近年、200年に一度の星の動きがあり、コロナウイルスの影響などにより日常のスタイルも大きく変わりました。
蟹座はこの時代をどう生き抜くべきか? 大人気占い師・鏡リュウジ著書『優しさをつらぬけ 蟹座の君へ贈る言葉』よりご紹介します。
目次
蟹座の基本性格
蟹座のあなたには、なんでもないものを特別なものに変える力がある。
たとえば、あなたには相手のことを思い、ちょっとした工夫や心づかいをして、感激されたことがないだろうか。
事務的なメールに相手の近況を気づかう一言を加える。取引先への手土産を相手の好みをリサーチして選ぶ。お世話になった人に気のきいたお礼状を送る。相手が好きなことについてのニュースを知らせてあげる。その人が使いやすいように、資料をそろえる。落ち込んでいる後輩を職場から連れ出し、お茶をする。誕生日や記念日を覚えていて、さりげなくお祝いする。
あなたにとっては当たり前のことかもしれないが、これこそがなんでもないものを特別なものに変える力。あなたの思いやり、心づかい、ひと工夫が相手に「特別感」を与えるのだ。
蟹座は自分のこの力にもっと意識的になったほうがいい。そうすれば、可能性はどんどん広がっていくだろう。
たとえば、誰かのために何かしてあげたいと思ったとき、どんな工夫ができるか、アイデアを出すトレーニングをする。いまは身近な誰かに向けている心づかいの対象をもっと広げて考えてみる。そうすれば、この力を仕事に活かせるようになる。
ビジネスの世界ではいま、「問題解決能力」が重視されているが、これもベースになっているのは相手の状況を深く理解する共感力、いわば「思いやる力」だ。
あなたの小さな思いやりにきっと、大きな可能性がある。
蟹座が自分らしく輝くには?
蟹座の核になっているのは、「思い出」や「過去とのつながり」。
大きな選択をするとき、よく「将来、自分がどうなっていたいかを考えよう」といわれるけ れど、蟹座の場合は逆に「過去」に、その答えがあることが多い。
だから、迷ったときは昔の自分と対話して、記憶、過去からのメッセージを呼び起こそう。
たとえば、進路で迷ったときは、小さい頃、中学生、高校生と節目をたどりながら、そのときどきに何になりたかったかを思い出してみる。
仕事で迷っていることがあるなら、働きはじめた頃の自分や小さい頃の自分と対話し、どんな思いでその仕事をはじめたのか、どんな夢を描いていたのかを改めて思い出す。
恋人やパートナーとの関係で迷っていることがあるなら、出会った頃や好きになった頃の自分、ふたりで何かを乗り越えて一緒に生きていこうと思った頃の自分と対話し、これまでのふたりの関係を思い起こす。
そうやって過去の自分と対話できたら、あなたがずっと大事にしてきたこと、あなたの心が本当に望んできたこと、原点を改めて見つめ直すことができる。一番大切なものは何か、これからどういう自分でありたいかも見えてくる。
しかも思い出は、あなたの決断に深みと強さを与えてくれる。より強い気持ちで選んだ道を進んでいける。
昔の自分も笑って後押ししてくれるような決断を積み重ねていけば、いまのこの瞬間もまた、かけがえのない思い出に変わり、きっと未来のあなたを支えてくれるだろう。
これからの時代に蟹座が成功するカギは?
未知の領域に対しては慎重で、なかなか新しいことに踏み込めない蟹座。その結果、せっかくの能力が眠ったままになったり、 自分の世界を広げられないでいる人も多い。
でも変化が激しいこれからの時代、未知のものに背を向けていては生き残ることが 難しくなる。蟹座が無理なく新しいことにチャレンジし、可能性を広げるためにはどうすればいいのだろう。
効果的なのは、やはり、蟹座が大事にしている「人との絆」に背中を押してもらうこと。
蟹座は誰かに期待されたり信頼関係があると、それに応えようと自分のことはさしおいてもがんばれる。怖くても自信がなくても、誰かと約束したことなら、約束を守るためにやり遂げる。
だから、何か人から頼まれごとをしたとき、誘われたときは積極的に引き受けよう。自信がなくて「安請け合いしたら迷惑をかける」と不安になったとしても、断るのでなく時間をもらおう。いますぐはできないけれど、1 週間後なら、1 カ月後なら、1 年後なら、というふうに。
新しいことを思いついたのになかなか踏み出せないときも、人を巻き込むのがいい。まず、自分から誰かを誘って「一緒にやろう」と約束するのだ。
ひとりだと直前で怖くなり、逃げ出したくなってしまうかもしれないけれど、自分から仲間を誘っていたら「裏切れない」とスタートを切るだろう。途中でうまくいかないことがあったとしても、仲間を見捨てて放り出したりしない。
大切な誰かと約束することで、あなたは新しいチャレンジに向 かっていける。自分のテリトリーを突破できる。人とのつながり、絆があなたを新しい世界に押し出してくれる。
今の蟹座と特に相性が良い、導いてくれる星座は?
蟹座×牡牛座
あたたかい空気が流れる心地よい関係。
現実的には牡牛座に対して、情緒的な蟹座。蟹座は牡牛座の意見をよく聞く耳を持ち、牡牛座は蟹座と一緒にいると心地いいようです。蟹座は牡牛座に頼りすぎず、牡牛座も受け入れすぎないこと。そうすれば自然にうまくいく関係です。
蟹座×乙女座
性格は違うけど世界は分かち合える。
乙女座は自分にも他人にも厳しく、蟹座はそんなストイックな乙女座をやさしく癒す存在です。蟹座は乙女座の繊細さに気を配ってあげましょう。同じ細やかさを持つ者同士、一緒にいたいと思う相手です。
蟹座×蟹座
家族や友人など“仲間”のために努力をおしまない。つねに“自分たちの場”を求める蟹座同士は、仕事上で最高のパートナーになりえます。
ただ自分たちのテリトリーを固めすぎて、他の人が近寄りがたくなる可能性もあるので注意。
この「12星座の君へ」シリーズは、シリーズ累計70万部超えの大ヒットとなり、今回時代の変化に合わせ内容を一新したリニューアル本として『優しさをつらぬけ 蟹座の君へ贈る言葉』を全文書き下ろしました。
これまでの星占いの本とは違い「当たってる」のその先の、「じゃあ、どうしたらいいの?」ということを書いており、あなたのなかに眠っている可能性を最大限発揮するための本です。
現在『流れるままに進め 魚座の君へ贈る言葉』『誰よりも先に動け 牡羊座の君へ贈る言葉』が好評発売中、今回蟹座の他に『心の震えを信じろ 牡牛座の君へ贈る言葉』『君の武器は好奇心 双子座の君へ贈る言葉』が3冊同時となります。
今後は4月に獅子座、乙女座、天秤座。7月に蠍座、射手座。10月に山羊座、水瓶座
と1年かけて12星座を発売していきます。
(画像提供:iStock.com/SolStock)