「生きる意味がわからなくなった…」
「仕事やプライベートがうまく行かずつらい」
と、自信をなくしてしまっていませんか?
生きる意味が見つからなると、無気力になってしまったり、落ち込んでしまったりと、この先の未来に希望が持てなくなってしまいますよね。
そこでこの記事では、メンタル本大賞2021で大賞を受賞した『多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。』から、心が軽くなる考え方を紹介します。考え方のコツを知り、ひとつでも悩みが消えれば明日もがんばってみようかなという気力が湧いてくるかもしれません。ぜひ最後までご覧ください。
目次
生きる意味がわからなくなったり、失ってしまったりするのはどんなとき?
生きる意味がわからない、生きる意味を失ったと感じるのはどのようなときなのか、その原因を見ていきましょう。
孤独を感じるとき
孤独を家族や友達に囲まれていても、自分を理解してもらえない状態だと心は孤独を感じていることがあります。自分は誰からも必要とされていないと感じると、生きることが無意味に思えてしまいます。自分の存在価値が見出せず、この先も生きていく意味がわからなくなってしまうのです。
誰かから必要とされていないと自分の存在価値がないと感じてしまうのは、自分の存在価値が他人の評価に依存しているからだと考えられます。
一方で、誰からも必要とされていなくても楽しく生きている人もいます。自分の存在価値が他人の評価とは関係ないと思っているからです。
誰かに必要とされているという条件がないと自分の存在価値を感じられないのは、心に不安定さを持っているからだと言えるでしょう。
人間関係に疲れたとき
生きていると人間関係の悩みはつきものです。家族・友人・恋人などに自分を受け入れてもらえないと辛さや苦しさを感じ、絶望を抱える場合もあるでしょう。これほどつらい思いをしてまで生きていく必要があるのかと思い悩んでしまいます。
また、SNSが普及した現代では、実際に会ったことのない人との関係にまで気を遣わなければなりません。心無い言葉を投げかけられて傷ついたり、SNSの対応に膨大な時間を奪われてしまったり、SNSでの幸せそうな姿と自分を比べてしまったり……。
すべての悩みは対人関係の悩みだと言われていますが、幸せになるために頑張っているはずなのに上手くいかないことが続けば、生きる意味がわからなくなってしまいます。
仕事などが忙しく、自分を見失ったとき
仕事に追われていると自分のための時間がとれなくなり、ただ働くためだけに生きているような状態になってしまいます。やりたいことや楽しいこともなく、ひたすら働き続ける毎日では、生きる意味など見いだせなくなるでしょう。
生きていくには働かなければなりませんが、毎日仕事ばかりで疲弊し、休日は寝ているだけ。だからといって給料が多いわけでもなく、働くだけで月日だけが過ぎていく生活をしていれば、生きるために働いているのか、働くために生きているのか判断できなくなっていきます。
このような生活がこの先も何十年も続くと思うと生きる意味がわからなくなってしまうのです。
無気力になって生きてる実感がわかないとき
自分の気持ちに蓋をして我慢をし続けていると、自分の感情がわからなくなっていきます。「自分さえ我慢すれば」と思うことは、協調性の面では必要な場面もありますが、我慢することが普通になってしまうと自分の気持ちを感じなくなってしまいます。
自分が望んでいることや求めていることが見えなくなるので、何をしていても楽しくなくなってしまい、生きている実感が感じられなくなるでしょう。このため、人生の意味も目的も失ってしまうのです。
大切な人やモノを失ったとき
大切な家族・友人・恋人・ペットなどを失ってしまうと、悲しみに支配されてしまい、人生に希望が持てなくなってしまうことがあります。
人だけでなく、情熱を注いで取り組んでいた仕事や趣味ができなくなったり、自分の健康を損なってしまったりなど、大切なものを失ってしまった場合も同様です。
心に穴が空いたようになり、これからの人生を生きていく意味を失ってしまうでしょう。
生きる意味を失わないためにも、心を癒す考え方をしよう
生きる意味がわからなくなったり意味を失ったりしたときは、少し考え方を変えて心を癒してみましょう。すぐに生きる意味が見つかることは少ないかもしれませんが、心を軽くすることで明日も頑張ってみようと思えるかもしれません。
嫌な人のことを考えない
人間関係に悩みがある場合、つい嫌な相手のことを考えてはいないでしょうか。貴重な時間をモヤモヤしたりイライラしたりする時間に使うのはもったいないことです。とはいえ、どうしても考えてしまうものですよね。
掃除が苦手な人が片付ける意識をもつための言葉に「家の中のいらないものを置いている場所にも家賃が発生している」というものがあります。いらないもののために家賃を払っていることになるのだから、片付けましょうという意味です。
これを嫌な人に置き換えると、「心の中に嫌な人の居場所を作っている」ことになります。嫌な人が住んでいる一角の家賃も自分が払っていると思うと、早く追い出したくなるのではないでしょうか。
