長生きするために食べるなら、どっち!?/渡辺雄二

「人生これから」という時に「まさか自分が…」と悔やまないために。
生活習慣やカロリーは気をつけていても、香料、着色料、合成甘味料……などの食品添加物はあまり気にしていないあなたに知っておいてほしい3つのこと

 

みなさんはふだん、どんなものを食べていますか?
肉、魚、野菜、果物などを食べる。そして私たちの多くは忙しい毎日の中で、手軽に食べられる加工食品も口にしています。

加工食品はいつでもすぐに食べられるし、わかりやすくおいしい。収納しやすいし、保存もききやすい。しかも安上がり。
最高だ!と叫びたいところですが、なんかよくわからないもの…着色料や香料、甘味料、保存料などの食品添加物を含むものがあるのが、少し心配。


同じ「お腹いっぱいになりたい」でも、より安心な方を選べます。(40代から食べるなら、どっち!?『いつでも手軽に食べられるコンビニ弁当は、どんな基準で選ぶのが正解なの?』)

 

添加物の入った食べ物って、どうなのでしょうか?
まったく気にせずに食べていますか。
不安だからあまり摂りすぎないように気をつけている、というスタンス?
ただ現代人にとって「一切、添加物は摂らない」という態度を貫くのは難しいでしょう。
なんだかんだいって、大丈夫だろう。そういう気持ちもありませんか。
食べたって、急に体のどこかが痛くなったり、寝込むようなことはないですし。
少なくとも、国が安全性が保証しているのですから。

でも…

(食品添加物が)一般に使われるようになったのは、第二次世界大戦後であり、まだ70年ほどしか経っておらず、安全かどうかよく分からないまま使われている状況なのです。(『40代から食べるなら、どっち!?』渡辺雄二より。以下同)
[中略]
添加物の多くは栄養にはならず、一部は体にとって「異物」となり、体の機能を乱す恐れがあります。
[中略]
厚生労働省では、使用を認可した添加物について、「安全性に問題はない」と言っていますが、添加物の安全性は人間では確認されていません。
すべてネズミやイヌなどを使った動物実験によって調べられているだけなのです。

 

添加物は、栄養にならず、“異物”になる。
こわいですね。頭では「おいしい」と思っても、体にとっては「食べ物じゃないもの」になる。

そんなものを、食べ続けたらどうなるでしょう。


体に良さそうな製品が、意外に不安な材料を使っていることも。(40代から食べるなら、どっち!?『「ヨーグルトだから体にいい」って決めつけてしまってもいいの?』」より)

 

「動物で試したときは大丈夫だった」と聞かされても、ちょっとイヤです。
イヌは、チョコレートや玉葱を食べると中毒症状を起こすことがあると聞きます(諸説あるようですが)。
人間と動物とではそもそも体のつくりが違うのに、安全性をそっくりそのまま当てはめてもいいものなのでしょうか。

<知っておいてほしいこと1>
認可された添加物の安全性は、動物実験でしか調べられていない。
しかも、動物実験で発がん性や催奇形性(胎児に先天性障害をもたらす毒性)などの毒性が認められたにもかかわらず、認可されている添加物が少なくないのです。

 

すでに発がん性が認められているにもかかわらず、認可されている添加物もある。
そんな危険な添加物はただちに使用を禁止してもらいたい!
って叫びたいところですが、「発がん性がある」っていわれても…いまいちピンとこない感じもします。
ちょっとくらい発がん性があったとしても、そのかわり商品がおいしくて安価におさえられているならいいんじゃないの? という心の声も聞こえてくる。
「がんになるのは遺伝だ」という、まことしやかな豆知識を耳にしたこともあります。
……実際のところどうなのでしょう?

がんは日本人の死因の第1位で、3人に1人はがんで亡くなっています。また、日本人の2人に1人ががんを発病しているという状況で、がんは50~60代で急増しています。
[中略]
がんは遺伝による面が大きいと思っている人が多いようですが、それは間違いで、大部分は生活習慣が原因となっています。とくに日本人に多い胃がんや大腸がん、さらに食道がんは食べ物、とくにそれに含まれる添加物が大いに関係していると考えられます。

 

なんと。
私たち日本人は「2人に1人」ががんになり、「3人に1人」はやすらかに寿命を迎えることができず、がんで苦しんで亡くなるというのです。
しかも食べ物が原因だとか。
がんはぜんぜん珍しくないんです。「まさか自分が…」といった不運では決してなくて、基本的には「自分もなるもの」だと考えた方がシンプルです。
ただ、生活習慣にさえ気をつければ、リスクを遠ざけることができます。
とくに胃がん、大腸がん、食道がんにかかりやすい私たち日本人は、特に気をつけた方がいい。

 


ちょっと疲れたときの起爆剤として、愛飲している人は多いはず。(40代から食べるなら、どっち!?『効果が確認されていないので、おすすめはできない。ただし、ビタミン補給になる製品はある』より)

 

添加物を少し食べたくらいでは、影響はないかもしれません。
でも発がん性のある添加物を、毎日気にせずに摂取していたとしたら、どうでしょう。どんどん蓄積させていけば、それだけがんの発生リスクが高まっていってしまいます。
「もうこれ以上食べるのやめてくれー」って体はSOSを出し続けているかもしれません。

<知っておいてほしいこと2>
日本人の2人に1人はがんになり、3人に1人はがんで死亡。その原因のほとんどは「食べ物」にある。

 

でも、もういまさら遅いよ……。
いままで、ずいぶん食べちゃったし……。
なんなら3食コンビニだったし……。
そんな風にあきらめたり、開き直っている人も、「これからなにを食べるか」が大事なようです。

40代以降は、心臓病や脳卒中で命を落す人が多くなっています。
これらをいかにして防いでいくかも、健康に長生きするためには必要です。
おそらく私たちの体は、自己を正常化に意地するために毎日必死に働いているのだと思います。つまり、傷ついた遺伝子を修復したり、発生したがん細胞を駆除したり、あるいは傷ついた血管壁を秀句譜したり、体内に侵入してきた病原体をやっつけたり……。体は常に戦っているのだと思います。
ところが、文明化した現代社会では、それを上回るような悪影響を体にもたらしているのでしょう。その結果、がんが発生したり、心筋梗塞や脳梗塞などが起こっています。
したがって、体の状態を正常に保つためには、それらの悪影響を意識して減らしていくことが必要なのです。

 

男女問わず、40代以降は働きざかり。家庭をしっかり支える一方、やりたいこともまだまだある。
大切な家族のためにも、大好きな仕事のためにも、いまここで突如、がんや心筋梗塞、脳梗塞などに襲われるわけにはいかないのです。
これからの人生のために、これから食べるものは見極める。
そうしてみなさん一緒に、楽しく面白くかっこよく、歳を重ねていきましょう。

<知っておいてほしいこと3>
「いまさら遅い」ことはない。悪くない方を選べば、助かる命もあるはず。

 

(画像提供:NatashaPhoto/Shutterstock.com)

この記事は、”40代から食べるなら、どっち!?” 渡辺雄二(著)の新刊コラムです。


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