SNSをやっていると、一度はバズってみたいと思ったことはありませんか?狙ってバズらせることは容易ではありませんが、4つの要素を満たすことでバズる確率は高めることができます。今回はそんなバズるために必要な4要素を楽しく学べる本をご紹介させていただきます。
読書初心者にむけてオススメの本の紹介記事を書いている書評ブロガーの金釘誠です。 SNSで「今日~食べた」「~に行ってきた」とつぶやくことは、自分がSNSを楽しむには良いですが、「バズ」らせることは難しいです。 バズらせる為には、たくさんの人に共感してもらわなければいけません。 目次 SNS(ソーシャル・ネットワーク・サービス)は、情報を発信するだけではなく、参加者同士がコミュニケーションをとることを目的とするサービスです。 バズらせる為には、情報を拡散してもらうファンが必要です。ファンを作る為には、コメントに返信したり、他の人の投稿にコメントを書き込んで、積極的に自分からコミュニケーションをとっていかなければいけません。 必要になってくるのが、コミュニケーション能力です。 今の社会は、価値観やコミュニケーションのとり方が多様化しており、人とのコミュニケーションが複雑になってしまっています。 自分の伝えたいことを伝えることって、「センスや才能だから」ってあきらめていないでしょうか? 伝え方はセンスではない。技術だ。 いい言葉って、いい理由があり、いい再現のやり方があります。 コミュニケーションスキルを身につけると、自分の伝えたいことをより伝えやすくなります。 Instagramによって、写真をSNSでアップすることが当たり前になり、YouTubeによって動画をはじめる人が増えました。 「ヤバイ、スマホの通信制限がかかってる」とか「読み込みが遅いなぁ」って経験はないでしょうか? 写真や動画の容量を気にせずに、送受信ができる時代がすぐそこまで来ているのです。 ますます、写真・動画はSNSをやっていくうえで重要になってきます。 そこで必要になってくるのが、「カメラ」のスキルです。 「いやいや、わたしはデジカメとか使わないし、スマホでしか写真とらないよ」っていう方もいらっしゃると思います。私もそうでした。 今は、スマホのカメラの技術も発達し、カメラアプリや編集アプリまでもが発達しています。 この専門用語は、すべて「カメラ」の用語なんですよね。 そんな時に出会った本が、「『カメラはじめます!』こいしゆうか(著)」です。 他の本では、専門用語がでてきたり、途中からわからなくなって、イヤになっていたのですが、この本は最後までたのしく読め、すぐに実践できることばかり書かれています。 カメラの本ですが、スマホのカメラに応用できることがたくさんあります。 また、「構図」といって写真に写る主役の位置を変えるだけは、「写真が上手く見えるか」に大きく影響することがわかったので、構図を気にするだけでも、写真は格段にレベルがあがります。 スマホのカメラしか使わない人も、読めばスマホでの撮影が大きくかわるキッカケになる1冊となり、写真を撮ることに対しての苦手意識が軽減されることでしょう。 バズっている投稿に共通して言えることは、パッと見てわかりやすいことです。 その中で、目にとめてもらう為には「わかりやすさ」が大事になってきます。 バズる為には、一瞬で興味をもってもらう為に大きく影響するのが「デザイン」です。 YouTubeのサムネイルにしても、Instagramやブログでも「デザインスキル」が求められます。 デザインも、「やり方」があります。 この本は、写真や事例がたくさん掲載されていますので、私はまずは色の使い方や配置・見せ方をマネてみたのですが、それだけでも「投稿」に対する反応は大きく変わりました。 デザインによって、目立ちやすく、「何を伝えたのか」が強調され、わかりやすくなった結果だと思います。 本の通りにやってみると、確かに自分で「なるほど!」って納得してしまう仕上がりです。 デザインを学ぶことにより、自分が表現したいことをより伝わりやすくなります。 今まで「デザイン」を勉強したことがない方でも理解できるように書かれた初心者向けの本ですので、安心して読むことができます。 今は、「動画・動画・動画」って言われるくらい、動画の時代になってきています。 しかし、写真や動画の技術がいくら発展しても、Twitterやブログのように「文字」はメッセージを伝えるうえで重要な役割を果たすことには変わりありません。 バズった文章って、読んで「あ~、いい文章~!」って心は惹かれても、いざ自分がバズる文章を書いてみようって思っても書けないんですよね。 それは「なぜその文章がバズったのか」が、わからないからです。 そこで、最後にご紹介する本は、「『文芸オタクの私が教える バズる文章教室』三宅香帆(著)」です。 法則化してあるので、応用して使うことができます。 一時的なブームで終わらせないためには、「みんなに好きになってもらえる文章」を書けるようになることが、一番の近道だと私は思っています。 バズらせる為に、人を傷つけたり、誰かを批判したりして、一時的に注目を浴びるような書き方もありますが、私は苦しいです。