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敢えて1番を狙わない。セフレ2番手女子の賢い恋愛戦略とは?/斎藤美海

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恋愛戦闘力の高め方

彼のマーケットシェアを全部握っていこう

2番手のときに重要な考え方は、彼のニーズに敏感になることです。ニーズとは「彼がどうしてほしいか?」ってことなんですけど。

今日は〇〇な気分だからこうして欲しいなとか、人にはめちゃくちゃ細かくニーズがあって、しかも、毎日同じじゃないんですよね。変動します。そんな彼のマーケットを全部握っていけたら最強なんじゃないかと思います。そのためには観察力や洞察力を高める必要があります。

精神、肉体、あとは時間。これが、私が考える、彼のマーケットです。

ハイスペ男性のなかには、どうしてそんなに仕事頑張れるの? そのモチベーションの根源になにがあるの? と言いたくなってしまう程、忙しく、働いている人がいます。なんでそこまで頑張れるのか?と彼を観察していくと、彼の本質にたどりつくわけです。

愛する人の内面的なストーリーを読み解けるようになると、もっと恋愛が豊かになるものですが、「彼に愛されたい女子」って、彼が毎日、なんのために必死に仕事を頑張るのか、そういった彼の想いすら知らないし興味ない人が多いです。被害妄想と私をわかってほしいという主張ばかりなのです。

自分をわかってほしいのは彼だって同じなので、昨日よりも今日、今日より明日、彼をわかろうとしてみる。彼をもっと知ろうとすると、2人の仲は、どんどん精神的な間柄になっていきます。その延長線上に、言葉にしなくても考えてることがお互いにわかるようになる。鉄壁の信頼関係ができあがる。男と女を超越するし、何番手なんて関係なくなるんですよね。居心地が良い相手はまた求め合うものなので。

ハイスペすぎて戦えない場合は軍隊をつくる

こういう経験ありませんか? 好きな人ができたんだけど、今まで出会ってきた男の人とはレベル感が違いすぎてどうやって恋愛したらいいか分からない。戦闘力が高すぎる男性にいきなり出会ってしまって、自分がこれまで、つき合ってきた男性とレベルが違いすぎて、歯が立たない! って状態のとき。

でも、戦闘力が高い男の人は女性を高めてくれるから、つき合いかたがわからなくても絶対離さないほうがいいんですね。本命じゃなくてもいい。もう何番目でもいいから。

ぶっちゃけ、このような男性は、つき合っている女性が何人もいることが多いです。ですから、こっちも男の軍隊を作ることで力関係を対等にしていくしかないのです。

私は約10年前から男性陣のチームを作るようになりました。「みうなJAPAN」です。サッカーチームにならって、選手を采配しています。私が監督です。

フォワード向きの選手は、イケイケで俺様な性格の彼です。ミッドフィルダー向きの選手は、全体のバランスを見ながらリーダーシップが取れるタイプの男性。ディフェンス向きの選手は、刺激はもらえないけど「ねえ、聞いてよ」と愚痴でもなんでも安心して相談できるような安定感抜群の男性です。

戦闘力が高い人と恋愛していきたい方は、こうやってチームでプレイをして気持ちの分散をしているとメンタルが安定します。私のゴールキーパーは選手歴15年の、精神安定剤みたいな存在です。何もかもうまくいかなくなったときに電話するような人。

そんな話をオープンにしていると「俺、フォワードに入るよ! 」と立候補してくる選手が出てきます。スタメンで試合に出られない場合はとりあえずベンチで待機してもらいますけど(笑)。

このように男が集まっている人にさらに男が集まるという法則を発見しました。溺愛の法則っていうのもあるなと思っています。誰か1人の男性に強烈に溺愛されると、後に続くように、次々と周りの男性たちにも溺愛されるようになっていきます。

だから、非モテコミットをしている女の人がよくいるけど、1回それを止めて「溺愛される自分」を作り上げていったほうが、幸せになると思います。

有名人の元カレで自分をブランディング

すごくゲスい話をします。私はたまたまつき合ってきた人が、芸能人というよりは、知る人ぞ知る、その業界では有名人というタイプが多かったんです。

話の流れで元カレの名前をだすと「え! あの人とつき合ってたの? すごいじゃん! 」って驚かれることもよくありました。

「どんな男性に愛されてきた女であるか」って、実は、ハイスペ男性には見られてます。元カレリストを、男も惚れるほどのいい男で揃えておくと、錯覚資産効果があります。実際の自分の価値よりも価値の高い女に見られることもあるんです。

彼の1番にならなくても、複数いる女のうちの1人でも構いません。いい男との接点はなるべく沢山、もったほうがいいです。愛された実績と経験が、女の風格をつくります。

友達の断捨離をしながら前進

いい男とつき合って結婚したいという目標があるのなら、つき合う友達も変えていかないといけないと思っています。出会いって、友達から紹介されていくものなので。アプリで出会うこともあるけど、ハイスペの上にいけばいくほど友達の輪の中から誰か友達を呼んで来て紹介されたり、仕事がまわってきたり、チャンスが舞い込んできます。

