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自分の顔を知ることが美人の近道!メイクを楽しみたい人に読んでほしいオススメ本

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多くの女性が毎朝することといえばメイクと髪型のセット。毎日のことなので、楽しむというよりは義務のような感じに考えている人もいるかもしれません。でも、あなたに合うメイクや髪型のポイントがわかれば、朝がもっと楽しくなるはず。そこで今回は、あなたに合ったメイクや髪型を知るための本を4冊ご紹介します。

東急田園都市線で渋谷から一駅の、池尻大橋駅にある本屋「CafuneBooks(カフネブックス)」の店主をしながら、ライターをしている池野花です。

一人ひとり顔の特徴は違うので、似合うメイクや髪型は違うはず。
それなのに、自分に合うメイクや髪型を習う機会はなかなかありません。

そのため、自分のメイクや髪型が、本当に合っているのか知りたい。
そんな風に考え、メイクの方法や髪型に関する本を読みましたので、紹介しますね。

「あの人、雰囲気いいよね」といわれるメイクを目指す

コスメの特集をしている雑誌は多いですが、具体的なテクニックを教えてくれるものは意外に少ないです。
そんなテクニックを教えてくれるのが、「周囲がざわつく自分になる 必要なのはコスメではなくテクニック」です。

とくに惹かれたのは、「メイクが上手だね」ではなく、「あの人、雰囲気いいよね」といわれるメイクを目指す。というフレーズ。

たしかに、メイクが上手だねというのは、誉め言葉ではないですよね。スキのないメイクだったり、化粧が濃くなってしまったりしているときに言われそう…。

この本に書かれていることを読んで、気をつけたいなと思ったのは以下3つ。

・ファンデーションは頬だけに塗る
肌の印象は、目の下の頬がキレイに見えているかで決まる。
そのため、この部分にきちんとファンデーションを塗っていれば、ほかの部分は軽くファンデーションするだけで大丈夫。

・アイラインは引かずに打つ
アイラインは、まつ毛とまつ毛の間を埋めるように引く。
そのためには、線で引かずに隙間を埋めるように打つのがいい。

・化粧水は細部まで塗る
化粧水を顔全体に塗ったつもりでも、細かい部分まで保湿ができていないことが多い。
そのため、目を開けたまま化粧水を塗って目尻をしっかり保湿し、口はムンクの叫びのようにして、ほうれい線も保湿。スキンケアがしっかりできていると、化粧崩れもしにくい。

こんな感じで、メイクだけでなくスキンケアについても、わかりやすく書かれています。
美容の方法を一気に変えるのは大変ですが、多くのテクニックが載っているので、できることから少しずつ実践できる本です。

女性の印象を大きく左右する髪について書かれた本

メイクと同じく、女性の印象を大きく左右するのが髪型。
なりたい自分をイメージして髪型を決めることを提案しているのが、「女の運命は髪で決まる」という本です。

個人の印象を上げるパーソナルスタイリストさんがまず提案するのは、髪型を変えることだそう。髪型はそれだけ第一印象に大きく影響を与えるということですね。

この本を読んで、面白いなと感じたのは以下の3つ。

・なりたい自分の理想に近い人の髪型を目指す
髪質や顔の形を気にして、「自分にはあの髪型はできない」と諦めなくてもいい。
自分の希望や理想は恥ずかしがらずに伝えて、細部の調整はプロの美容師さんに任せる。

・自分が褒められたい言葉から、髪型を連想する
おしとやか、優しい、元気、明るい、エレガント、セクシー…たくさんの形容詞の中で自分が言われたいのはどれかを考え、その雰囲気に合う髪型にする。

・帰国子女は一度の合コンで3回髪を変える
ある帰国子女の方は、まずサラサラのストレートヘアで合コンに現れます。途中で話が盛り上がってくると、髪を全部片側に寄せてうなじを見せる。締めのご飯が出てくるころには、クリップで髪をまとめる。その三変化がとても色っぽいのだそう

テクニックだけでなく、女性としてどう髪と向き合うべきかを考えるキッカケになる本です。

ヘアとメイクのどちらも変えると、劇的に印象が変わる

髪型とメイクを変えることで女性を変身させた工程が写真の実例で紹介されているのが「激変!ビフォア・アフター」という本です。

実際に10人の方のビフォアとアフターが紹介されているのですが、驚くほど印象が違います。しかも、元々もっている魅力を最大限に活かした変身なので、思わず引き寄せられます。
この本を読んで、とくに印象に残ったのは以下3つ。

・顔の大きさと上半身のバランスによって、似合う髪型は違う
髪型は顔の形によって合うものが違うというイメージがありますが、全身バランスによって似合う髪型は違う。
顔の大きさと上半身のバランスによって、似合う髪型が違うので、自分に似合いやすい髪型を知っておくことが重要。

・メイクは着替えて、髪型を整えてから始める
洋服を着替えて髪型を整えることで、メイクでするべきことがハッキリして、バランスが取りやすくなる。

・ファンデよりコントロールカラーにお金をかける
コントロールカラーを使うことで、肌に透明感やツヤが生まれる。コントロールカラーを使いこなした方が美肌に近づける。

この本を読んで、ヘアとメイクのどちらも変えると、劇的な変身ができそうという印象をもちました。
時間のあるときに、チャレンジしてみたいと思います。

コンプレックス別におすすめのメイク方法をマンガ形式でわかりやすく解説

「ブスから普通になる方法」をTwitterで発信して18万いいねをされた、すれみさんが書いたのが「さよならブスメイク 自己流メイク卒業マニュアル」です。

メイク系の本は、美人を目指すというコンセプトが多い中、「ブスメイク」というインパクトのあるネーミングが気になりました。

この本は、初めてメイクする人でもわかるくらいに、丁寧にメイクのテクニックが解説されています。
マンガエッセイの形式なので、ポイントがわかりやすく、教科書のように見ながらメイクを試せるので、メイクに苦手意識のある人や、気になるコンプレックスがある人にオススメです。

私が、この本を読んで試してみたのは、シェーディングとハイライト。
これまでも使いたいなと思いつつ、やりすぎになるのが怖くて手が出せていなかったのです。
この本では丸顔、面長など顔の形別に塗り方が図解されていたので、おそるおそる実践。
うっすらと立体感が出て、なかなかよい感じに仕上がったので、普段のメイクに取り入れていこうと思います。

また、丸顔で求心顔の私は、顔の横幅の余白を埋めて、パーツを外に広げる感じでメイクをした方がいいというポイントも学んだので、実践していきます。

メイクやヘアセットは毎日することだからこそ、自分に合うものを知って、その日のテンションがあがる仕上がりになるといいですよね。
今回、美容に関する本を4冊読んだだけで、女子度が若干上がった気分です。できることから取り入れていきたいなと思いました。

(執筆:CafuneBooks[カフネブックス] 池野花)

(画像提供:iStock.com/gilaxia)