「最近どう?」「趣味は?」「おもしろい話ない?」など……。
よくある質問ですが、「突然聞かれても話せることがない!」と困ることってありますよね。これらの質問から会話を広げる「答え方のコツ」を、書籍『2度目の会話が続きません』よりご紹介します。
正確に答えようとするから、会話が広がらない
「最近どう?」「休みの日は何してた?」など、されると困る質問はたくさんあります。
特に出会ってから2度目の会話ともなれば、こういった答えにくい質問をされる確率も上がります。
例えば「趣味はありますか?」という質問。
「趣味を聞かれると本当に困るんです。趣味がないもので……」
「趣味がないと人間失格みたいな気がしてついウソを言ってしまいます」
「映画って答えると、最近観た映画とか聞かれるので困ります……」
こういった声をよく聞きます。
まず、こういう質問にうまく答えるセオリーを2つご紹介します。
①相手はただ会話のきっかけとして質問をしているだけ。正確に答える必要はない
②会話が広がるように答えればOK
この2つを意識するだけで、会話がとてもラクになるはずです。
具体的な返し方を見ていきましょう。
「無趣味すぎて困ってるんです」から会話が広がる
そもそも「趣味はなんですか?」という問いかけは、ただ会話のきっかけとしてなされただけなのです。ですから、あなたは会話が広がるような答え方をすればいいと考えてみてください。
ポイントはエピソードで話すことです。会話はエピソード次第でいくらでも楽しくなります。ですから「趣味がない」ことで巻き起こるエピソードを話せばいいのです。相手にしてみれば、あなたに趣味があろうとなかろうと、会話が広がればいいだけの話。あなたが出した話が先へと続けば、それで満足なのです。
だから素直に
「趣味がなくて困ってるんです。どこから趣味って言っていいか難しくないですか?」
「映画って言いたいんですけど、最近観た映画を聞かれても困ります」
と答えれば大丈夫です。
相手の人があなたの話を聞いて、
「お見合いで映画が趣味って言う人に、最近観た映画はって聞いたら、ジュラシックパーク2って言うのよ。それっていつのお話ですかって言いそうになったわ!」
とでも言ってくれたら大成功!そこから話は広がります。
話が広がらないという人は、質問に真っ正直に答えようとする傾向があって、それが苦しみを生んでいるように思えます。ですからもっと気軽に、話が広がればなんと答えてもいいものだと考えてみてください。