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「最近どう?」の質問には、一体どう答えるのが正解?会話のプロが解説

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家にいたのに、「昨日の休みは何をしていたの?」と聞かれたらどう答える?

趣味と同じような質問に「昨日の休みはどうしていたの?」というものがあります。話せるようなできごとがあればいいのですが、休みのたびに出かけているという人は少ないでしょう。

そこで、「いや、昨日は何もせず部屋にいただけです……」と答えてしまうと会話は止まってしまいますよね。

ここで先ほどご紹介したセオリーを思い出してみてください。趣味の質問と同じように、相手はあなたの昨日1日の行動をつぶさに調査したいわけではないので、これも、話が広がるように答えてあげればいいだけなのです。

たとえば、

A「昨日のスマホの歩数計……18歩。……何もしてない」

こんな答え方ができます。何もしていないということは同じですが、相手が想像しやすいように伝えることで話が次に続きます。いかに何もしていないことを具体的に表現すると、
話はおもしろくなる
のです。

B「えっ、トイレも行ってないの!?」
A「スマホをトイレに持っていってないだけ」
B「なーんだ」

これだけでいい会話がはじまっていませんか?
質問にまじめに答えるだけが会話ではないのです。

いちばん困る質問「最近、どう?」への答え方

答えに困る質問第1位、それは「最近、どう?」ではないでしょうか。
「最近、どう?」と聞かれても、話が弾むような返し方が難しく、めんどうな質問です。
でも、この質問にもきちんと対応方法があります。

ポイントは、感情を表す言葉、しかも極端にネガティブなものを前フリに選ぶことです。

A「最近、どう?」
B「心が荒んでいます(もちろんジョーク)」
A「どうしたの?」
B「忙しくて、会社と家の往復の日々です。笑いが足りません」

「心が荒んでいます」と言われたら、誰だってその先を知りたくなりますよね。そのあとは日常のあたりまえの話をすればよいのです。

もちろん相手との距離感にもよりますが「絶望的です」「悲惨です」「幸せって、なんですかっていう状態です」こんな言葉から会話を楽しんでみてください。

まとめ

会話相手の「とりあえずの質問」も返し方を変えるだけで、一問一答形式の気まずい会話で終わらずどんどん広がっていきます。自分のエピソードを話す勇気を持つことで、会えば会うほど相手との距離が縮まっていきます。

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