「みんなに好きになってもらえる文章」が書けるようになりたいと思います。 みんなが同じような書き方をする世の中なんていやだ。 「文章術の本」というと、つい「正しい書き方をしなければいけない」と、国語の教科書のようなつまらない本だと想像してしまいます。 しかし、著者は、個性を大切にし「その人らしい言葉」を自由に使えばいいと提案してくれています。 私は「バズる文章には法則がある」とわかったので、文章を読んでいて、いい文章を見つけると、自分で「法則」を発見しようと考えるようになりました。 私は、他にもたくさん文章術の本を読んできましたが、この本は読んでいて本当に楽しかったです。 みんなに好きになってもらえる文章法則や事例を学び、まずはバズる法則をそのまま使って、文章術を身につけ、次に自分らしい文章に挑戦し、楽しみながらバズらせる文章術を身につけていくのに、最適な一冊です。文章を作るのが楽しくなるでしょう。 SNSで「バズ」を狙う為に必要なスキルである、コミュニケーション、カメラ、デザイン、文章のスキルが学べる4冊の本を紹介させていただきました。 「バズ」を狙うということは、たくさんの人に共感してもらうということです。 今は、個人が活躍しやすい時代になりました。 今回ご紹介させていただいた本は、どれも読みやすい本ばかりです。 4つの本に共通していることは、「楽しみながら」という言葉がキーワードです。 4つのどのスキルからでも構いません。あなたがやってみたいと思ったスキルから実際に身につけて、SNSですぐ実践してみてください。 SNSの良いところは、「フォロワー数」「いいね!」という数字ですぐに結果に表れ、成長する過程を実感できることです。 さあ、SNSを楽しんでやっていきましょう! (執筆:金釘 誠)
そこで、バズらせる為に必要な4つの基本スキルが学べる本を選びました。
専門的な知識がなくてもわかりやすい、どれも読みやすい本ばかりです。1. コミュニケーションスキル
一人でも多くのファンを作っていくことが、拡散力にもつながっていきます。
そこでオススメの本が「『伝え方が9割』佐々木圭一(著)」です。
コトバって、ひらめくのではなく、つくれるんだ。
本書のスキルを学べば、同じ内容であっても伝え方ひとつで、「ノー」を「イエス」に変えることもできます。
すぐに使えるスキルが多いですので、実践すると伝わり方の違いを実感できるのではないでしょうか。
その結果、コミュニケーションが円滑になり、ファンが増え、拡散力につながっていきます。2. 写真・動画を撮るカメラスキル
技術の進歩により、スマホでも簡単に写真や動画がとれるようになり、さらにもうすぐ「5G」とよばれる移動通信システムが導入されると、今よりさらに高速・大容量のデータを送受信できるようになってきます。
月末や期日になると、YouTubeや動画が見れなくなるという通信制限も、5Gが普及するとなくなっていくことでしょう。
その為、スマホでとった写真を加工するのに、「F値」「露出補正」「ホワイトバランス」など謎の専門用語がスマホでも出てきます。
私もデジカメや一眼レフは使わないので、カメラのことは全然わかりません。
勉強したくて、いろいろ本も見ましたが、どれも難しくてよくわかりませんでした。
この本はイラストが多く、読みやすいです。
しかも、カメラの知識がなくても、めちゃくちゃわかりやすいんです。
スマホで撮った写真の加工は、今まで私は「なんとなくこんな感じが良いかな~」ってテキトーにやっていましたが、本書を読んでから、どこをどのように調整すれば、自分が目指す色や明るさに調整できるかが、わかるようになりました。3. デザインスキル
ユーザーは、たくさんの投稿をスワイプしてどんどん飛ばしながら見ています。
どこに何を配置して、何色を使えばより伝わりやすいのか、考えるのは難しいですよね。
デザインのオススメの本が「『なるほどデザイン』筒井美希(著)」です。4. 文章を書くスキル
「いい文章」というのは感覚でわかっても、説明ができないのです。
人気の作家さんをはじめ、アイドルからインフルエンサーのバズった文章について、「なぜバズったのか」を分析し、法則化したものを集めた本です。
「いい文章」って思ってもらえるバズる文章が作れるようになるのです。
私がこの本を選んだ理由が下記の部分です。
著者は、バズらせる文章を書くことが目的ではなく、「みんなに好きになってもらえる文章」を書くことによってバズらせるという考え方に、私は共感しました。
誰もがみんな、その人らしい言葉を自由に使えばいいじゃないか。
文章に対する新しい視点を持つことができました。まとめ【SNSで「バズ」を狙う4つの必要な基本スキルが身につくオススメ本!!】
SNSで情報発信していくことは、影響力を持つことにつながります。
個人で影響力を持てれば、会社や団体に頼らなくても、自分がしたいことを「自分」の力で実現することができます。
本が苦手な方でも手にとりやすいと思います。(画像提供:iStock.com/Kolonko/Rawpixel/shark_749/JGalione/efks/)