専用のシートをかけて、この本の写真をながめれば、まるで現実にそこにあるパノラマビュー。
はるか遠くの山並みが、水平線が、大都市が、まるで数キロ先にあるかのように、どーんと「本の向こう側」の世界に広がります。
擬似的に「はるか遠くの景色」を見ることにより、水晶体を薄くして、毛様体筋=目の筋肉をストレッチ。
眺めてただ楽しいだけではなく、眼精疲労やピント調節機能の改善に効果的です。
編集者のコメント
赤青シートを使った立体写真、と聞いて、(ああ、あの子供の頃に遊んだやつね…)と高をくくっていたら大間違いでした。
見た瞬間、思わず「おお!」と声をあげてしまいあした。
とにかく一度、この写真を見てみてほしい!
高精細アナグリフ写真が再現してくれるのは、まるでそこにあるかのような、広大なパノラマ世界なのです。
ではなぜ眼精疲労の専門医が、そんなパノラマ世界をながめることを、おすすめするのか?
都市型の暮らしをする人たちの目は、ほぼ手元にピントを合わせ続けています。
起きている間ずっとです。
その間ずっと、水晶体は厚くなり、目の筋肉は緊張しっぱなし。
緊張しっぱなしの筋肉というものは、じょじょに固くなっていきます。
首や肩や腰と同じです。
だから眼精疲労にもなってくるし、ピント調節機能が鈍くもなってくる。
そこで目の筋肉にとってのストレッチとして、日常的に「遠くにピントを合わせる」ことをおすすめするのです。
ご自宅の窓の外が「絶景」という方には、この本をおすすめしません。
でも、なかなか遠くにピントを合わせる機会がない方は、ぜひこの本を使って目の筋肉を気持ちよく伸ばしてあげてください。