すぐに追い出すことは難しいかもしれませんが、覚悟を決めて追い出す意識を持ちましょう。相手を変えることはできませんが、考え方を変えてみると心のダメージを軽減できるかもしれません。
SNSからは適度な距離を心がける
SNSをしていると、心がモヤモヤしてしまう場面が少なからずあります。友人の幸せそうな写真や自分を追い抜いて大活躍している知り合いを見ると、嫉妬心や劣等感をもってしまうこともあるでしょう。
しかし、SNSで見えている部分は氷山の一角。一番いい部分が見えているに過ぎません。裏では血の滲むような努力やつらい思いがあったかもしれないのです。
ほかにも、既読スルーに落ち込んだり、悪い言葉を受け取ってしまったり。スルーした相手にも事情がありますし、悪い言葉は受け取らないことが大切です。
SNSからは適度な距離をとり、心がモヤモヤするのを減らすような考え方を心がけてうまくつき合っていければ、情報を得やすくコミュニケーションも広がります。ハマりすぎると心身の健康に影響してしまうので、注意が必要です。
とはいえ、簡単には離れられない人も多いのではないでしょうか。そこで、SNSを見ない時間を決め、その時間にSNSを見てしまったら100円を払うなど自分で罰金制度を作ってみましょう。失った時間をお金にかえてみると、はっきりとした数字で認識できるので、距離を保ちやすくなるでしょう。
誰かに相談するよりも自然の中で無心になることで楽になることも
心が疲れているときや落ち込んだときに誰かに相談して話を聞いてもらうことも有効ですが、ただ無心になることで楽になれることがあります。
相談している間も、自分の頭の中ではその悩みについて考えてしまいます。すると結局頭のモヤモヤが残った状態になることも。
頭のモヤモヤを消すには、心を無にする時間を用意することが大切です。たとえば自然の中で土や草の感触や匂い、風にそよぐ木々の音など五感で感じることで、ほんのわずかでも無心になれたら、頑張る意欲がわいてくるでしょう。日常の中で、少しでもいいので、何も考えない時間を作ってみてください。
仕事のストレスを手放してみる
人生の大半を仕事の時間に費やしている人が多いのではないでしょうか。会社での人間関係の悩みは、ほとんどの人が経験していることでしょう。
とくに上司に対してストレスと感じていると、逆らえない分ストレスが溜まる一方です。ただその関係は会社の中だけのもの。外では逆らえないような「偉い人」ではないのです。転職して別の会社に所属したら、部下ではなくお客様として扱われる立場になるかもしれません。
終わらないタスク、理不尽な要求など、会社では我慢してしまうことが多いかもしれません。ただ、無理をして心身を病んでしまっても会社は健康を返してはくれないでしょう。自分を守ることも大切な仕事です。限界だと感じたら自分のために立ち止まってみましょう。
生きる意味がわからなくなったら「他人軸」を外すことも大切
生きる意味がわからないときは、自分が何をしたいのか、どうしたいのかがわからなくなっているのかもしれません。他人に合わせて自分の気持ちに蓋をし続けていると、人生の満足度が下がってしまうからです。ここでは、自分軸を持てるようになる考え方を紹介していきます。
自分軸と自分勝手は違う
自分軸とは自分がどうしたいかを優先することで、他人軸は他人の意見を優先することを指します。とはいえ、自分のことを優先するのは自己中になってしまうのではと思う人もいるのではないでしょうか。
しかし、自分軸と自己中は違うものです。自己中な人は、自分のやりたいことを無理に押し通したり、自分の思い通りに他人を動かそうとしたりする人のこと。そうではなく、他人の意見に振り回されず自分の気持ちを基準に行動をする人が自分軸がある人だと言えます。
好きなこと・やりたいことを優先させる
まず、自分が好きなことや、やりたいことを明確にしてみましょう。文字に書き起こし、自分を分析してみてください。このとき、なぜ好きなのか、なぜやりたいのかも考えることがポイントです。
思いつかない場合は、嫌いなことややりたくないことをリストアップするとよいでしょう。このときも、なぜ嫌なのかまで考えます。
自分の気持ちが明確になったら、そのためにはこれからどうしたらいいのかを決め、普段から自分の意思で決定することを意識します。
誰かに言われたことに従うのではなく、自分が本当に着たい服を着る・食べたいものを食べる・行きたいところに行くなど、自分で人生をコントロールするという気持ちを持ちましょう。無理やり自分の意思を押し通す必要はありませんが、自分の気持ちを表明することが大切です。
まとめ:生きる意味がわからなくなったら、少しずつ心を癒やしていこう
生きていると、いいことも悪いことも起こります。生きる意味がわからなくなって、暗闇の中を歩いているように感じることもあるでしょう。しかし、気づかないところで疲れてしまった心をすこしずつ癒しながら、自分の好きなことを見つけられれば、明日も生きていく気力が湧いてくるかもしれません。
メンタル本大賞2021で大賞を受賞した『多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。』では、心のモヤモヤを消してくれるようなハッとする考え方を紹介しています。読み終わったころには悩みの数が減り、心が軽くなっている自分に気づくかもしれません。