにすることで、自分の仕事の量が可視化できます。簡単な仕事や自分のやりたい仕事などばかりに高い優先度をつけると、締め切りに間にあわないタスクが発生する可能性があるため注意しましょう。

自分の能力を明確にする

要領の悪さから脱却するためには、自分の得意なことは何か、不得意なことは何かなど、自分の能力を明確にすることが必要です。自分の能力以上のことが求められる仕事は、無理して受けないことも重要になります。

断れない仕事であったり、難易度が高くても自分でやりたいと思う仕事であったりした場合は、受けることで自分の成長につながることもあるため、悪いことではありません。ただし、自分の能力以上の仕事を受ける際には、他の人に頼れる手段を用意しておきましょう。自分一人でやらねばならないなどと、自分を追い込まないことが大事です。

スケジュールに余裕を持つ

要領の悪さから脱するためには、余裕のあるスケジュール作りと管理が必要です。タスクのリスト化と所要時間の見積もりができたら、スケジュール表を作成しましょう。要領の悪いと思う人は、できるだけ余裕のあるスケジュールを作成することをおすすめします。

緊急性の高いタスクが急に発生したり、現状のタスクに変更や追加があったり、など想定外の事が起きる可能性があることを常に念頭に置いておきましょう。

グッズやツールを活用する

上手なタスク管理をおこなうためには、グッズやツールの活用をおすすめします。パソコンなやタブレットでスケジュールの管理ができるアプリやソフトがたくさん開発されており、無料で使えるものもあります。

タスクを整理するのに付箋紙を使うのは王道ですが、実用的です。タスクを一枚ずつ付箋紙に書き出し順番通り貼っておけば、優先順位の変更にも対応しやすいです。

まわりに協力を求める

要領の悪さから脱するためには、ちょっとしたことからでいいので、まわりに協力を求めてみましょう。自分一人で仕事を抱えるのではなく、他の人に助けを求める事は、けして悪いことではありせん。

また、自分からも人の役立つことをしようという思いを持つことが重要です。普段から、「何か手伝えることありますか」など、まわりに声をかけるよう心がけておくといいです。自分だけの仕事に追われるのではなく、まわりに気を配れる心の余裕が持てるよう心がけましょう。

とりあえず最後までやる

要領の悪さから脱するために、優先順位の一番に自分が選んだタスクを、最後まで何とかやりとげてみましょう。完璧でなくても構わないので、一旦必要な作業を完了させることが大事です。

要領が悪い人は、100%の出来栄えにこだわり納期が間にあわなくことがあります。80%の出来でいいので、最後まで終わらせましょう。時間に余裕があれば、気になったところを修正することで、最終的に100%の出来栄えにできる可能性もあります。

「要領が悪い人」もいいところがある

要領が悪い人にも、いいところはたくさんあります。主なものを4つ紹介します。

とにかく真面目

要領が悪い人は、ひとつひとつのタスクに丁寧に真面目に取り組みます。手を抜かずしっかり取り組んでいるため、非効率的に見えてしまうことがありますが、ごまかすことが嫌いで常に誠実に対応してしまうからだともいえます。

チャレンジ精神がある

自分の能力をはかるのが苦手なので、やる前から「無理」とは思わない傾向にあります。その分、人から見れば無謀と思えることにも臆することなくチャレンジできるのです。チャレンジ精神は、仕事をする上で心強い味方です。

目上の人から可愛いがられやすい

目上の人からは、要領が悪くても一生懸命に取り組んでいる姿が可愛いくみえることも多いです。効率よく仕事を進められないとしても、真面目で誠実な仕事ぶりは評価してもらえます。

失敗が多い分、学びが多い

要領が悪いと、失敗が少なくないため、学びも多いです。失敗することでしか得られない教訓もあり、失敗からあらたな発想が生まれる可能性もあります。自分が失敗を重ねて苦労してきた分、新人に対しては、ミスを想定したフォローもできますし、いい上司になれるといったケースもあるでしょう。

「要領が悪い人」はこんな仕事に向いている!

要領が悪い人でも、その特徴を活かすことで向いている仕事があります。主な仕事を5つ紹介します。

エンジニア・プログラマー

エンジニア・プログラマーなどのIT系の技術職の仕事は、地道な作業の積み重ねです。人と関わる時間がそこまで多くなく、PCと向き合い集中して作業することが多いため、注意力散漫になる要素が少なく存分に能力を発揮できます。

清掃業

清掃の仕事は、キレイにするという目標に向かってもくもくと作業をおこないます。清掃業は複数の作業の同時進行ではなく、個別の作業をおこなうことが多いため、要領の悪い人にとっては、几帳面さを活かせる仕事であり、得意分野といえます。

研究職

細かいことが気になり、効率を考えず追求してしまう特徴は、研究職に活かせます。取りかかるまでに時間がかかる反面、一度始めると集中して取り組めます。チャレンジ精神があることも研究職に向いています。

データ入力・間違い探し

データ入力や、書類とデータの内容を見比べて間違い探しをする仕事では、地道な作業が続きますが、要領が悪い人は、こうした根気が必要な作業が得意な人が多いです。細かいところが気になる性格が活かせる仕事です。

警備員

警備員の仕事は、決められた業務を確実にこなすことが重要です。何かトラブルがあったときにも、個人で対応するのではなく、報告し指示をあおぎます。マニュアルやルールになっているので、まわりへの協力も求めやすいのもメリットでしょう。ノルマや期限がない仕事であることも向いている理由のひとつです。

自分は「要領が悪い」と思っても落ちこむ必要なし!

まわりから要領が悪いといわれても、自分を否定したり必要以上に落ち込んだりすることはありません。要領が悪い人ならではのいいところもたくさんあります。その長所を活かしつつ、紹介した改善方法をぜひ試してみてください。

もっと詳しい対処法を知りたい人には、書籍「要領がよくないと思い込んでいる人のための仕事術図鑑」をおすすめです。この本の著者自身が、自分は要領がよくない、会社に居場所がないという悩みを持っていました。同じ悩みを持つ人のために、著者自身が仕事で結果を出せるようになった80のコツについてわかりやすく解説しています。

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(画像提供:iStock.com/sanjagrujic/Pra-chid/RichVintage)

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