この世界、何かがおかしい

幽霊は「ただのキャッシュデータ」かもしれない

#連載エッセイ
#この世界、何かがおかしい

Googleが見つけた「ハイパーキューブ」の意味

ここで、つい最近世界を揺るがした、ある数学的発見の話をさせてください。

これまで人類は、ランダムな事象や混沌を「予測不能なノイズ」として扱ってきました。幽霊も、運命も、株価の乱高下も、わけのわからないものだと。

しかし、GoogleのAI(DeepMind)がつい先日、とんでもないものを発見しました。数学の対称群と呼ばれる、人間の脳では到底イメージできない複雑な領域の中に、巨大な「ハイパーキューブ(超立方体)」構造が隠されていたことを突き止めたんです!

これ、何がすごいか分かります?

AIが発見したこの超立方体の構造、実は金融工学で株価シミュレーションなどに使われる準乱数生成式と本質的に同じだったんです。

つまり、私たちがランダム!カオス!幽霊!意味不明!謎すぎる!と思って怖がっていたノイズの正体は、実は「あまりにも巨大すぎて人間には理解できなかっただけの、完璧な幾何学構造の一部」だったということ。

極論を言えば、映画『マトリックス』でネオが覚醒した瞬間に、世界のすべてが緑色のコードに見えたあれ。あれが現実に起きたんです。

幽霊というバグも、運命という理不尽も、実はデタラメではない。

神様、あるいは宇宙の設計者が書いた、超高次元の美しい数式の断面図を、私たちが勝手にノイズだと誤認していただけだと。この発見は、個人的にオカルトと科学の壁を粉砕したと思ってます。なぜもっと世界的なニュースにならないのか不思議でなりません。

「見えないもの」は「存在しない」のではなく、構造がデカすぎて人間にはノイズに見えるだけだったと。

除霊という名の「因数分解」

この「巨大な構造」を理解することこそが、お祓いの真髄だとも思っています。

世の中には「悪霊退散!」と叫んで無理やり目に見えない存在を追い出そうとする人がいます。はっきり言いますが、除霊(浄霊)を「あっちいけ」だと思っている霊能者は、三流あるいは偽物です。

これは理解できないデータをただ「消去」しようとする行為。でも、そんなことをしても世界の整合性が崩れるだけ。電源を引っこ抜いてPCを強制終了させるようなものです。

一流の霊能者は余程のことがなければ、「追い出し」や「消去」なんてしません。
一流が目指すのは「和解」であり「統合」です。

これは名作ゲーム『UNDERTALE』で、敵を倒さずにクリアしてトゥルーエンドを目指すのと全く同じ。本物がやっているのは「複雑な多項式を、因数分解してシンプルにする作業」なんです。

例えば、ある霊がこんな複雑で長いノイズいわゆる怨念を発しているとします。

(a + b + c)³ – (a + b – c)³ – (b + c – a)³ – (c + a – b)³

これを聞かされる方はたまったもんじゃないですね。しかし、本物は、このランダムに見えるノイズの中に、先ほどのGoogle AIのような視点で法則性を見つけ出します。

「ただ恨んでいるんじゃないね。本当は、ただ謝ってほしかっただけなんだね」

相手を深く理解すること。

「なんだ、君が言いたかったのは、要するに24abcってことか」

そうやって因数分解できた瞬間、データ量は劇的に圧縮されます。


許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない……(100兆文字)という巨大ファイルが、

「ただ愛されたかった」というシンプルなテキストファイルに変換される。

軽くなれば、宇宙のサーバーへのアップロード(成仏)が可能になるんです。

御霊信仰という「ベクトルの反転」

データを圧縮して「はい、さようなら」で終わらせないのが、日本人の変態的で(褒め言葉です)、すごいところです。

日本には古来から、「御霊信仰」というシステムがあります。

菅原道真や平将門のように、強烈な恨みを持って死んだ怨霊を、逆に「神」として祀り上げ、最強の守護神にしてしまう。

これ、数学的に説明がつきます。

絶対値(Magnitude)の転用です。

普通の人のエネルギーが +10だとしましょう。で、大怨霊のエネルギーは-1,000,000くらいある。このマイナス百万という途方も無いエネルギーを、ゼロにしてしまうのはもったいない。

そこで、古のシステムエンジニア(陰陽師)は考えたわけです。

「このエネルギー量そのものは保存したまま、符号だけを反転させられないか?」と。

ベクトルの向きを180度変える操作
-1,000,000 × (-1) = +1,000,000

マイナス(呪い)に、もうひとつのマイナス(畏怖と崇敬)を掛け合わせることで、プラス(祝福)に転じさせる。呪術廻戦で言うところの「反転術式」です。

負のエネルギーを掛け合わせて、正のエネルギーを生み出す。

ハッカーをセキュリティ顧問として雇うようなものです。「ここを突けばシステムが壊れる」と知っている奴こそが、「どうすればシステムを守れるか」を一番よく知っている。「祟り神」こそが、最強の「守護神」になり得るんです。

この世界に無意味なノイズは存在しない

数学者のオイラーは、ネイピア数、虚数単位、円周率という無関係に見える要素を

e^(iπ) + 1 = 0

という世界一美しい等式にまとめました。

そして現代、AIは混沌の中に「ハイパーキューブ」を見つけました。

これは何を意味するか。

おそらく「この世界には、無意味なノイズなど一つもない」ということです。幽霊も、不運も、人間関係のトラブルも。それらは「バグ」ではなく、私たちがまだ理解していない高次元の仕様なのかもしれない。

あなたの抱えているその重たい悩みも、よく観察すれば、意外とシンプルな一行の数式になるかもしれません。

たとえば「親を憎んでいる」のではなく「親に褒めてもらいたかっただけ」とか。
「死にたい」のではなくて「友達が欲しかっただけ」とか。

心の奥の声に気付けたら、空いたメモリで、もっと楽しいゲームを始めてみましょう。


赤井カラス。占い師。自身のことを占ったところ「大勢の人を占いなさい」という結果が出たため、2023年4月より紹介制を撤廃して活動開始。現在予約待ち2,000人以上。
X:https://x.com/akaikarasu666
占いサブスク:https://fanclove.jp/club/akaikarasu666