自分が憧れたり尊敬する人って、いますよね。私は尊敬する人に友達として扱ってもらえるにはどうしたらいいかなと考えて人付き合いします。あからさまに言ったりはしないけど、いい出会いができたのは、尊敬できる人としか会わないし、無駄に時間を使わないって決めて、友達を選んできたからです。冷たい言い方かもしれないけれど、会えば愚痴しか喋らない友達と会っているのは時間の無駄。友達を続けても人生が良くなることはありません。楽しいものじゃないしね。

そう考えると断捨離しやすいです。だから友達とかゼロになります、たまに(笑)。でも「ゼロでもいいか」ぐらいのレベルで断捨離、損切りしていきます。

そうすると、人の事ばっかり言ってられないので自分も磨いて変えていかないといけない。憧れの人間と対等な友達でいたいと本気で思っていると、友達として見合うように何をしたらいいか? など見えてきます。

コンテンツ力を高める

2番手恋愛の相談でよくあるのが、最初は彼に追いかけられていたのに、いつのまにか、追いかける側になっちゃいました、どうしたらいいですかということです。そういうときは、カオスを起こせと言っています。つまり、男を動員しまくれ。アプリとかも使ってリアルを充実させて彼氏を増やしまくると、とカオスになります。誰とつき合ってるか分からなくなってカオス状態になると、どこかで人間関係の結びつきががらっと変わったりします。どうしてもこの人じゃないと嫌だみたいな執着心がやわらぐからかもしれないけれど、視界がばっと開けるときがある。その後にまた新しい上のレベルに行けると思っています。私は今年プロポーズされまくっています。春先に4人くらい彼氏がいてカオスを起こしまくっていたら、さらなるカオスが起きてこうなりました。

彼が自分に飽きたとか、自分が追いかけるばかりになったとしたら、自分がその彼にとってコンテンツとして面白くなくなったからです。恋愛とか性行為とかはある意味、情報交換。新しい人とセックスをすると新しい情報が入る。その人と会話とかもするし、そうすると、インプットが増えるのでコンテンツ力が上がります。

新しい世界を、恋愛した数だけ知っていけるのは、恋愛の魅力です。私は図書館に行くのも好きですが、恋愛も図書館みたいなものですね。本読んでるのと同じ感覚です。音楽とかファッションとか、世界にいろんなものがあるけど、そこにたどり着くまでにはきっかけが必要です。それを、彼が教えてくれたりする。サッカーが好きだったら、サッカーを教えてもらったり。そういうインプットがあると、またコンテンツ力が上がっていきます。

恋愛エベレストを登って最高の男が現れたら結婚する

女性はアラサーになると「結婚まだ? 」と周囲から圧をかけられると思いますが、自分にとって最高の相手が現れてもいない、たいして探そうともしない段階で、周りのプレッシャーに負けて妥協した結婚をするのは勿体ないなと思います。どうして上を見ようとせず、下を見て妥協するんですかね?

「元彼以上に出会えない」と嘆いている女性たちもたくさんいます。出会えないと自己洗脳をかけているから、現れないだけなのに。

私の体験談ですが、1つの恋が終わるたび、「次につきあう人は絶対に元彼以上。元彼より基準を下げない。」と決めてきました。言葉はよくないですが、男を踏み台にしながら、学習しながら、恋愛エベレストを登ってきました。もはや、恋愛というより、自分のレベル上げに近かったです。

容姿が可愛らしい女性は、20代はとにかくモテます。捌ききれないくらい大量の男性がやって来る時期が20代です。けれど、今振り返ると20代って、質のいいモテ方ではなかった。ただ若いからロリコン含めた男性全員にアクセサリー的にモテるだけなんです。30歳を超えてからのモテ方は、20代のころと比較して、数は少数なんだけど本当に質が良くなりました。最高すぎるくらいカッコいい男の人たちが求愛してくれるようにもなりました。

最高の男性に出会って愛される年齢って、女性によってバラバラです。本人の成長度合いによっても引き合う男性、釣り合う男性が変わってくるものなので。

男を踏み台にしながらというか、いい勉強をしながら、レベルを上げていったとき、ラスボス=大本命の彼が突然現れます。これまで向上心をもって毎日頑張ってきてよかった~とご褒美のように感じられる男性に出会えると思います。ですから「最高の私」になるまでぜひ自分を磨き上げてください。実践しながらの私の恋愛論が女性のみなさんの為になったらなと思います。

(画像提供:iStock.com/roshinio)

斎藤美海(さいとうみうな)

元カントリー娘。ハロプロ卒業後は、セラピスト、コラムニストとして活動。All About、4MEEE、feliceにて恋愛コラムを掲載。

複雑な恋愛関係になっている方の相談に乗るのが得意で、女性を対象にしたDM恋愛カウンセリングも行なっている。

最新情報はツイッターで。アカウントは@miunarenai


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